其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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恋愛♥はーれむ ~大好きって言わせて~(ぱじゃまソフト) 感想

さて、今回は2014年4月25日にぱじゃまソフトから発売されました、
"恋愛♥はーれむ ~大好きって言わせて~"をプレイしていきたいと思います。

プロデューサーは大野哲也氏、OPを歌うはKOTOKO氏ということでそこそこ力を入れてたのでしょうか。
あんまり記憶がないんですけど(笑)

ストーリー

天の川に橋の掛かる七夕の夜に結ばれると、一生離れる事無なく幸せになれる

30年ぶりに接近する彗星が天の川を跨いで橋を作るとのことで、その七夕の日に結ばれた男女は
一生離れずに幸せになるのだと噂されていた。
だから七夕前に好感度ストップ高のヒロイン達の据え膳を食いまくりなんですね分かります(笑)
自身の着替えがサービスになるという自意識過剰な主人公ですから、こうなるのもさもありなん(笑)

…正直ストーリーの説明する必要はなかったですね(笑)

システム

しばらく古いゲームをやっていたので、凄い快適ですね(笑)
とはいえ2014年のゲームなので今の仕様にくらべるとまだ不十分な所もありますが、概ね問題はないでしょう。

…Windows10だからなのか、右クリックメニューのクイックセーブを行うとゲームが落ちますね。
しかも2つ目以降のクイックセーブスロットにセーブできないので、実質1スロットのみ使用可能。
通常のセーブスロットが100個(10個/10ページ)あるのでそれを活用するしかないでしょう。
OHPを確認しましたが、修正ファイルは上がっていないのでこのままプレイするしかありませんね。

おまけはCGモード・シーン回想・音楽モード完備。

ゲームのウインドウは16:9のアスペクト比なんですが、
台詞などのテキストが表示されるメッセージウインドウが、明らかに左右に余分なスペースがあって、
4:3時代の仕様から改修できてないんじゃね?な雰囲気が出てるのは残念(笑)

プレイ開始

続きを読む

"ただの変態のように見えるが、わりと気の回る良い友人"とやらの薫さん(女性)、
序盤はリア充主人公に対する呪詛を吐き続ける役回りで、どこが良い友人なのか分かりません(笑)

クラスメイト男子たちも同じノリでちょっと鬱陶しい感じです(笑)

あとはところどころで文章のつながりがおかしいのが散見されるんですが…

星架「そっかぁ、言われてみれば、なおちゃんの気持ちも分かるかも」(中略)
学園内であまり関係を広めていない音だけが、俺の心情に同調してくれた。

とか、

星架「最初は、寄席のチケットとかどうかな?とか考えたんだけど、
なおちゃんもバイトとかで忙しいから、うかつに誘えないでしょ?」
直樹「それはそうだな。寄席とかに、興味が皆無ってわけじゃないし」

とか(笑)

図書室で昼食を喫するなどの日々を過ごしながら前述した通りに据え膳を頂きまくる主人公。
そんな中迎えた誕生日に、七夕の日に告白する相手を決めます…!

有希シナリオ

唯一人、据え膳で純潔を捧げなかった身持ち固キャラ、有希を攻略していきます。

七夕祭りに誘うために有希の家(喫茶店)に向かう主人公ですが、祭りの影響か喫茶店は大混雑。
なし崩し的に手伝いをすることになる主人公。
…主人公はこの喫茶店でアルバイトをしていて、有希のシフトも知っていそうな気がするのですが、
何で祭り当日(日曜日)に会場近くにある喫茶店で働く有希を誘おうと思ったのかな主人公は(笑)?

有希のオーダー対応漏れを華麗な言辞を弄して客をなだめようとして結局失敗して
有希にフォローされたりなどの醜態
を晒しつつバイトに勤しむ主人公。

茶店の閉店後に店内で二人きりになり、お互いに想いを告げる主人公たち。

有希「私……ずっと直樹と……こういうことしたかった」

3日前の行為は"こういうこと"にはカテゴライズされないらしいです(笑)
有希さんの貞操観念はどうなっているのか…わけがわからないよ(笑)

次の日の登校時に"嵐のような展開を暗示させる天気"とか語りながら、
据え膳ガールズに有希との恋人関係をカミングアウトしても雰囲気が荒れずに祝福ムードなのは謎(笑)

この日の放課後に、有希の父親である喫茶店のマスターに複数女性の据え膳を頂いちゃってる主人公が
有希との真剣な交際を告げることに。ここで嵐の展開なのか…!?

