其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

当サイトは成人向けパソコンゲームソフト、所謂エロゲーについて主に扱っております。関心の無い方や否定的な意見をお持ちの方はご注意下さい。※ネタばれについては基本考慮していませんので、そちらについてもご注意願います。

こなかな2 konatayori kanatamade II(F&C) 感想 01

今回はF&Cの名作…の続編である、2013年04月26日に発売されました
"こなかな2 konatayori kanatamade II"をプレイしていきます。
なぜ"こなたよりかなたまで 2"としなかったのかは謎ですね。
名作の続編を名乗るのに憚られるような内容だったからかもしれません(笑)

私は前作をプレイして結構気に入っていたので、ライターが違うのを承知の上で購入しましたが…

あらすじなど

普通の学生であった「永遠(とわ)」が、ヴァンパイアの争いに巻き込まれて
ヴァンパイアになってしまう。人間に戻る方法を求めて悪戦苦闘する感じのお話です。

システム・インターフェース

本作は前作がビジュアルノベル形式だったのを意識してか、メッセージの送り形式を
通常のADV(下側のウインドウにテキストが出る)方式か、
画面いっぱいに文字が出るビジュアルノベル方式かどちらかユーザーが選べます。
ただノベル方式を選んでいると、選択肢が出て来た時に文字が選択肢のウインドウで隠れます(笑)
改行のレイアウトなども考慮するとちょっとノベル形式との混在はやめた方が良かったですね…

立ち絵は目パチ口パクの簡易アニメーションがあります。
だったら猶更ノベル形式だとキャラのアニメーションが目立たなくなるから駄目だろ…
個々の仕事が優秀でもプロダクト全体としてみると微妙になる好例かも知れませんね(笑)

プレイ開始。

続きを読む

オカルトの面白さを説諭する永遠。

徳川埋蔵金について
松尾芭蕉の正体について

オカルトのチョイスとしては微妙な上にそれぞれ数クリックで説明は打ち切り(笑)
このゲームの雰囲気が伝わる一幕です(笑)
直前までの語りで"強盗と刺し違えて亡くなった父"、"余命幾ばくもない妹"、
"兄妹だけの家族"、"近所で連続して起こる猟奇殺人事件"という重めなネタからいきなり
"松尾芭蕉はスパイだったと言われている"などと言い出す永遠くん(笑)

登校後、教室に入るとクラスメイトが自分の席に寝ているのを起こしてから、
ワンクリックで放課後です(笑)。

放課後は久遠(くおん)の通院の付き添いです。
久遠の病を慮り落ち込み気味な永遠君を励ます女医先生、良い先生ですね。
妹は名前呼びで永遠は苗字呼びなのは何故なんでしょうか?違和感凄いんですけど(笑)

12月 4日

12月と4日の間の謎の隙間が気になります(笑)
選択肢のテキストも若干左寄りだったりしますし、もうちょっとレイアウトを考えた方がいいのでは(笑)

学園に課題のプリントを忘れたことに気付いた永遠君は、夜に学園に向かいます。
その道すがら女性が謎の男に襲われている場面に遭遇。
そして男に何かされて瀕死になる永遠。遠のく意識の中、良く分からない理由で男は立ち去り、
謎男に襲われていた女性が"死にたくなければ私と契約しろ"と言ってきます。
薄れゆく意識の中永遠は契約を結んだっぽいです。
あらすじを予め見ていなかったらちょっと展開についていけなさそうですね(笑)

次の日は朝から「女性と契約した」影響によりやたらと身体能力が挙がっていることに
戸惑いを覚える永遠くん。プリントはどうした(笑)

体育での持久走や50m走りでも驚異的な記録を打ち立ててしまい、
自分はどうしてしまったんだと混乱して早退する永遠くん。
4日にも50m走の記録を取ってたんですが、毎回記録取ってるんですかね永遠君の学校は(笑)?

