※本レビューは過去サイトからの転載です
大分中古の値段が安くなったので、じゃあ買ってみようかな、と。その価格変動から内容がヤバげなのを確信しつつ(笑)今回もネタバレしまくりですので。
システム
特に動作に問題はありませんでした。って言うかCanvas2とシステムが殆ど変わってないんじゃないかと思うんですが・・・Saveのスロット数も40と選択肢がやたら多いこのゲームとしては少ない気がしますね。バックログ等や回想モードは完備しております。主人公以外フルボイス。
BGM
悪くはないと思います。印象はあまりありませんけど。
ストーリー
辣腕な父に反発し、メイドと駆落ちした主人公。恩師のツテで赴任した撫子学園で教鞭を取りつつメイドとの同棲生活を楽しんでいたが・・・
プレイしてみて・・・
・・・・・・・・・・・・・・・コレはCanvasですか(笑)?前2作が築いてきたCanvasシリーズの世界観が完全に破壊されてますな。それ自体の是非は人によってそれぞれの評価があるでしょうが、そうして新たなCanvasとして提示されたこの赤いCanvasシリーズ・なでしこ~朱色のらせん~、正直言ってダメダメでしょう(笑)「というわけでこのシリーズもエンドマーク。今スタッフロールが流れてる」・・・って言ってやりたい気分で一杯なわけですよ(笑)
シナリオについて。
さて今回は物語を順繰りに解説していきたいと思います。ゲーム開始直後、プロローグということでしょうか、物語は主人公の邸宅での暮らしから始まります。・・・プロローグ長っ(笑)主人公が屋敷を飛び出して撫子学園での生活が始まるまでに一仕事終えた気分です。序盤でもうウンザリ(笑)
父親登場・・・ベタな悪役として立ち回ります。息子である主人公に金の大切さを説いたり、屋敷に勤めるメイドを食い物にしたりしてます。elfのゲームっぽい(笑)
さて、プロローグを進めていくと、主人公を兄呼ばわりする幼馴染・皐月が出てきます。このプロローグの時点で既に主人公とメイドの伊万里とは恋仲になっているんですが、どう選択肢を選んでも皐月とヤッちゃいます(笑)主人公(プレイヤー)の意思は介在不可能ですか、そうですか・・・そして色々あった後に駆落ちを敢行。ここでOPムービーが流れます。
半年後・・・・・・・・・って早っ(笑)!主人公と伊万里との甘く切ない物語って言うのなら屋敷を出てから撫子学園に赴任するまでとか色々語れるところがあるでしょうに。ってか皐月再登場まで伊万里とヤッてるだけのような・・・いや再登場後も猿のように数をこなしてはいますが(笑)・・・とりあえず平和に睦みあってますよ?ということでいいんじゃないでしょうか。学生と教師の身でそれは不適切じゃないかとか授業中だろうが道端だろうが悪戯しまくりの主人公は色情狂じゃないかとか色々考えさせられることはありますが(笑)
ああ、そういやCanvas2の主人公・上倉先生も声・立ち絵ありで登場します。霧の前任者ってコイツ(主人公)だったんかい!という事実にちょっと驚き。つまりはエンディング時点で辞職確定なワケですね。自動的にネタバレですか(笑)
さて何日か経過すると皐月が撫子学園に転校してきます。主人公との再会のシーンは見物です。何と皐月は妊娠していたことが判明します。Canvasの世界観からは想像もつかないその前衛的な展開に抱腹絶倒は間違いありません(笑)っつか皐月の立ち絵はイタすぎですよ(笑)!そして精神的に不安定になった主人公くんはバイト中の伊万里をホテルに連れ込み性行為にふけったり皐月と遊園地でデートしたりします。二股かけまくり(笑)伊万里に対しては上記の皐月とのデートについても全く話さず、皐月に携帯電話をもらったことも話しません。血は争えないと思わせるほどの主人公の不誠実さは呆れるよりありません(笑)
その二股生活にも転機が訪れます。伊万里が母違いの妹であることが判明。異母妹でセクッスに励んでいたのか(笑)!!!!ってかソフ倫は最近なんでもありッスか?
