今回も前回に引き続き、You & I より2004年06月25日に発売されました、
lexicalAngel Egg
をプレイしていきたいと思います。
今回はいよいよ最後ということで、
メインヒロインである崎山 唯シナリオをプレイしていきたいと思います。
唯シナリオ開始 7月31日~8月23日
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合宿まではとにかく唯をストーキングですね。
唯は何らかの理由があって演劇において男役しか演じないという設定なのですが、
そんな彼女に向かって"体格的に似合わない"、"女性だから仕方ない"などと言って、
男役を頑張って演じようとしている唯の神経を逆なでする淳行さん。
彼女が好きなはずの淳行さんが非常に無神経なのは気にかかりますね(笑)
8月12日は唯さんを盆踊りに誘いますが、彼女は当日用事があるそうで、断られます。
まあ、用事が無くても断りたくなるぐらい淳行さんは
ここまでで無神経な発言が多いですけどね(笑)
盆踊りでは結局1人で来た淳行がバイト中の唯と会い、
店長の計らいで休憩に出た唯と淳行が一緒に屋台を回ります。
インドア系全振りなはずなのに何故か1人で盆踊りに行く淳行くん、
"出店の食べ物は好きじゃない"と言いながら唯に出店の食べ物を勧める淳行くん、
"万一のことを考えてお金を持ってこなかった"という謎な唯さん、
親について発言して機嫌が悪くなった唯を見て"僕、何かしちゃいました?"な淳行くん…
この盆踊りだけでも意味不明要素がてんこ盛りで、真面目にやる気が削がれますね(笑)
8月24日~9月10日
24日以降は唯がファミレスでバイトをしていることを淳行が知ったので、
いつものストーキング先の公園に加えて、ファミレスも巡回先に追加されます。
彼女のいる所をつけ回すだけでも問題だと思うのですが、
ファミレスの店長から唯さんの家族の話を聞き出したりするなど、
淳行くんは越えてはいけない一線を越えている気がします(笑)
というか個人情報をベラベラしゃべる店長…
8月27日は前回断られたのにも関わらずしつこく唯さんを誘うイベントです。
今回はすんなり了承を得られました。異性とプール行くのに軽い感じのノリですね(笑)
待ちに待ったプールの日、このゲーム唯一のビキニ姿を披露してくれる唯さんです。
【唯】「もしかしてこの水着、変かしら……。ここに相応しい水着にしよう
と、新しく買ったものなのだけど」
【淳行】「い、いや全然、変なんかじゃないよ」
確かに水着姿は変じゃないんですが、
家計を助ける為に色々なバイトをしている唯が水着を新調するのはヘンです(笑)
9月06日は花火大会に唯さんを誘います。
異性と夜2人で出かけるお誘いにも相変わらず軽い感じのノリで了承してくれます(笑)
花火大会本番は他のヒロインとほぼ同じ展開なのは驚きですね。
会場に到着して人混みに相手と離れ離れになりそうになって、
はぐれないように思わず相手の手を握って胸の高鳴りを毎回覚えてるんですが(笑)
この形式だったら特定の誰かを誘うイベントじゃなくて、
合宿みたいに共通イベントからの分岐にすれば良かったのに…
9月11日~エンド
繰り返される日常の中で距離を徐々に詰めていく2人…を表現したつもりっぽい
使いまわしテキスト(しかしスキップできない)にウンザリしながらも
色々と唯にまつわる情報が出て来ます。
他のヒロインと比較してやや丁寧に作られており、
まだプレイできるレベルだと思います。
9月14日の部活後に唯の父親と淳行がエンカウント。
事態は風雲急を告げるのかと思いきや、
無意味に場所移動させられたりして中々話が進みませんね。
毎日淳行くんがでも、唯さんは……唯さんは……。
と呟く日々が続きます。
…怖いわ(笑)
そして唯に涙ながらに平手打ちされて怒らせたことに落ち込んだのに