早退後街を彷徨っていたところ、昨日の襲撃現場で件の女性と再会します。
そこで前日にこの場所であったことを思い出す永遠。
簡単に思い出すなら放課後まで引っ張らずにさっさと思い出してほしいですね(笑)

永遠を助けた女性はフランチェスカ・バートリ。永遠君に倣い以後フランと記載します。
永遠がアレク(謎男)から呪いを掛けられて死にかけていたので、ヴァンパイアにして助けたと語るフラン。

【永遠】「なんだよそれ、ふざけんなよ」
どうして俺がそんなのにされなきゃいけないんだ。(中略)
【永遠】「何でそんなこと、したんだよ……」

キレっキレ永遠くんですが、一応自分の意志で契約結んでるんですけどね(笑)

その後は状況の整理ということで、フランが今現在どのような状況に置かれているか、
そもそもヴァンパイアとはどういう存在か?などといったことを永遠に話してくれます。

【フラン】「普通にしていれば死ぬことはないが、殺されれば流石に
ヴァンパイアも死ぬからな」

殺されれば死ぬ(笑)
いや、言わんとするところは分かりますけど、それは当たり前だろと思わずツッコミたくなります(笑)

初めての吸血衝動

ヴァンパイアになって初めて永遠を襲う強烈な吸血衝動。
永遠が外へ出るとフランが待ち構えていて、永遠はフランの首に牙を突き立て吸血…
普通、ヴァンパイア同士では吸血しないと思うんですが…そういう作品・説話もあるんですかね?

吸血後、衝動が収まった永遠。

【永遠】「俺、本当に……血を吸っちまったんだな……」(中略)
【永遠】「本当に……化け物だな」

ヴァンパイアの目の前で吸血行為をした自分を "化け物だな" と言ってのける永遠くんがステキ(笑)

さて、人間に戻る為の手掛かりを求めてアレクサンドル・ドゥミトレスクことアレクを毎夜探す永遠。
捜索開始2日目にして遭遇します。アレクとの会話の中でヴァンパイアを化け物呼ばわりしていると、
アレクから人間の方がよほど化け物に思えるぞと反論されます。

【アレク】「貴様は戦争という言葉を知っているか?」(中略)
【アレク】「貴様は環境破壊という言葉を知っているか?」

何かいきなりレイヤーが違う話をしてきてワロタ 混乱する永遠に言葉を畳み掛けてくるアレク。

【アレク】「酷いと思わないか?(中略)命の恩人(=フラン)に対して化け物とは。(中略)」
【アレク】「私たちヴァンパイアは、仮にも命を救ってくれた者に対
して化け物だとは、決して言わないぞ?」

さらに混乱する永遠。

あいつは俺を混乱させようとしているだけだ。
きっとそうに違いない。間違いない。
脳ではそうわかっていても、脊髄が付いてこない。

脊髄がどうあろうが脳で分かっていたら混乱はしないと思うのですが、それすらも分からないという、
まさにドグラ・マグラ脳髄論の世界でワロタ

その後は謎の存在が近づいているとのことで会話が打ち切られます。
意味深なセリフを残して去っていくアレク。

【アレク】「ファハハ……よく聞け、人間。私は貴様が気に入った」(中略)
【アレク】「それでも本当に、人間に戻りたいと思うのならば私を探
せ。戻りたいと思うのならな」

"ファハハ"て(笑)
最初は人間と見れば「死ね」とか言ってたのに何で気に入ってるんですか(笑)?
自分たちを化け物呼ばわりしてくる永遠を気に入るとかマゾですか(笑)?
"人間"という呼びかけをする相手に人間に戻りたいっておかしくないですか?
既に人間じゃねーか!みたいなツッコミが入りそうですよ(笑)

アレクさん最高過ぎでしょ(笑)

自宅前に戻ってきても懊悩する永遠を見かねて慰めの声をかけるフラン。
永遠は強がるも、誰かに悩みを打ち明けるべきだろうかと内心で悩みます。
…誰に打ち明けるかの選択肢がここで出てくるんですが、
この場面でただのクラスメイトの女子の名前が入ってるのはおかしくないですか(笑)?

