処女回路
(おとめかいろ)はMoviendo
ブランド(と言うかサークル)から
2011年5月27日に発売されましたADVです。
月末は新作ラッシュで知名度が低いブランドは埋没しそう(=購入の優先度が低くなる)な感じですが、
メーカーの希望小売価格が2,100円と低価格なのでついで買いを目指した販売戦略でしょうかね。
ジャケットの絵柄はそこそこ良くて2000円ぐらいなら買ってもいいかな?と感じました。
このブランドは同人時代のゲームを1個やったことがありますが、悪くはなかった記憶があります。
お話が短めで大分前に1回やってコンプしたっきりなので殆ど内容は覚えてないですが。
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プレイ前の色々
インストールしようとしてディスクを突っ込んだら
ドライブのアクセスランプが点滅しっ放しで困りましたねー
読み込み速度も何だか遅くてインストールに時間がかかりました。
SATAのとATAPIのそれぞれのドライブでも同じ感じだったので、
ドライブの相性というのでも無さそうですが…
とりあえずあまりこういうディスクは使いたくありませんね。
ゲーム時は使うことがないのが幸いでした。
ゲーム内の機能として目を引いたのは緊急回避機能。
ねこねこのききはさったとか、そういうのですね、ええ(笑)
こういうネタ(…だよね?)機能はたまに見かけますが、
このゲームにおいてはダミー画面に「コマンドプロンプト」を採用。
…全画面時ですと右にスクロールバーが表示されてあまり意味がありません(笑)
そもそも全画面でコマンドプロンプトは普通使いません(笑)
そしてウインドウモード時ですとアイコンが丸見えです。…無論、処女回路のアイコンです。
全く意味ねー(笑)
プレイ所感
起動してまず驚いたのがタイトル画面における作りの丁寧さでした。
2000円台の廉価なソフトというとシステムは最低限、
見た目も体裁を取り繕うだけという感じなものが多いですが、
このゲームはそんな感じは受けませんでした(テキストのフォントは何だか安っぽい感じでしたが)。
単にタイトル画面の一部で背景画像を遷移させて表示させているだけですが、
それだけでも感じが変わるものですね。
廉価版にありがちな背景使い回しもないみたいです。音楽は使い回してるケドナー(後日判明)
もともと同人サークルで、この価格帯が”フルプライス”みたいな感覚なんですかね。
さて、次はシナリオについて触れていこうかと思います。
メインテーマとしてはアンドロイドと人間との恋愛として良さそうですが、
どちらかというとイチャラブ的なものを楽しむ方に重点が置かれていて、
それ以前の過程についてはほぼ回想のみで端折られております。
物語序盤にて主人公との邂逅を果たすメイドロイド(ハウスキーパー用アンドロイド?解説なし)、
サラについては出会って話をした瞬間から好感度MAX状態であり、
作者は好感度MAXに至る過程はどうしても語りたくないようです。
他のキャラとのバランスを考えれば、
サラのみにそういうエピソードを付加するのは難しいかとは思いますが、
流石に少しご都合主義が過ぎるのではないかと…
あ、イチャラブ的なものについてはなかなか楽しめました。主人公も何気にナイスガイなので
読んでてイライラするような場面もありませんでしたし。
このゲームでは個別エンドが3つあり、パッケージに書かれているキャラが攻略対象となっておりますが、
同級生は若干オマケっぽい扱いでメインはメイドロイド2人(2体?)といった感じですが、
実はほぼ共通シナリオで、選択肢の選び方でちょっとテキストが変わる程度しかなく
選択肢をミスってやり直しになったときはちょっと飽きてしまうかも知れません。
素直に攻略サイトを押さえておいたほうが良いでしょう。
さて以下は本ゲームについて色々と考察してみたいと思います。
ゲーム内の世界においてはメイドロイドは各種法律で規制されているようです。
テキスト内に出てきたのは
「アンドロイド管理法」「アンドロイド保護法」
「メイドロイドは行き過ぎた行為に対して自衛する権利を持っている」
「法律が改正されアンドロイドと婚姻が可能になった」
あたりとなります。
前者2つについて解説しますと、
まずアンドロイドは『管理局』によって登録番号を付与されているらしいですが、
何らかの理由で登録漏れのアンドロイド(はぐれアンドロイドと呼称)は
管理法によって処分されパーツ取りなどに利用される、とのこと。
はぐれアンドロイドの隠匿は複数の条例に抵触するとゲーム内のテキストで述べられています
(管理法は”法”なんだから条例じゃないだろ)。
但し、未登録のアンドロイドについては保護法に基づき保護しても罰則はないそうです。
ゲーム内テキストによれば、
犯罪目的で登録を抹消されているのでなければ保護しても大丈夫らしいのですが、
登録の詳細を発見者が調べたりできないのであれば、
管理法に抵触するのか保護法の適用範囲かどうかなんて判断できるわけもなく、
未登録だろうが何だろうが管理局に通報オンリーで問題ないでしょう。
そうしなかったのはシナリオの都合だけと思われます(笑)
3つ目はメイドロイドの自衛権について述べておりますが、
権利とは行使するかしないかを自由意志にて決定するものですから、
ゲーム内登場キャラであるアリシアとサラ以外は心を持っていないという設定に矛盾してます。
ようはシナリオの都合ですね(笑)
最後の4つ目はエンディング時に述べられるものですが
アンドロイドが恋愛することが出来ると証明されて法制化された云々と
皆アンドロイドと結婚したら少子化とか色々問題ありありじゃね(笑)?
大団円のための都合ですね(笑)
以上見てきたように設定の一面において不自然な点や不整合な部分があり、
シナリオの完成度を下げています。
まとめ。
絵が好みで、ライトノベルの流し読みな気分で楽しめる作品。
緻密な設定とかは期待しないでください(笑)
12/1/19 更新