次の日に何か、怒らせるようなことをしたかな。
とかほざくのは、ちょっと(笑)
唯との個別イベントを消化する間もイベントがない場所移動が何回かあり、
良縁がなく悩む警察官や下痢による腹痛(?)に苦しみ病院に立ち寄る警察官などの、
いやこの場面でそのひとコマいる?というエンカウントが現出されます(笑)
※ひどい時は誰にも会わず独り言を言うというパターンもあります
きっと自宅に行ったら紗菜恵が発泡酒発泡酒~
とか言うに違いないです(笑)
さて、学園祭での演劇部の出し物ですが、
読者諸賢の予想通り、唯シナリオでは白雪姫&茨姫
が演目となります。
今回は373クリックで終了しました。2番目に長かった…
劇終了後は淳行と唯がお互いの想いを告白しあって、
唯がいつも通りイベント絵で別人化して結ばれます。
その後はハッピーエンドとノーマルエンドと分岐しますが、
どちらもCGありなので両方のシナリオを進めることをお勧めします。
一応メインヒロインだけあって劇を上手く使ったシナリオは
他のシナリオに比べれば良かったんじゃないでしょうか。
本作品を終えて
というわけで、本作品のプレイを終了とさせて頂きます。
回想が無いので、イベントの取りこぼしがある可能性はありますが、もういいです(笑)
とりあえず、プレイした人共通の感想になると思いますが、
選択肢の数が多過ぎです。
特に9月11日以降は常軌を逸した選択肢の数です。
それなのにセーブスロットはたったの8個と、ありえない数の少なさです。
セーブファイルは単純なdatファイルのようなので、
ファイルを別名で保存するなりして使用する時にファイル名を戻す使い方をすれば、
実質ディスク容量の限りにファイルを増やすことは可能ですが、
そもそも最初からスロットを増やしとけと言いたい(笑)
※なお、datファイルとは別にサムネイルはbmpファイルでの管理になっており、
サムネイルまでバックアップするのは面倒です。というかbmpて…
後はフラグがいい加減というかバグってますね。
私のプレイした時は紗菜恵に酒の勢いで押し倒された後、
劇の練習は適当に選んでその後の場所移動で病院
に行き続けたら、
響ハッピーエンドと由紀ノーマルエンドのフラグが立ったりしました。
残念ながら唯さんとは縁がなかったらしく、この場面で白雪姫&茨姫
を選択しても、
その他
を選択した時と同じ運命となりました(笑)
※そのくせ長靴を履いた猫
は"他の劇が良い気がする"とか言って選べないのは謎
フラグと言えば既読フラグもすこしいい加減で困りました。
ここまでで何度か言及していますが、
テキストが全く同じなのに未読扱いになるのはやめてほしかったですね。
シナリオは総じて普通な出来じゃないでしょうか。
各ヒロイン毎に披露されるおとぎ話を元にした演劇もそれほど悪くないですね。
ただ、夏休み中に淳行が執筆する短編小説はダメですね(笑)
全7回に及ぶ今までの投稿で短編小説の内容に一切触れていなかったことから、
察して頂けると幸いでございます(笑)
シナリオについて少し真面目に話をすると『演劇』をメインに据えて物語を進めるのか、
『小説』をメインに据えて物語を進めるのかがブレてしまっているのが残念でした。
紗菜恵シナリオでは『小説』メインのストーリーになるのですが、
そんな『小説』メインである筈のシナリオで9月11日以降の、
おにいちゃん、おはよ!
から定型的に劇の練習を繰り返させられたらそりゃ萎えます。
そして由紀に関しては『小説』『演劇』どっちもあまり関係ないという…
彼女のシナリオにおいては、
体調が悪化していく由紀にその事情を知りつつも体の調子が悪いのかな?
と、
鈍感力を発揮する淳行に殺意すら湧いてきかねないので、
もうちょっとシナリオ構成を考えた方が良かったですね。
だから彼がトラックに轢き殺されるエンドを用意したのかもしれませんが
まとめ
まあ、いつも通りのまとめですが、やめとけ(笑)