誰にも打ち明けない

選択肢の一番下から選んでいきます。…フランシナリオっぽいですね。
まあ、フラン以外全員の名前が出ていましたから予想はしていましたが。

あくる日、人間に戻る方法を模索して自室にあるオカルト本を漁る永遠。
途中からフランも参加して本を眺めますが、どれもでたらめばかりだと切って捨てられます。
やはりアレクから話を聞くしかないという結論に至りますが、永遠は一度殺されかけていますので、
アレクへの恐怖心はなかなか拭い去れるものではありません。
その様子を見て取ったフランは"怖いのか?"と永遠に尋ね、素直に怖いと答える永遠。

なんでこいつは俺の心が読めるんだ……。

などと内心吃驚している永遠ですが、誰でも分かるだろ(笑)

中庭に魔の気配あり

途中選択肢が出てきて寝ずに真面目に授業を受けると、
フランルートからエリールートに行くようです(セーブデータのキャプションから推測)。
というわけでフラン攻略のつもりでしたが、予定を変更してそのままエリーを攻略することにします。

昼休みに、急に魔の気配とやらを感知する永遠。フランもその場に駆け付け、
彼女は"間違いなくヴァンパイアが中庭にいる"と断言します。その時、中庭にいたのは、
・妹の久遠
・幼馴染の姉代わり・沙希(さき)
・クラスメイトの千香(ちか)
・初登場のエリー(この時まだ永遠は彼女の名前を知りません)
ヴァンパイアは誰だ…!?みたいな感じで緊迫した雰囲気の永遠くんですが、
この中でヴァンパイアが誰かとか誰でも分かるだろ(笑)

結局エリーがヴァンパイアだということが判明します。
彼女の目的は"仲間を得ること"です。つまり悠久の時を生きる同胞を求めてやってきたわけです。
最初は頑なに人間に戻ることにこだわっていた永遠ですが、
エリーに言いくるめられて説得されて、悩み始める永遠。
数日悩んでもどうするべきか答えが出ない永遠は、エリーと暫く行動を共にして、
ヴァンパイアと生きるとはどういうことかを体験してみたいとエリーに提案します。
エリーは(永遠は)すでにフランと生活しているのではないかと言ってきますが、

【永遠】「フランとエリーは同じヴァンパイアでも、同じヴァンパ
イアじゃないだろ?」

何言ってんだコイツ(笑)?
フランが所謂"真祖"でエリーが"眷属"で違うということを言いたいのは分かるんですが、
表現としておかしいとは思わなかったんですかね?
エリーも当然、"どういうこと?"と聞いてきます。

どうやら、本当にどういうことか理解していないらしい。

永遠くん、その言い方で理解できると思う方がどうかしていますよ(笑)?

To be or not to be.

人に戻るべきか、人に戻らずヴァンパイアとして生きるべきか。
アレク捜索をしながら、フランやエリーと問答をする永遠。人間の良い所・悪い所の考察を進めます。
エリーは人間嫌いのようですが、その原因は"戦争"、"環境破壊"…またそれかよ(笑)
フランから人間の良い所は何か?と問われた永遠は

【永遠】「命に限りがあること、じゃないか」(中略)
それはどの生物でもあるし、一応ヴァンパイアにだってあ
るものだ。

"命に限りがあること"が"ある"という不思議な言い回しはともかくとして、
どの生物にも共通する点を挙げて、それが特定の生物(今回はヒト)の良い所だというのは
意味不明ですね(笑)

次の日も同じような状況でアレクの捜索を続ける3人。
エリーは命に限りがあることが何故良いのか分からないと永遠に問いかけてきます。
"ヴァンパイアにも一応ある"ものだから"命に限りがあること"に関して分からないことがあっても、
人間とヴァンパイアとの比較においては問題ないですよ(笑)

