其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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スクールぱにっく! (Tarte) 旧レビュー

※本レビューは過去サイトからの転載です
※前回「恋の話と」の感想で生徒会が校則を変えるのはおかしいと指摘しましたので、
本当に生徒会で校則が変えられるゲームを取り上げます(笑)

とある人物によりプレイをオススメされ約2年の歳月が流れ・・・メーカーが無くなってしまいましたね・・・
それがあったからというわけでもないですが、ようやくプレイしてみました。

システム

立ち絵あり女性に関してはフルボイスです。セーブスロット数は60個あり。十分な数だと思います。
スキップ既読・未読選択可。回想はCGとイベントシーンが実装。BGM鑑賞あり。

BGM

うーんどれも同じような印象ですね。主題歌はノンダイアトニックな進行が好きです。

ストーリー

突然厳しくなった校則(帝嶺学園なんだから学則じゃないのかな?)により主人公の幼なじみが退学の危機に!
退学処分を取り消させる為、校則改変に挑む!

プレイしてみて・・・

このゲームは皆さんお馴染みの選択肢方式のADVです。難易度は低い方でしょう。
システムの使い勝手もそんなに悪くはないのでサクサクとお話を読み進められると思います。

シナリオについて。

全体的な印象を簡潔に述べさせて頂くと、設定は電波、お話は普通ですかね。
みくるのドジっぷりはスタンドプレーとしか思えないし、乃空とか美々子にいたっては何コレ?な感じですし・・・
とりあえずそれは置いといて、このお話の核となるこ~そくシステムについて概略を述べていきたいと思います。

こ~そくシステムとは・・・
校則に不満がある場合にこれを改変出来る唯一の方法である。
改変をする場合は生徒会が課す試験をクリアしなければならない。
試験には二人一組の男女のペアで臨まなければならない。

と言った感じのシステムなんですが、男女のペアってのはゲームの都合としか思えないのは私だけですかね(笑)?
まあ、このシステムに挑戦したペア同士の絆が深まり、幼なじみを見事助けるという筋書きなワケですな。

個別シナリオについて。

正直お話の中身はあまり無くてキャラ萌えが先行したシナリオなんじゃないかと。

詩和シナリオについて。

情に棹させば流されるシナリオの典型事例でしょうか。詩和は実は秘密裏に生徒会に属する裏生徒会の人間で、
主人公を嵌めて退学に追い込もうとしていたワケですが、主人公のいい人っぷりに感化された詩和が真実を
語って主人公がそれを許して大団円に。でも詩和が生徒会側の人間というのは流石に安直に過ぎるんではないかと。
主人公とは別に生徒会と対立していて主人公を利用、といった展開の方が面白いんじゃないかな~。
そんな話にすると膨大なシナリオになりそうですが・・・
あとシナリオによっては詩和は主人公を貶めるために教室で性行為に及びますが、
婚約者のおられる名家のご令嬢がそんなことをするわけないだろ(笑)まるで娼婦じゃないですか・・・
さてこ~そくシステムをクリアした詩和は「男女交際の禁止(第24条)」を廃止しますが、
異性間の接触を禁ずる第5条はそのままなんですよね・・・

乃空シナリオ。

えーと、何ですか、宇宙人って(笑)?何か円盤とか出てきてるんですけど(笑)
お話としては故郷と恋人どっちを取るか、みたいな?まあ、どーでもいいです(笑)

美々子シナリオ。

ネコミミが何時の間にかアイデンティティになった少女の悲哀を描いたシナリオですね!(←テキトー)
それにしても美々子先輩、こ~そくシステムクリア時に2つの校則を同時に改定しているような気がするんですが・・・
確かこ~そくシステムが変えられるのは校則を1つだけだったよね?

みくるシナリオ。

みっみっミラクルっとこれ以上は危険ですがある意味ミラクルですよね~まあ全シナリオでそうなんですが
みくるの退学処分を取り消すために主人公はこ~そくシステムに挑むのですが、よくよく考えてみると、
校則を個別に改変する為のこ~そくシステムでみくるの処分を取り消すのっておかしくないですか?
その辺りは後述いたします。エンディングでは校則を前に戻したといったような記述がありますが、
これもこ~そくシステムに基づいてないぜ?

梓シナリオ。

あーつんでれねつんでれ。
さて、個別シナリオについては流しまくりましたが、これも校則について突っ込みを入れる為でございます(笑)
では以降伏字で。

>>伏字を開く

まとめ。

もうちょっと校則をマトモに編もうよ(笑)まあ、実にTarteらしいゲームですね(笑)

2008/7/18に更新した旧レビューです。