其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

当サイトは成人向けパソコンゲームソフト、所謂エロゲーについて主に扱っております。関心の無い方や否定的な意見をお持ちの方はご注意下さい。※ネタばれについては基本考慮していませんので、そちらについてもご注意願います。

Floating Material(biscotti) 感想 01

今回は2010年04月30日にbiscottiブランドより発売されました、
Floating Material -The hill where the star born.-
をプレイしていきたいと思います。
当時は色々と世間を騒がせた本作ですが、ゲームの中身はどうなんでしょうか?
なお、当時は途中で投げております(笑)
というか問題作しかプレイしてないのか俺

因みにタイトル表記はサイトによりサブタイトルが無かったりと、
ブレにブレている上にメーカーサイトは現存していませんので、
ゲームタイトルに表示されたテキストで記載しております。
(ハイフンは副題を示す記号として記載しています。実際の表示にはハイフンなし)

和訳すると"浮遊物体 スタア誕生丘"って意味分からないですね(笑)
本編をコンプすれば意味も分かるのでしょうか…!?

32ビットOS でも 64ビットOS でも遊べます

インストーラで32ビット/64ビットどちらかを選択してインストールが可能でした。
…それはいいんですが、デスクトップに生成されたショートカットから起動しようとすると、

アプリケーションを正しく起動できませんでした(後略)

などと言われて起動できませんでした。
インストールしたフォルダを確認すると、ゲームの実行ファイルが2つ生成されていて、
片方はファイル名の末尾に "_x64" とありました。
ここで読者諸賢は何故起動しなかったかはお分かりになったかと思いますが、
デスクトップのショートカットは32ビット用の実行ファイルにリンクされていて、
当然ながらそっちを起動してもエラーが出て起動できないというわけでした。

…64ビット版を指定してインストールして生成されるショートカットが、
32ビット版へのリンクっておかしくないですか?
それ以前になんで32ビット用の実行ファイルもインストールされてるんですか(笑)?

ゲームのインターフェース周りは標準以上

時々別のアプリとの競合で動作が不安定になる場面がありましたが、
普通に利用している分には問題ないと思います。

スキップなど基本的な部分は押さえてあり、プレイに不満になりそうな個所はなさそうですね。
バックグラウンドでも動作するか設定できたりとユーザーフレンドリーです。
バックログは本文だけで話者が書いてないですね。
なので、誰がどの台詞をしゃべったのかは音声を聞かないと分かりません。
…地味に不親切でワロタ

セーブ/ロード画面の呼び出しでは毎回画面がフェードするのですが、
若干もっさり気味な動作で苛々しますよ(笑)?

あと、途中で気付いたことなんですが、ウインドウモードでプレイ時に、
ウインドウを最小化するボタンをクリックするとメッセージが進みます。
そこもクリック検出するの(笑)?
一応回避策はありまして、右クリックでメッセージウインドウを消去するか、
セーブ画面など別画面を呼び出すとメッセージを進めることなく最小化可能です。

プレイ開始

主人公・俊が目的地の駅に到着し、迎えを待つ場面から本編がスタート。

続きを読む

謎の少女がぶつかってきて転倒してパンモロ・パイタッチというよくある展開を披露。
ま、まあ様式美だしね…
本作独自要素としては直前にパンモロ・パイタッチに遭い取り乱していた少女がワンクリ後には

「あの、身体は大丈夫ですか?
もし何かあったら病院に…」

などと落ち着いた態度で俊を心配してくるという神ムーブをしてくることでしょうか(笑)

転倒少女とその友人たちと別れた後もアクシデントが続きます。

音に振り向くとスポーツカーが目の前にいた。
どうやらぼんやりして車道に下りたらしい。

ぼんやりし過ぎじゃないですかね?

目の前に現れたスポーツカーの持ち主は俊を迎えに来た鏡華泉女子学園の教師でした。
俊の新しい教師生活の始まりです-

…転倒少女たちとの会話時以外BGMがないのは何でですかね?