そしてその真実を確かめに主人公は半年振りに哀川家の門をくぐります。父親は善玉化します。エディプス・コンプレックス系のお話では良くあるアレなのでもうちょっと捻れないのかなぁ・・・っつか父親が人生をメチャクチャにしてきた人間については不問にするのですか主人公サン?・・・ああ、自分も皐月の人生メチャクチャにしたから人の事を言えないって理解したのか(笑)
さて真実を知った主人公は伊万里と家族として暮らしていくのかどうかという決断を迫られます。その間にも皐月の父親が乗り込んできて主人公の父親との隠された確執が明らかになったりします。さらに皐月が父親に性的虐待を受けていた事実も明らかになってしまいます(笑)もう何でもアリねこのゲーム・・・
※因みに皐月は養子なので、近親ではないことを一応書いておきます。いや、養子でも結婚は出来ないから何ら父親を擁護する理由にはなりませんが(笑)
伊万里と愛を貫くか(いや、貫くなよ・・・)、皐月の愛を受け入れるか。常人の神経で考えればまあ皐月の方でしょう。エンディングも一番まともだし。伊万里との愛を貫く場合、皐月と結婚した上に伊万里と関係を続けるというフザケたエンディングになっております。一応子供のことを考えて・・・とはなってますがどう考えても結婚は世間体を考えてのダミーなんじゃ(笑)・・・皐月の父親は多分憤死(笑)
ここまでの解説でこの作品の登場人物がいかに頭のネジが緩んでいるかがお分かり頂けたと思いますが、サブヒロインたちも負けず劣らずはっちゃけております(笑)
※以下紹介するお二人は公式ページではメインヒロインという位置付けのようですが、イベントの発生の仕方やエンディング等から当サイトではサブヒロインとさせて頂いております。因みに公式ページの人物相関図では上倉先生も紹介されており、主人公のエンディング時の去就がバレてしまうのでその辺りはもうちょっと気を使って頂きたいと・・・
主人公が顧問をしている女子バスケ部のキャプテン、笹峰理花。2度程性交をこなした後に、実は笹峰の母親は主人公の母親と同一人物であることが判明。異父妹でセクッスに励んでいたのか(笑)!!!!伊万里という恋人がいるのにも関わらず(笑)!!?
そして母親は笹峰と主人公の関係について、「あら、いいんじゃないかしら?」いや、良くないだろ絶対に(笑)そして何故か伊万里と恋仲を続けるエンディングに。理解不能です(笑)
異父妹に異母妹。こいちゅ!において実妹。本ゲームとこいちゅ!、そして数多あるどれかの義妹ゲーをやれば妹全制覇ですよ!コレで君も妹マスターだ(笑)!
さて、もう一人のサブヒロイン、麦穂奏。主人公と遊園地にいってはしゃいだりして純愛ルートの存在を意識させつつも実はそんなもんは存在しないキャラクターです。思わせぶりなルート作りやがって・・・(笑)
彼女は恐らくなでしこ~朱色のらせん~の中で最狂のヒロインではないでしょうか。卵からりんごまで彼女の狂いっぷりがたんのーできますよ?狂っているのは主人公も同じで、主人公が学園内で伊万里とハァハァしている事実を奏にバレた際に奏は主人公に自主退職を迫りますが、(選択肢によっては)主人公は口封じとして奏をレイプします。そして訴えられ実刑確定でエンド。何じゃそりゃ(笑)笑いが止まりませんでした(笑)
さて、この奏シナリオでは、露出狂である彼女のあられもない姿を撮影したデジカメを押さえて主人公は奏をレイプ三昧です(笑)しかも奏は快感に目覚め主人公にメロメロです(笑)。ありえねー(笑)
さらには学園祭ではレイプしてない時と同じイベント進行をしたりしてそれもあり得ない感を増幅してます(笑)それぐらいは配慮して欲しいですね・・・まあ、それ以前に主人公の性格変わり過ぎなんだけどね(笑)どうせ荒唐無稽なんだから整合性なんてどうでもいいと言えばそうかもしれませんが(笑)
では最後に彼女のシナリオの中でもっとも印象に残った台詞を紹介してみましょう。
私には貴方の性欲だけ、汚らわしい白い精液だけ下さい。
・・・・・・・・・Canvasだよね(笑)?
まとめ。
要するにクソゲーってことですね(笑)ニヤニヤしながらするゲームとしては中々の良作でしょう(笑)抜きゲーかって?マタニティで抜けるならどうぞ(笑)
07/5/15更新