マスター「いいじゃないか!」(中略)
有希のママ「うん、ママも直樹君なら大賛成よ」

マジですか(笑)?マスター曰く主人公君は好青年らしいですわ…

ところが主人公との恋人関係になったことに舞い上がった有希はバイトで失敗を繰り返し、
前述の太鼓判を押してもらったその日に両親は交際反対派に転向(笑)

そんな両親を説得する為、ちゃんと仕事をやっていけるということを証明する為に、
以前にマスターが主人公に依頼していた新メニューの考案を頑張ることに。
…有希の色ボケが問題であってバイト中のダメダメっぷりが改まらない限り意味ないだろ(笑)

それにしても何かあるたびに勃起している主人公はヤバいですね(笑)
まさに本人の言う通り"変態一確"ですね。…いきなりパチスロ用語使っててワロタお前学生だろ(笑)

中盤以降は少し中だるみ。
マスター倒れるイベントとか必要性を感じませんね…有希の躁鬱がヤバい感じという印象を
植えつけられるだけの気が(笑) そして唐突な有希のオナニー回想(笑)
でも水着選びは特にイベントはありません。公園でも図書室でも所構わずスルお二人なのに(笑)

後は陸上部後輩に慕われている設定なのにハレンチ先輩呼ばわりの有希さん(笑)
制服で走り高跳びをやっちゃう方ですから、そう呼ばれるのも無理からぬことかも知れませんが(笑)
それはともかくとして後輩との交流を楽しむ有希さん。良かったですね。

…え、もうエンドロールが始まったんですけど?俺たちの戦いはこれからなんですが(笑)?

エンドロール後のシナリオも微妙に長いですね…とっとと終われよ

結衣菜シナリオ

もちろん、お兄ちゃんのお嫁さんになれたら、それが一番だけどね。
でも、それはまだ先の話だからどうでもいい。

2親等の血族と婚姻は現行法では不可能なんですが、結衣菜は法改正まで見据えている…(笑)!?
事実婚を以って嫁と言ってる可能性もありますけどね…

さて、七夕祭り以前は枝葉末節でどうでもいいあまり特筆すべきこともないため、
祭り当日の模様からお伝えしたいと思います。
…何で結衣菜さんは学園の制服で七夕祭りに出てきているんですかね(笑)?
浴衣の立ち絵すら用意してないんですか…
まあ、喫茶店での誕生日パーティでの服と家のナイトウェアが同じなことからも予想されたことですが(笑)

祭りの次の日には有希と同じような展開で様子のおかしくなったヒロインを他の据え膳たちが心配するという構図。

星架「昨日、結衣菜ちゃんと七夕祭りに行ったんだよね?」
直樹「お互い暇だったし、結衣菜も見たいところがあったみたいだからな」

据え膳を頂いた女子たちの前で"お前らは眼中にない"と同義の言葉を吐く主人公(笑)
そして女子たちの反応も薄いですね~30年に一度のレアな七夕祭りで告白して結ばれると一生一緒とかいう
伝説の気の下のような設定は何処へ行ったんですかね(笑)

中盤は特に言及すべきところはなさそうですね。
一つだけ少し面白かったのは、過去の主人公と結衣菜との想い出に浸るイベントで初見のCGを連発してる
イベントでしょうか。ここまでユーザーが共感できないノスタルジーは珍しい(笑)

…というか濡れ場のシチュエーションが有希と丸被りなんだけど…そんな…まさか…他のヒロインも…?

シナリオ最終盤では星架との会話で星架たちとのありえたかもしれない未来について想いを馳せる主人公。

星架「キッカケが無かった…ただ、それだけのことかもしれないけど、
私たちが先へ進もうとしなかったのは事実だもん」
もし、結衣菜に気持ちを伝える前に、星に、音に、有希に告白されてたら、俺はどうしていただろう。

なお7月2日における星架さんの発言はこちら↓

「私、ね。やっぱり、なおちゃんのことが好き。昼間のキスも、すっっごく嬉しかった。すんっ……ごく幸せだった」

7月3日の保健室にて音さんの発言はこちら↓

「好きよ、直樹。愛してる」

7月4日の昼休み屋上にて有希さんの発言はこちら↓

「だって、悔しいじゃない?私も直樹のこと好きだもん。仲間はずれにされたくないじゃん」

これらの発言は告白の範疇ではないらしいです(笑)
これらの発言後に据え膳を頂いてても告白じゃないらしいです(笑)

