其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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Moon Childe(SIESTA) 感想

さて久しぶりの更新ということで、久しぶりに再プレイしたゲームの感想を述べていきたいと思います。ほぼ10年ぶりなわけですが、当時抱いていた印象としては「そこそこ話は良くて面白い」と言った感じだったのですが、今やると「設定微妙、でもある意味面白い」と言った感じですね。
本作はルナティックADV(メーカーサイトより)とのことでよく意味が分かりませんが、確かに登場人物は微妙に狂っている気がしますね(笑)
登場人物が狂っているかどうかは分かりませんが、本作では人が良く死亡します。攻略ヒロインの知り合いとかでも容赦なく死んじゃいます。集団で陵辱されるといったシーンもあります。因みにメインヒロインは沢村賞投手なみにプロテクトされているようで、悪役に媚薬を投与されて目がイってても何故か陵辱されたりしません。何故なのか(笑)?あ、主人公は殺されたり廃人にされたりと色々やられてます。選択肢をミスると即死。「あぁ もし さいしょから やりなおすことができれば なんとか なるのに・・・」みたいなノリですね(笑)
さて本作の一つのトピックとしてまほろば祭(学園祭)の開催というのがあるのですが、生徒会長が自殺しても続行します。凄いですね(笑) またとあるシナリオでは悪役が自殺する(ゲーム内では後催眠により自殺するように仕向けられたとしています)のですが、その数クリック後に眼鏡っ子ヒロインが「まほろば祭・・・・・・下準備しないと!」ちょっと待て、死体を目の前にして学園祭の準備の心配ですと(笑)? 一応主人公は「いや、流石に諦めるしかないよ、こんな事件があったわけだし・・・・・・」と発言しますが、返す刀で別ヒロインが「そんなワケないでしょ!」と主人公の常識的発言を真っ向から否定。悪人はくたばろうが知ったことじゃないということなのか(笑)
後は濡れ場もない幽霊シナリオは正直辻褄合わせの蛇足シナリオじゃないかと感じましたし、シナリオ分岐的に幽霊の片割れの水乃シナリオはクーデレの原型っぽいですが、尺が短すぎてヒロインの心情が不自然だと思いますね(笑)
クリアフラグ必須のメインヒロイン2人はそこそこですかね。バッドエンド選択肢が無駄に多いですが。
総評として微妙と言った所でしょうか。