※本レビューは過去サイトからの転載です
いや、メインヒロインがロリだったし（笑）な感じで購入。
システム
バックログあり、女性フルボイス。シーン回想・CGモードあり。スキップは既読のみで少し遅めです。
ゲームが起動するのに何故か時間がかかります。これはウチのマシンだけですかね？
BGM
特に悪いと言う事はありません。
ストーリー
記憶喪失の少女・そらの記憶を取り戻すために、島でその手掛かりを探すというお話です。
プレイしてみて・・・
システム的にはその日に共に行動するヒロインを選んで、島の探索をする、と言った感じなので、
難易度はそんなに高くは無いですが、そら単独での選択は出来ないのでそらの攻略に関してははやや難しめかも。
シナリオについて。
しかし、最近の攻略可能な女性キャラって、皆ハートブレイクですね（笑）。
誰かに癒してもらわないといけないっていう（笑）。自虐的だったり、孤独だったりともう大変。
それなのにプレイヤーの為にキャラは魅力的にしなきゃいけないんですから、
もうそれだけで矛盾してるんじゃないかと（笑）。
まあそれはいいとして、このゲームに出てくるキャラクターって、
何故か主人公と一緒に行動している内に自分の境遇を語り出してしまいます。
まるで主人公が自分を救う唯一の人間だとばかりに。
その主人公に対する依存っぷりはこのゲームをやってて少し不気味でしたよ（笑）。マジで。
個別シナリオについて。
清音シナリオ。
う～む。短いシナリオの中で最大限の感動を引き出すためか、「殺したいほど憎かった」とか
「名前を呼びたくないほど嫌いだった」とかの強烈な表現が数多く配されています。ちょっと引くわ（笑）。
死にかけたり殺しかけたり、よくもまあこれだけ組み立てたモンです。
これだけ精神的に不安定だと他シナリオでの清音の結末は自殺の他に無いんでは？と思わせるほどの自虐っぷりです。
何だかなぁ・・・まあそこに冷めなければそこそこ楽しめるシナリオにはなってます。
ただタコさんウィンナーネタは引っ張りすぎ。しかも調理技術で美味くなるみたいな事を書いてるし。
ウィンナー自体の品質は無視っすか（笑）？
紗苗シナリオ。
ひとりぼっちの令嬢シナリオ、と言えば大概想像がつきますが、全くその通りな感じです（笑）。
高飛車な令嬢が時折見せる素直な一面と照れたような仕草。少女は思いを告げ、二人は結ばれる。
そして訪れる立場の違いからの別離の決意。主人公は二人で乗り越える事を決意し、二人は再び結ばれる・・・
大体そんなところです（笑）。後はこれにこのゲーム特有のネタが絡まってくるという感じです。
いや、内容自体は悪くないですよ。結構楽しめましたし。ただ設定が突飛すぎるだろ、と言う感は否めません。
だって紗苗のメイドさんがかつて紗苗の父の命を狙って来た暗殺者だったなんて・・・笑え過ぎます。
透子シナリオ。
う～む、要するに偉大な祖父に対する懐古と劣等感が彼女の心を蝕んでいたわけで、
それを主人公が見事癒してしまうわけですね。それをどう表現するかがカギを握るわけですけども、
まあまあの出来だったと思います。このシナリオに関して語りたいことはあまり無いですね。良い面でも悪い面でも。
そらシナリオ。
元気一杯妹系キャラですね。立ちキャラが結構豊富で、良い感じですよ。
流石はメインヒロインと言ったところですね。しかし、そらの容姿はどう見てもアレな感じなんですけど、
告白の場面で主人公はそらに欲情しちゃっています。ストライクゾーン広っ（笑）！
まとめ。
全体的に見れば、まあまあの出来ですね。癒し系に仕上がっています。話的には良くあるモノですので、
焼き直しが嫌な人には駄目でしょうね。