音シナリオ

七夕祭り当日に主人公から誘いの電話を受けてから服装をいくつも検討していらっしゃる音さんですが、
制服です(笑) いくつもの検討の結果が制服着用なんですよきっと…音さんは資産家の令嬢ですが(笑)
祭りの途中でりんご飴を食べてる時になんか服装変わってる気がしますが気のせいですよね(笑)

告白後の展開は正に疾風迅雷。ホテルの最上階に連れ込んで"直樹、もう来てぇ"とのたまう音さん。
まさに主人公の"どうして、こうなった…!"の心の叫びの通りです(笑)
しかしそんなクスリがキマッてそうな音さんも何のその、主人公は即座に順応。

「音の膣内、あったかいな。すごく落ち着くよ」

いや、落ち着き方がおかしい(笑)

その後も、主人公を巡りライバルとなった少女たちとの変わらぬ友情を確かめあったりなど、
心温まるエピソードが続きます。

音「……でも、エッチなことについては私だけだからねっ」(中略)
直樹「……いや、さすがに他の娘とこういうことはしないぞ。俺の彼女は音1人だけなんだし…」

お前、どの口でそういう事を言ってんですかね(笑)
付き合う前はノーカンってこと?

そしてこういったエピソードが続き…終幕
転がない起承転欠シナリオ!?

一枚絵で音が他人にしか見えないのがあって笑えるのと、セックスがワンパターンでなかったことが救いか…(笑)

星架シナリオ

"天の架け橋"
4人目のシナリオにしてようやくこのネタが出てきました。
ゲーム開始直後の星架の語りとOHPにしか出てこないから存在を忘れてしまいそうですね(笑)

星架「なんか………カップルの人たちもいっぱいだね」
直樹「そうだなー、陽射しも強いし」
暑い。色々な意味で。

寒いです。会話が(笑)
というか主人公はこれで会話が成り立っていると考えてるんですかね?
台詞だけ見たらまったく嚙み合ってないよね(笑)?

(七夕祭りで短冊を吊るし終えて)星架「ふ~、一仕事終えたね」
このままビールの缶でもプシッと開けそうな表情で言った。

プシッ(笑) というか学生の癖にちょっとオヤジくさい例えなのがアレですね(笑)

満点の星空の下で

七夕祭りの帰り道、ふと主人公が空を見上げると雲ひとつない満点の星空。
「満天の星空」が誤用だからということで新語を創造したゲームライターに敬意を表したい(笑)

と思いきや主人公帰宅後の語りで満天の星空って書いちゃってますね~…
"満点の星空"は単なる誤字かよ(笑)

それはともかくとして満天の星の下、星架に告白をし恋人同士になった主人公たち。
告白後の初Hは全裸で挿入シーンの一枚絵がいきなり始まる手抜きスピーディな展開。
他のヒロインの所で書いていませんでしたが、全てのヒロインで告白後のHは同じ感じです。
いくら告白前に据え膳食ってるとは言え恋人同士になって初めてのシーンだからもうちょっと力いれろよ…

読者諸賢におかれましては、有希は据え膳で純潔を捧げなかったことを前述したことを覚えておられるでしょう。
そしてこう疑問を抱くかもしれません。
有希と他のヒロインについては告白直後で経験に差があるのに同じイベント展開なのか?と。
はい、同じです(笑)

メインヒロインの貫禄?

昼休みに玉子焼きと称するタコさんウインナーをあ~んして食べさせたり、
途中で雨に降られるという有希シナリオと同じ展開を辿るデートをこなしたりで仲を深める2人。

そんな日々に星架が高熱で保健室に運び込まれるというアクシデントが発生。
恋人で同居人なのに星架の高熱に気付けなかったことに自責の念を強める主人公。
そんな主人公を周りの友人や大人たちが励まし、父と同じ医者を志してエンディングを迎えます。
…このシナリオだけちゃんと設定を生かした構成で起承転結があるのはやはりメインヒロインゆえか(笑)

それはいいんですけど、エンディング直前にサブヒロイン含め5人から告白を受けるのはイミフ(笑)
過去との決別のために疑似的に告白をするという動機はいかにも不自然というか、
は~れむとタイトルに冠しておきながらハーレムエンドが存在しないのを胡麻化したい方便に感じるというか(笑)
特にタイトル画面でメインヒロインと同じように並んでる咲耶さんなのに何でイベントがないのか?

まとめ

ウィキペディアによると、ハーレムものとは

1人のキャラクターに対し、数多くの異性キャラクターが恋愛対象として
対置されている設定のフィクション作品を指す。

とのことなので、本作品もハーレムものと言えるでしょうが、R18のADVは大体そういう設定なので、
本作品はR18作品としてはこれといって特徴がないということですね(笑)