本作は悪魔と戦う魔法少女を描いた物語でございます。魔法少女は魔法等を行使する度に穢れが堆積し、限界を超えると堕落し悪魔となってしまいます。つまり、魔法少女の成れの果てということなのです。
本作の詳細をメーカーのホームページを拝見した時、某アニメの影響受けまくりですなと苦笑いをしてしまいました。わけがわからないよ(笑)？本作の発売日も某アニメの約1年後ですし、あからさまですな(笑)
以降ネタバレにてご注意下さい。
さて本作の攻略可能キャラは4人で3P、ハーレムありの構成となっております。しかし碧の妹である乃々花は攻略対象外となっております。アペンドで攻略可能らしいですが、誰か譲ってくれませんかのう(笑)
ストーリーの進め方は通常とは若干異なり、チャート上に表示されるチャプターを適宜選んでいくといった物です。前々作と似たような仕様ですね、と言っても前々作を知ってる人の方が希少でしょうけどね(笑) 特定のヒロインのチャプターを選び続ければ個別シナリオに入るといった按配ですが最後のヒロイン決定のチャプター以外は同時進行可能なので各ヒロインの胸を揉んだり陰部を愛撫したりしつつ一途な愛を貫くことが可能です(笑) 一応そういった行為は魔法少女に溜まった穢れを取り除く為に必要なので不誠実なんかじゃないんだからね！後エンディングは既読で飛ばせるようにしてほしいですね。各キャラ毎に1回ずつ見るのは我慢しても2回目以降も飛ばせないのはないわ(笑)
共通シナリオで気になった所としては最後一つ前の共通チャプター「決戦」について。ぶっちゃけ地味じゃないですか？いやだって個別シナリオでラストバトルっぽいのがありますし、ヒロインのミリオンが強すぎてあまり盛り上がりませんし(笑)
ではキャラ個別シナリオについて述べていきます。
まずはアルス・マキナから。
感情に乏しいホムンクルスが感情を獲得していく過程が主人公と恋仲になるなかで描かれていくというありがちと言えばありがちなストーリーとなっております。問題はそれが面白いかどうかですが、ギリギリ及第点と言ったところでしょうか。終盤のデウスマキナとの対決は少しお涙頂戴な雰囲気もありつつ上手いことまとめているように思いますが、中盤の辺りはとりえず悪魔倒してからのセックスしてるだけじゃね？なので中だるみ感があります。戦う悪魔達は使いまわしが出てきたりするのも中だるみ感が増す原因となっております。
次にヴァーミリオンシナリオ。
とりあえず私にはSMプレイは結構です(笑) 軽いのはともかく鞭以上は勘弁。さて、ミリオンは体内にある穢れが取り除かれて無くなった瞬間に消えてなくなるという定めを負った吸血種の筈ですが聖人である主人公のチート能力によってミリオンとその中にある魔を切り離し、人に出来るという事実が判明。ちょっとマテ(笑) 穢れを浄化して吸血種としての力が失われていくミリオンと紅葉(主人公)を守るにはやや力不足な魔法少女たち。ついつい手を貸してしまうミリオンですが、手を貸す度に穢れが溜まるので人になるのが遅くなってしまいます。それを気にして他の魔法少女たちはミリオン抜きで紅葉を守ろうと奮闘します。その努力は素晴らしいと思うんですけど、主人公の半端ではない浄化力は50年かかるものを数ヶ月で達成してしまうほどパワーアップしてるのでそこまで拘ることはないと思うんですがね(笑) 無論中長期的にはミリオンに頼りっきりはまずいとは思うのですが。
終盤ではミリオンを一方的に恋慕する同じ吸血種カーミラが登場します。戦いの序盤は苦戦しますが、魔導書に取り込まれたミリオンは最強でした。一撃でマミさんじゃなかったカーミラを首だけ残して屠ってしまいます。そして暴走を始めるミリオン。学園長「やらなくては世界が滅ぶぞい」マジですか(笑) しかし主人公の能力と愛によって見事救い出されて大団円。
次は花夏シナリオ。
自分に自信が持てず友達以上恋人未満な雰囲気を漂わせるシナリオですね。他の女性と仲良く話す主人公を教室の扉から覗いているCGは可愛らしくていいんじゃないでしょうか。でも後半の暴走した時の花夏の目付きは怖すぎです(笑)
最後に碧シナリオ。
ラスボス的存在が胸クソ悪すぎですね(笑) 最後に倒すシーンでの爽快感を高める為かこれでもかと碧に精神攻撃を繰り広げます。でも上級悪魔なら魔剣化して封印しないんですか、花夏のレーヴァンティンみたいに？
さて本シナリオで一番印象的なセリフは乃々花の「いいなぁ……私もお兄ちゃんにエッチなことされたい……」ですね。頬を赤らめて言うのがいい。って碧やないんかい(笑)
まとめ。
少し消化不良な部分もありますがそこそこ面白いっすよ。本編で乃々花が攻略できれば尚良かったですな。←しつけー