さて、エリーの問いに対する答えに自身の母の受け売りと断ったうえで永遠は

【永遠】「命に限りがあるからこそ、精一杯、生きられる」

どういった条件下であろうとも精いっぱい生きたらいいじゃん(笑)

いまいちピンとこないエリーに、
好きな食べ物と言えどもずっとそれだけ食べてたら飽きる。
だから無限に好きな食べ物があっても微妙で、有限でたまに食べるのが良い。
というような例え話で説明を試みる永遠。話のチョイスが微妙過ぎる(笑)
飽きないようにローテーションすればいいだけの話ですし、主食は毎日食べても飽きませんし(笑)
そもそもそれは対象とする食べ物か有限か無限かで変わるような話じゃないですよね(笑)

エリーの仲間との邂逅

とある日に永遠のもとにやってきたエリー。最初は軽い気持ちで話をしていた永遠ですが、
エリーは何やら重大そうな話がある雰囲気です。

俺は若干、身をしめる。

魚でも締めてたんですかね(笑)?

夜に公園で仲間に会うという約束を永遠と交わすエリー。
そして永遠はアレクと再会します。そう、エリーはアレクの眷属だったのです。
アレクと永遠との間で繰り広げられる珍問答。
人間は悪だから滅ぼすとアレクが言えば、ヴァンパイアは死なない種族だからダメだとか言う永遠。
最初から議論が嚙み合っていません(笑) 議論は進んでいきます。

【アレク】「人間は、限りがあるから愚かなのだ」(中略)
【アレク】「限りというものが、人間を愚行に走らせているのだ」

だから滅ぼす、というのは些か短絡的ではないかと思うのですが。
赤ん坊やこれから生まれてくる人類もそうであるかは分からんでしょ(笑)

【永遠】「それは、違う……」
否定するが、俺の中で答えは出ていなかった。
アレクの言うことは正しい。だが、認めたら何もかもが俺
の負けになってしまう。

"アレクの言うことは正しい"という答えが永遠の中で出てんじゃん(笑)
それなのに反射的に否定するというのは理性的に議論を行う姿勢に欠けていると言えましょう(笑)

【アレク】「それに、人間は弱い。だから他の生物を排除しようとす
る」

弱い種が他の生物を排除しようとするなら人間を排除しようとしている
ヴァンパイアは弱いってことですか(笑)?

【エリー】「そして人間は、同族をも信用できなくなり、殺し合う」

アレクさんは初登場時にフランを殺そうとしていましたが、何か(笑)?
そしてアレクさんの人類殲滅に手を貸せないと永遠君が断ると、

【アレク】「消し炭になれ」

"弱い生物は他の生物を排除しようとする" Byアレク
"同族をも信用できなくなり、殺し合う(からそういった種は滅ぶべき)" By エリー
舌の根の乾かぬ内にアレク、お前は何をしようとしてるんだ(笑)?

あと、シナリオ分岐直前に"人間に戻りたいのなら自分を探せ"と言っていたアレクさんですが、
人間に戻す方法を教えるつもりもないのに前述のようなことを言って自分を探させた挙句に
永遠が人間に戻りたいと言ったら"消し炭になれ"とか言っちゃうのは、
彼らの文脈で言う所のまさに(愚かな)人間らしいふるまいではないでしょうか(笑)

アレクの殺気に反応して公園にやってきたフランとエリーに止められ、
"永き時を生きればエリシュカ(エリー)の様に人を憎むようになる"みたいな
捨て台詞を残してその場を去るアレク。
話の流れから、何故人間に憎悪を抱くようになったかをエリーの口から聞くことになります。

詳細については省きますが、気持ちは分かりますが関係のない他の人間まで一緒くたにするのは
筋が違うだろうという感想しか抱けないエピソードですね。
つうか戦争や環境破壊などとは全然別の話ですやん(笑)

ところでエリーの悲しい体験に感極まった永遠くんは思わずエリーを抱きしめてしまいますが、

俺は、当然のことをしたのだ。

何でドヤ顔風味な雰囲気なんですか(笑)?

