其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

当サイトは成人向けパソコンゲームソフト、所謂エロゲーについて主に扱っております。関心の無い方や否定的な意見をお持ちの方はご注意下さい。※ネタばれについては基本考慮していませんので、そちらについてもご注意願います。

ぱられるAKIBA学園(panache) 感想 02

今回も前回から引き続き、数多くの駄作から生まれる揺るぎない名作を見つけるADV
panache(パナシェ)ブランドより2021年05月28日に発売されました、
"ぱられるAKIBA学園"をプレイしていきます。

4巡目

続きを読む

4巡目の1人目も惰性でスノウです。
2回目の漫画(どうやって製本して配布してるんでしょうねぇ…)では、
作品を通して伝えたいスノウの主張が読者に伝わらず、批判的な感想が結構来て、
落ち込み気味なスノウを励ますために吾阿斗がデートに誘うみたいな感じです。
ウインドウの枠の色が少し違うのでスノウ視点での語りのチャプターっぽいですね。

相変わらず何を言っているのか良く分かりません。吾阿斗語録とか作ったら面白いかも(笑)

【吾阿斗】「夢にも見ない夢を俺は見てきたんだ」
【吾阿斗】「俺が感じたモノはいつだって本物なはずなんだ。そこに邪魔は入らない。
だって、夢にも見れなかったんだから」

それに対する天才魔導師スノウの思考はコチラ

【スノウ】「(夢にも見れない。想像さえもできない認知不可能なもの。完全な無ですか)」
【スノウ】「(それは思い悩むことさえもできるわけがない。故に、本物。ですか)」

夢にも見ない夢とはいったいどういう意味なんでしょうか?
吾阿斗が夢にも見られなかったモノはいつでも本物なのは何故なんでしょうか?
邪魔が入る若しくは入らないということが本物かそうでないかに必要な情報でしょうか?
認知不可能であれば"完全な無"なのでしょうか?
"完全な無"故に本物、思い悩めない故に本物…意味不明です(笑)

【スノウ】「このやりちんが!」
【吾阿斗】「え?びっくり。このタイミングで褒められるなんて」

褒め言葉なんですかそれ(笑)?

さて、スノウのチャプター終了後のキャラクター選択画面ですが…
残念なことにここから個別シナリオに突入するようです。
3巡目まではキャラを選択した後はそのキャラのウインドウが消えて選択出来なかったんですが、
今回はスノウを選択した後も、スノウのウインドウが出て来ています。
つまり、連続して同じヒロインが選択出来るようになったということなので、恐らくここからは
特定のヒロインを選び続けて個別エンドか複数選んでハーレムエンドか…ということなのでしょう。

3巡目のここまでで毎チャプターセックスを繰り広げてサブヒロインも巻き込んで3Pとかこなしてて
ここからは1人の女性を愛します~とか嘘臭いと思うのは私だけですか?

あどけなさと艶やかさの隙間をすっと抜けてくる笑顔のスノウ

仕方がないので次のチャプターもスノウを選択します。
うん、チャプター冒頭での意味不明な笑顔から始まって、その後も同様に意味不明な文章が続きますね。
意味不明ながらも吾阿斗の主張がゴミみたいな感じであることは伝わるのは凄い(笑)

このチャプターをこなした後、女子会チャプターにて資本主義を学びます。
吾阿斗式資本主義とはどのようなものか説明してほしかったのですが、
これから勉強しよう!みたいな話で終了。実に残念です。

その次のチャプターではスノウではない作者の漫画に吾阿斗が感動しているシーンから始まります。

【吾阿斗】「びぇ~ん!!(後略)」

びぇ~ん(笑)

こんなヤツですが異世界転生時に女神による祝福を受けているので、
女神への信仰があつい人間には吾阿斗への魅了効果が発揮されるそうです。

【ガーベラ】「吾阿斗様の子供を授かりたいです♡」

女神じゃなくて別のものの祝福を受けていそうな雰囲気ですね(笑)
というかスノウさん、"もうスノウだけ見ててくださいね?"とか自分で言っといて、
何でガーベラさんを巻き込んでるんですかね?
スノウxガーベラで絡んだ後、気を失ったガーベラさんを横目にスノウx吾阿斗からの~
アネモネさんと3Pを敢行してチャプターは終わります。
"子供を授かりたい"と哀願していたサファイアの幼馴染であるところの隣国の姫・ガーベラさんは
放置です(笑)

その次のチャプターへ進みましょう。

スノウはすでにマンガ家としての第一線を退いていた。

引退早すぎだろ(笑)
ということでエンディングです。吾阿斗によるとスノウの功績に詳細はないとのこと。
pretty vacant?(笑)

エンディング後、おまけモードが出現。ハーレムモードも出て来ました。
別モードでハーレムがあるのに個別シナリオに入っても他のヒロインが選択可能って…(笑)

フリージア

豊かになりつつある国で労働に勤しみすぎて子供が放置されている!これは問題だ!
ということで吾阿斗流解決を図ります。
まず、労働時間を制限。…豊かになるために対価を得る労働をしているのに、その手段を奪う吾阿斗(笑)

次のチャプターはエルフの国と国交を樹立し、若いエルフたちが学園にやってくるお話です。
代表のキャラウェイとかいう人が吾阿斗のもとにやってきて挨拶を交わします。
"キャラウェイさんはニコニコしている"とのことですが、
キャラウェイさんは鉄仮面をしていて顔が分からないんですが? 笑声(えごえ)ですかね(笑)?
ところで国を開梱して作ったって語っていますが、ジオラマでも作ってるんですか(笑)?