いざ鏡華泉女子学園

ゲートから車で10分ぐらい走らないと校門に着かないらしいです(笑)
いくらなんでも広すぎでしょ(笑)

校門に着くとようやくBGMが始まりました。教師生活の始まりと共にBGMもということですね(笑)

さあ、2日目に突入です。

鏡華泉女子学園で僕がまず気に入ったのは食事だ。

2日目ワンクリックにして食ネタありがとうございました(笑)

住居である教員寮を出た俊は転倒少女と再会します。
…最後の方の会話がおかしくないですかね?
ちょっと長いので引用はしませんが、誰と会話しているのかよく分からない雰囲気です。

午後は秘書・水面(みなも)さんと教員室で落ち合います。
水面さんからB5サイズのノートパソコンである教師用端末を受け取る俊。
…方向キーが"上"・"右"・"下"・"左"と刻印されている独自仕様でワロタ
因みに学園内では携帯電話は教師も含めて所持が禁止されていて、
その代わり学園が支給する端末で学園内のイントラネットで情報のやり取りをするようです。

夕方は転倒少女・伊歩(いぶ)の友人・桜(さくら)が俊に会いにやってきます。
かの新任教師が好人物であると確信を得た桜は、伊歩のサポートを俊に頼んできます。

あの子は不器用で、妙にプライドにこだわるとこ
ろがあるけど、基本的に真面目でいい子だから」

「まあ、そういうことだから、伊歩のことこれから
よろしく頼むよ。頼りなさそうだけど、先生が協
力してくれたらこっちも安心だ」

…改行おかしくないですかね?
そしてそろそろ時間だということで(何の時間なのかは明言されていない)、

ドップラー現象が起こる勢いで桜は寮に戻って行った。

ドップラー効果は"現象"ですから、意味的に間違いではない気はしますが、
"ドップラー効果"という表記では駄目だったんですかね?

次の日(とは明言されていない)は学園内のカフェテラスで、
一番最初に出て来たキャラ・ひまりと再会します。
俊を見るなり大声でこっちこっちと呼ばわる少女。そんな少女に俊は

(前略)正直厄介ごとに巻き込まれるのは信条に反するのだが。

受動的に巻き込まれることすら信条でコントロールできるなんて俊さんパネェ(笑)

その日の夜は理事長と親戚の少女・悠奈(ゆうな)と懇談。
俊と理事長・悠奈とそれぞれ従姉妹の関係とのこと。
懇談からの帰り道に、なぜ俊が親戚付き合いがないのかという話になり、
俊の父は母方の実家から"仇みたいな存在"で、そんな父親と母親が結婚した為、
実家とは完全に縁が切れてしまったとのこと。
その話を聞き悠奈は"今まで全く知らずにのんきに生きてきて"
俊に申し訳ないという気持ちになりますが、俊は

「他人と比べてもしょうがないよ。
それに昔のことを掘り返しても意味はないしね」

じゃあなんで過去のことをベラベラしゃべったあげく、
正月に周りの子がお年玉の額を競いあってるのを見てぐぬぬしてたみたいなことを
"まあ、生活は楽じゃなかったけどね"
などの台詞を挟みながら悠奈に語ったんですかね?

日曜日は西崎先生の案内で身の回り品を買いに行きます。
2人きりでデート紛いなのかと思いきや不思議ちゃんな風夏(ふうか)が急遽参加。
買い物の約束をした時は西崎先生は俊狙いな雰囲気を漂わせていましたが、
風夏が急遽参加することになっても特に不満を述べたりもせず、
西崎先生は自身の事情よりも生徒を優先する教師の鑑だなと思います(笑)

首尾よく買い物後、食事と相成ります。

「じゃあ、めぼしをつけてるお店があるので
そこに行きましょう。ネットの評判だと
けっこう良いみたいなんですよ」

…学内ではネットに接続する手段はないはずなんですが、
ネットで調べてお店のめぼしをつける俊(笑)
赴任が決まった時に下調べしたに違いないですよきっと(笑)

初講義

第2週目でようやく教師としての仕事がスタート。
…しょっぱなの講義なのに全く内容の描写が無いんですが(笑)
先生への質問タイムとかじゃなくて真面目に講義してもらっていいですか?