エリーの人間(永遠)観察

ヴァンパイアになってからの期間が長かったため、人間とは何か良く分からなくなっているエリー。
人間を知る為、永遠と行動を共にして、見極めたいとのこと。

昼は屋上で一緒に食べるようです。
総菜パンを見て顔を綻ばせているエリーに永遠は総菜パンは初めてか?と聞きます。
エリーは来日してからはお米ばかり食べていて総菜パンは初めて、とのこと。

【永遠】「ならよかった」
本当に人間とはほど遠いんだなと痛感する。

総菜パンを食べてなかったら人間じゃないんですか!?意味が分からんぞ(笑)

さて昼食がてら永遠はこれからのことをエリーに話します。語ったことは大略次の通り。
・アレクの誘いを断った永遠はきっと近いうちに殺される
・殺されるまでにエリーに人間の良さを教える
…昼食がてらにする話じゃないだろ(笑)

放課後に立ち寄った喫茶店『つむぎ』では、くー(久遠の愛称)の好物であるフローズンヨーグルト
エリーに勧める永遠。彼女もお気に召したようで、また来たいと永遠に語ります。

【エリー】「また行きたい」
エリーはなんてことを言う始末で、俺はそれが嬉しい。

なんてことを言うんですか(笑) 明らかに"な"じゃなくて"そ"ですよね…
若しくは"エリーは"を"…"のような直前の台詞を受けるような構成にするかですね。

次の日は猫好きなエリーにおあつらえ向きの場所ということで猫カフェへ行きます。
永遠くんは自分でも来て早々に悪いがと前置きしつつも

【永遠】「猫カフェって、結構めんどくさいんだな」

自分で誘っておきながら本当に来て早々なんてことを言うのか永遠くんは(笑)

猫カフェの利用にあたって色々と注意点がある、という話の流れで、
フランは規律があるから人間は面倒くさいと言っていたなどという捏造記憶を披歴したり、
エリーの猫好きな理由を深堀りしたりします。自分を傷つけない動物は好きって、
ヴァンパイアになったら無類の強さになってるから人間も好きになれるんじゃね(笑)?

魔物が湧く

どういう生態なんですかね魔物さん(笑)?
まだ説明していませんでしたが、魔物は人間含めヴァンパイアすらも捕食する存在だそうです。
…仮に人類を滅ぼしたら魔物のターゲットはヴァンパイアだけになるわけで、
ヴァンパイアの種の生存戦略としても人類を滅ぼすのは間違ってないですかねアレクさん(笑)?

湧いた魔物の近くにエリーの気配があるのをヴァンパイアの力で感知した永遠は
おっとり刀で魔物の元へ急行。エリーを襲っていた魔物は永遠の方が美味そうということで、
永遠にターゲットを変更して攻撃をしてきます。
ヨダレを垂らしたままの立ち絵ですが、高速っぽい感じの表現で迫ってくる魔物(笑)
そして永遠に反撃されて尻尾を巻いて逃げていく魔物。弱くてワロタ
吊り橋効果か、それとも元々好感度が上がっていたのか、
お互いを支え合うことを誓い合う永遠とエリー。早くね(笑)?