どんどん次に行きまして、エルフの国と国交を樹立したことにより、
"世界で俺たちの存在は確実に高まったと言えるだろう"…
高まる俺たちの存在、存在感ではなくて存在そのものが高まるってどういう現象ですか(笑)?

キャラウェイさんによると実はフリージアは王位継承権第1位で国に帰らないといけないとのこと。
しかし、フリージアの歌に対する熱意に感じ入り、100年ぐらい後に迎えに来るといって去っていきます。
ところで、エルフの寿命は最低でも500年らしいです。
"最低"寿命500年ということは乳幼児の死亡は0だということで、エルフスゲー(笑)

最後のチャプターは歌手引退でプロデューサーをやるらしいです。相変わらず引退が早い(笑)

サファイア

人知れず戦争を無血終了に追い込む事に成功した俺達は、魔王を倒した時と
似て非なる高揚を前に、子供のようにはしゃぎあうのだった。

相変わらず表現がおかしいですね(笑)
そして上記テキストのワンクリック後即Hシーン突入(笑)その次のチャプターもHシーンの方が尺が長くて、
スカーレット3rdチャプターで"シナリオは大事"とか語っていたゲームなのにと思うことしきりです(笑)

幕間チャプターではまた名言(?)が。

サファイア】「そうですよ!作る側が楽しくなかったらクリエーターをやっちゃダメっ
て言ってましたものね」

このゲームの製作者に「楽しかったですか?」と聞いてみたいですね(笑)

次のチャプターではもう勇者領にAKIBA文化が根付いちゃってます。早すぎ(笑)
最後のチャプターではサファイアから子供が出来ちゃった報告…から20クリックでHシーンです。
あらゆる意味で早いですね(笑)

スカーレット

勇者領の人口が増えてきて人々を魔物から守る人を増やすことが必要ということで、
近くのダンジョンで学園の生徒たちに魔物狩りをさせてレベルアップを図ることになります。
なぜ町の人全員からでなくて学生だけで行うのか?というスカーレットの疑問に吾阿斗くんは

【吾阿斗】「ウチの学園における創作科連中のレベルが一気にまとめて10上がったら、
それこそアニメなんかも作れるようになると思わないか?」

思いません(笑)
相変わらず会話や思考の流れが整然とつながっていなくて、プレイヤーが混乱しますね。
吾阿斗くんがドヤ顔でわけのわからないことを言うのを楽しむゲームと化しています。

その日の夕方、活躍できなかったことで落ち込むスカーレットが吾阿斗の部屋にやってきます。
他人のレベリングで自分が活躍していないことに落ち込むってどういう意味なんですかね?
そして「強さ」とは何かという問いかけを吾阿斗にするスカーレット。いやだから(以下略)

次のチャプターでもスカーレットが自分の力に悩むという前チャプターと同じ流れです。

【スカーレット】「吾阿斗様を見ていると、全知全能であるあの方を見ていると、自分がやっ
ている事は本当は意味のない事なんじゃないかなって思うんです」

全知全能である吾阿斗様とな(笑) 真面目なシーンでボケ要素はいりませんから(笑)

幕間を挟んで次のチャプターは勇者領内に領事館を建てるというお話です。
ここではサファイアの父である国王が意味深な台詞を独り言で述べます。

【王】「戦わずして本当の平和など掴める筈があるまい……そんな理想が掴める世
界ならワシは自らの娘を死地になどやってはおらん」

いや、そんな世界だからアナタの娘さんが死地に行って魔王と「戦って」倒して
平和を勝ち取ったんでは?

戦った人に"戦わずして…"などと語るのは意味が良く分かりません。

次のチャプターで感動のエンディングですね。
自分自身が楽しむために異世界にAKIBA文化を広めたかった吾阿斗の意を汲んで、
他のパーティメンバーとも協力して同人誌即売会を開催するスカーレットさん。
吾阿斗も異世界で即売会を堪能できて大満足。
途中の描写で「全知全能に最も近い吾阿斗様」と微妙にランクダウンしていたのはウケました(笑)

まとめ

それらしい表現をちりばめて深い内容があるように思わせて
実は意味不明なだけという作品ですね(笑) 間違いなく万人にはオススメできないです。