講義後、廊下で会った風夏と昼食を一緒に食べることにする俊。
…個人的に食事を共にするって教職の範囲なのかなあ?

昼食後、予定のない俊は展望台へ散歩に行きます。
そこで鯉に餌やりに行くという伊歩と遭遇。足取りが危なっかしいということで、
伊歩の手を引いて水辺に導く俊。
…年頃の少女の手を握るのは教職の範疇なのかなあ?

学園の行事の準備をする悠奈を手伝う俊。

「悠奈といろいろ話せたしな。悠奈ってけっこう楽しいな」

…教職の(以下略)

俊がその日の業務を終えた帰り道に待ち構えていた桜と遭遇し、
家庭の事情的な相談を道すがら行います。
…歩きながらプライベートなことをしゃべるのはどうなんですかね?

それはともかく、桜と伊歩の事情を知り、何かあったら"泥船に乗った気分で相談して"と請け負う俊。
当然、桜から泥船なんですか?的なツッコミを受けますが、

「一蓮托生、呉越同舟さ。(後略)」

俊先生、一知半解って四字熟語知ってますか(笑)?
明らかに意味が違うのに何で並列に語ったんですかね…
というか生徒から相談を受けるのに一蓮托生ってどういう意味ですかね?
呉越同舟っていうのも(以下略)

相談後の去り際に苗字で呼ばれるのが好きじゃないと言って名前呼びを強制してくる桜。
不思議ちゃん風夏に続き、苗字好きじゃない系ですね。
今までの語りで察するに桜の家庭は特に不仲である様子ではないのですが、
何で苗字が好きではないのかな(笑)?

特に描写なく次の日(明言されていない)に

「あれ?逢坂先生っ?」
「ああっ、西崎先生。こんにちは」

夕方の教員寮の風景のCGから2クリック後に"こんにちは"というのは違和感がありますね(笑)
この場面で初めて立ち絵が出てくる、悠奈のルームメイト・七瀬(ななせ)と
既に知り合いっぽい会話を俊が繰り広げるのも違和感がありますね(笑)
あと、教師がクラブの顧問を複数掛け持ちすることは大丈夫なのか?という俊の質問に対して

「えっ!?逢坂先生知らないんですか?」(中略)
「クラブですよ、クラブ。ここの決まりで、教師は必ず
一つ以上クラブの顧問をしなければならないはずですよ」

という返答が返ってくるのも(以下略)
因みに生徒からの申請があれば大抵許可されるそうで、クラブの総数は100はあるとのこと。
明らかに教員の数に対して過大ですね(笑) 掛け持ちにしても限度があるでしょ…

職員室で西崎先生との会話をこなした後は水面さんから依頼されていた、
初年度生の体力測定の手伝いをする俊。
…学園生の体力測定を理事長の秘書がするのは違和感(以下略)
というか水面さんがここで初めて目を開けてる立ち絵が出てくるのですが、
今までずっと目をつぶって仕事してたんですか?

体力測定の為グラウンドに向かう俊。そこには走るひまりの姿が。
計測終了後、最後の組(?)ということで俊と話し込むひまりですが、
森都に次の計測に呼ばれて去っていきます。その後ろ姿を眺めながら俊は

「(前略)さて、次は…、この組で最後だな」

バックログ1ページ内で矛盾してる発言しててワロタ

"最後の組"で走ってきたのは風夏でした。
ところで、"組"って書いてるけど、ひまりの時も風夏の時も一人しか走ってないような
描写なんですが、普通"組"って言ったら複数人を意味しませんか(笑)?
あと、彼女たちは初年度生なんですか?そんな雰囲気には見えないんですが…
きっとエスカレーター式で皆気心が知れた仲なんでしょうね。たぶん

以降も不思議な語りが続きますね。
考えすぎで凡ミスをしてしまうことに悩む伊歩に対して、

「(前略)これは危険だと思ったら、立ち止まってみないか」

良く分からないアドバイスですね(笑)

直前での凡ミスがソフトボールの握り方でしたので、握り方指南の為、伊歩の手を取る俊。

「小さい手っていいね。女の子らしいというか」

いいね(笑)
指導にかこつけて女の子に触りたいだけなのか(笑)?

