本作は温浴施設「クアハウス八千草」を切り盛りする主人公と彼に想いを寄せる4人の少女とのやりとりを描いたADVです。
システムはちょっと難ありな所がありますね。前作でもそうだったのですが、ボイス音量がBGMなどと比してやや小さいので聞き取り辛いです。コンフィグで調整すればいいのですが、デフォルトでもう少し音量を大きくして欲しいと思いますね。メッセージウインドウもやや真ん中よりで左右と下に空間が出来てて少し気になります。段々と慣れてはきますが他のゲームをやってから本作をやると違和感バリバリです(笑) スキップ中の立ち絵の描画処理が通常の進行時の描画よりもジャギーが目立つのもちょっと気になります。あとバックログ表示時に現在のメッセージが表示されつつ半透明のバックログウインドウが重ねて表示されるので字が被って読み難いことこの上ないですね。システムについては上記以外には問題なく、スキップも高速で既読判定あり、セーブスロットも十分です。
しかしこのゲームは誤字が多いですね。私もこのブログで度々タイプミスしてるので大きな事は言えませんが(笑)、にしても「朝っぱ」などの新しいら抜き言葉を使用してみたり、「豆鉄砲をくらってしまう」と新諺を開発してみたりとなかなかのはっちゃけた誤字脱字誤用をしてくれてます(笑)
さて本作は4人のヒロインの各個別エンドとハーレムエンドが存在していますが、ハーレムエンドになかなか辿りつけません(笑) 勿論選択肢の組合せを総当りすればハーレムルートに到達できるでしょうがそこまでやる前に攻略サイトを見た方がいいと思います。実際攻略サイトのハーレムルートの選択肢を見てもどう言った基準で選ばれているか全く分かりません(笑) 多分全員の好感度が上がる様に選ぶんでしょうけど、2者択一の選択肢は本当どういう基準なのでしょうかね?
ここからはシナリオについて述べさせて頂きます。本作はタイトルから推察される通り個別ルートだろうが何であろうが強制イベントで全員とセックスします。4人の個別ルートとハーレムルートでつごう5回同じシーンを拝見する事となります。うん、飽きますね(笑) CGは使い回しですがテキストは微妙に変えてあって既読スキップだと途中で止まって微妙にイラっときます(笑)
個別シナリオについては正直あまり印象に残らないですね。濡れ場のおまけということでしょうか。
ところでかすみとのヤクソクは覚えてない筈だったのに「ちゃんと覚えてるって」などとのたまう主人公の記憶改竄力には参りますね(笑)
このゲームは全体的にこういう不整合性というかちぐはぐさが目立ちます。残念。