対アレク方針策定

過去の出来事により人類への復讐心を募らせ、滅ぼすことを決意しているアレクをどうするか。
エリーは人間として永遠と生きることを、つまりアレクと訣別することを決意します。

エリーが人類について悪い人もいれば良い人もいる。だから一律に滅ぼすのは間違っている
という結論に至れたのは母親の言葉の重みがあったからと語る永遠。

【永遠】「たぶん俺が、どんだけ詭弁な台詞を並べてもだめだった
んだろうな」(中略)
薄っぺらい人生を歩んできた俺が、人間は命に限りがある
から素晴らしいんだと言っても、説得力はない。

どんだけ詭弁(笑) まるで詐欺師のような台詞を仰る永遠さんですね。

そこから夜までエリーと公園で話し込んでいた永遠に唐突に襲い掛かる2度の吸血衝動。

今、俺の性器はエリーの口の中にある。

唐突ですね(笑)

エリーとデート

あくる日はそんなこんなは忘れて、次の日のクリスマスイブに備えて色々と準備する日です。
冬でもプールが楽しめるレジャー施設が近隣にあるということをくーから聞き、
明日のイブはそこへ行こうかという話になりますが、エリーは水着を持っていませんでした。
そこで、久遠・沙希・千香の水着を貸してもらう為にそれぞれの水着を試着。
胸のサイズでエリーに敗北してぐぬぬする千香。
結局水着を買いに行くことになりますが、仲間外れにされ血の涙とやらを流す永遠。
そしてデート当日になります。

【永遠】「ようやくこの日がやってきたか……ククク」(中略)
遠目から見たら俺たちは変なやつらに見えるだろう。

距離は関係ないだろ(笑) "遠目"じゃなくて"傍目"でしょ…
というか、水着試着の辺りから登場人物の行動がおかしくて萎えるんですが(笑)

さて、エリーに泳ぎを教えるなどひとしきりプールを楽しんだ後にちょっとしたトラブルが発生します。
永遠とぶつかった拍子に水着のトップが外れてしまった女性を永遠がガン見してしまったせいで、
エリーがおかんむりになってしまいます。

【エリー】「むぅ……」
ようは話をまとめると……。
俺が女性をずっと見てたらしいから、怒っているのだ。
それはもしかして……。
【永遠】「……嫉妬?」
【エリー】「違う」
【エリー】「嫉妬って何……?」
なるほど。きっとエリーは、どうして自分が怒っているの
かもわからないのだろう。

まず、ここの場面のBGMがアレク"消し炭"シーンと同じというのは微妙(笑)、
ちょっとぶつかっただけで水着のトップが外れる謎(笑)、
"見てたらしい"と自身の行動で推測が入る永遠さん(笑)
"嫉妬?"とド直球で聞く無神経な永遠さん(笑)、
嫉妬という概念を知らないのに否定するエリー(笑)

アレクと魔物 VS 永遠とエリーとフラン

捕食対象に隷属する魔物(笑)

舌戦と実戦が交互に繰り返される展開です。フランは魔物と戦うということで、早々に退場。
アレクは真祖である自分を殺せば眷属は人間に戻ると言って、エリーの動揺?を誘います。
そして永遠も混乱したのか、"俺はアレクを殺したりしない!"と言いつつも、
"お前を倒せばエリーは元に戻るんだな!?"と倒す気満々になったりします。
信念と信念の戦いは何とか永遠が勝利。
薄っぺらい人生しか歩んでいない詭弁しか述べない永遠に負けるアレクの信念とは(笑)

そして真のラスボス・魔物(名前はまだ不詳)とのバトル。
そこで明かされていくアレクと永遠、フランと永遠との過去。
うーん、こういうのはクリアフラグ形式にしといた方が良いのではないですかね…
攻略中のヒロインにあまり必要のない情報は出さない方がシナリオの雰囲気が壊れないので、
プレイヤーのシナリオ・設定の認知コントロールはもう少し意識した方が良いと思いました。

アレクは最後に改心?し、自分を犠牲にして魔物を葬り去ります。
昔からよく使われる悪役が善玉化する手法ですが、昔から使われるということは
つまりはそれだけ効果的であるわけで、
ただの頭悪いキャラという印象からは脱却できているんではないでしょうか。

エンディング後

トップメニューに戻っても回想が出て来ません…
キャラコンプ後だと出るのかな?

ということで今回はここまでと致します。また次回!