クラブ受け持ち

相変わらず何の描写もなく次の場面へ遷移しますね…
スライドとかフェードとか画面の演出には凝ったことをするのに、
肝心のテキストが適当なのは一体どういった意図なのか…

この場面では教師はクラブの顧問を一つ以上は受け持たなければならない件を
理事長と相談する場面なんですが、 "クラブを持つ" と書かれているんですが、
ちょっと表現おかしくないですかね?

理事長からはクラブを一週間以内に作れと指示されますが、
既に学園では100はクラブが存在してて新たに作る必要はないと思うのですが?
というか新設だと当然部員ゼロですが、そんなクラブの顧問をする意味があるんですか?
部員を集めるにしても新任の教師にはハードルが高いだろ(笑)

ワンクリック後、またまた場面遷移して講義の最中の描写へ。
生命と非生命の違いについて俊が語っている場面です。

(前略)「しかし、ウィルスは自己複製を行い、DNAももっている。(後略)」

RNAウイルスの存在しない世界に生きる俊(笑)

相変わらず風夏とは昼食を共にしていますし、
船の乗降場で会った悠奈に2人きりでボートに乗ることを提案しますし、
悠奈が調理部に所属していることを知ると"悠奈の料理を食べてみたいな"とか言いますし、
教職にある者として特定の生徒を特別扱いしないぞと理事長に啖呵を切ったにしては
行動がおかしいですね…

「…今日の講義はこれで終わりだから…」(中略)
そう、クラブだな。期限まではあと3日。

日を改めてもクラブ設立について考えがまとまらない俊。
そんな俊を見かけて話しかける桜。会話を続けながら移動を続ける2人ですが、
途中から違和感バリバリな和風の内装の廊下に移動してきます(笑)
部室棟らしいのですが、何の用向きで部室棟へ行ったのかは述べられておらず、謎です(笑)
この棟だけ和風の内装なのも謎です(笑)

さらに場面遷移して

今日の講義は午前中で終わりだ。(中略)期限まであと3日。

俊の3日後は永遠に来ないようです(笑)

"第2のあと3日"では西崎先生と昼食がてらクラブ相談をすることに。
…相変わらず会話のキャッチボールが意味不明ですね。
部員が減って予算が削られて、車を学園が買ってくれる……え?
限られた予算でも車を買ってくれる学園よきよき、という話ですかね(笑)?
俊も"車は好きだが無趣味"という珍論述。
趣味と好きなことを厳密に区別しないといけない理由は何ですかね?

時は進みだし、殊勝な生徒に関心したり、
理事長に"流暢なことも言ってられないぞ"と釘を刺されたりして
ようやくクラブを決める俊。
あ、決めると言っても見学に行くクラブであって、顧問になるクラブじゃないですよ(笑)
期限まであと2日までというのにこの流暢悠長さは謎というか、
また時を止める気ですか(笑)?

因みに理事長からクラブ決めについて釘を刺された場面で水面さんが、
俊が条件を言ってくれればそれに合ったクラブを探しますよと助け船を出してくれます。
クラブを創設するって話じゃなかったんですかね?
ゲーム内での行動に齟齬が出ちゃうんですけどその辺はおざなりですか…

さて見学に行くクラブを決めるというくだりでようやく選択肢が出てきます。
ここでようやく初選択肢です(笑)
それぞれのヒロインが所属するクラブの5択という分かり易さは良いですね。

というわけで今回はここまでとします。
ではまた次回にて。