今回も前回に引き続き、COSMIC CUTEより2015年05月29日に発売されました、
love, VAMPIRE FLOWERS
をプレイしていきたいと思います。
今回は園芸部合宿前後の辺りから述べていきます。
序盤でシナリオ分岐が確定する本作ですが展開が大きく変わるのはここら辺からとなります。
小春
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小春シナリオは彼女自身の悩みを解消しつつ、
ハルトの吸血鬼系問題も解決するというのが基本的な流れとなります。
では合宿のシーンについて-
小春ちゃんが口にした通り、このフェリーに園芸部のみ
んなと一緒に乗ったのは、つい先週のことだ。
もう終わっててワロタ
なお、合宿では息抜きイベントとして海水浴が恒例となっているという記述がありますが、
部員が一堂に会して水着姿を披露しているCGはどのルートでも存在しません(笑)
小春のシナリオでは終業式の日に告白イベントがありますが、
それと同時に吸血鬼に関するハルトのお悩みもまるっと解決。
吸血行為はシンボリックなものと物語中で述べつつも、
花選びでの吸血行為はパートナーを吸血鬼に変化させると言い出した上に、
小春は吸血鬼化しないという一体何がやりたいのかさっぱり分からない感じです(笑)
一応『(吸血化しないという)そういった例もある』ということを語ってはいますが、
取ってつけたようないいわけにしか見えませんね…
一方で小春の悩み解決フェーズについてはそんなに悪くはない印象です。
成績不良による特待生資格剥奪の救済としてデッサンの課題を与えられた小春は、
ハルトの提案もあり園芸部で花を育てて日々の成長をデッサンすることに。
育てる花は彼女が好きな花(オトメユリ)をチョイス。
黒羽によればオトメユリの苗は夏に通常手に入るものではないとのことですが、
小春の地元人脈で苗の入手に成功。
なお、本作は長崎県西海市を舞台にしておりますが、
オトメユリは東北地方にのみ群生する植物であることを申し添えておきます。
ドイツとルーマニアを隣接せしめた本作なのでこの程度のことは問題にならないのでしょう(笑)
夏休み終わり際の8月下旬にオトメユリは台風によりダメになって
しまいますが、
それに対する小春の反応は意外なものになっており、そこはいい意味で予想を裏切られた展開でした。
そしてその後夏休み最終日に少しハルトと小春が語らってすぐにエンドロールになるのは、
悪い意味で予想を裏切られた展開でした(笑)
リサ
合宿のシーンについて-
園芸部の認識では、リサは夏風邪を引いてしまい欠席……
という扱いになっている。
リサよ、お前もか(笑)
物語中盤でリサも吸血鬼だということが露見し、
退屈な日々に倦んでいたリサは良い暇つぶしとばかりにハルトと恋人同士になります。
形から入って本当に好きになる展開はともかくとして、
好きになる速度が激速過ぎてワロタ
物語の終盤は吸血鬼の宿命に抗い打ち克つ筋書きとなっていますが、
ハルトが"リサは自分の花に間違いない"と断定しておきながら実は違ったり(笑)、
同じような宿命に立ち向かったという笙子さんの友人たちは何の落ち度もないのに
友人の吸血鬼女性はその身を焦がし、骨を溶かし、悶え苦しみながら絶命
し、
友人男性は精神崩壊するというハルトたちとの不平等っぷりが際立っていたり、
笙子さん他のシナリオとは設定が変わっていたりしていて、
正直なところあまり感情移入できませんでした(笑)
エンディングもハルトとリサがお互いの血を吸い合うことによって何故か人間になるという
当人たちもわかんなーい
とお手上げ状態のウルトラC展開です(笑)
リサというキャラクターは魅力的なだけにストーリーの方がアレなのは残念です…
クリス
両親が聖職者なのに仲が悪くて別居状態ということでやたらと恋愛に関して不信感が強いクリスを、
どうハルトが絆していくかというのがテーマでしょうか?
それに加えて吸血鬼関連の問題をどう解決するかが絡んできます。
本シナリオではリサ・小春では鳴りを潜めていたハルトの弁舌も冴え渡っていますね。
冴え渡って欲しくなかったです
前回でも少し触れましたが、
ハルトの吸血鬼カミングアウトはシナリオが進むにつれて与太話ということにされます。
この事についてハルトは盲目的に信じられても怖い
ので、
そのような反応は嫌ではないとした上で、
そもそも、そのくらいの猜疑心と知恵がなければ、吸血
鬼になどなれない。
と総括。
…花選びモードの吸血鬼に血を吸われたら強制的に吸血鬼になるんじゃなかったのかとか、
ヒロインたちは自らの意志で吸血鬼になろうとしているわけじゃないのに
何故彼女たちが吸血鬼になるにあたって必要なものを述べているのかとか、
吸血鬼という存在を疑いながら吸血鬼になる修行をするのはおかしくないかとか
1センテンスでここまでツッコミどころが多いテキストでワロタ
吸血鬼の生態について語られる一幕もトンデモ興味深いので紹介しておきます。
人は眠ると、一時意識を失い、また取り戻す。つまりは
死と再生、そのもっとも極小のものであり、また全てで
もある。
翌日、目覚めとともに世界が再生する保証など、どこに
もない。
睡眠とは死と再生、その典型例であるがゆえに、ぼくら
吸血鬼は眠らない。ゆえに、夢も見ない。
我眠らないゆえに我あり(笑)?
睡眠が死と再生
のもっとも極小のもの
である理由は詳らかにされませんし、
死と再生
の典型例
だから吸血鬼は眠らないという説明も良く分かりませんし、
入眠時幻覚や白昼夢について考慮するなら、『眠らない』ゆえに『夢を見ない』とはなりませんし、
そもそもハルトは物語中盤で意識を喪失しているのですが(笑)
シナリオが進むにつれて花選び
について衝撃的な事実が明らかになります。
『花選び』は、その期間の終わりまでに、意中の人の血
を吸ってその相手を自分と同じ吸血鬼にしなければな
らない。
小春は吸血鬼にならなかったんですけど(笑)
あと、意中の人が花になるとは限らないんですけど(笑)
同じゲーム内で設定がコロコロ変わると萎えますね…
永遠なる何か
ハルトとクリスはお互いに惹かれ合いながらも彼の伴侶となり吸血鬼になることは拒否するクリス。
永遠の愛を神の前で誓ったクリスの両親ですら実質離婚の状態、ゆえに永遠の愛は存在しない。
吸血鬼になったら永遠に生き続けることになるが永遠の愛は存在しない故にいつか別れることになる、
というのがハルトとの関係を進展させることを拒否する理由です。
【ハルト】「信じられないほどクリスは正しい。……確かに永遠な
んてない。いや、永遠すらも永遠じゃない。だから」
【ハルト】「冗談半分でできる話じゃないし。それはぼくにとって
永遠のテーマで、だけど」(中略)
【ハルト】「だけど……幸せも温もりも不幸も命も、結局、すべて
が一瞬なら……かりそめの喜びだけが真実であり……」
【ハルト】「人は人を救えない。たとえ人が神になっても。……だ
から、ぼくはそれを痛いほど実感している女の子がい
い」
えいえんすらもえいえんじゃないえいえんのテーマ…
ご、ごめんなさい…なにゆーてるかわかりません(笑)
あと、この時クリスが言っているのは『人の心は移ろうもの』ということだけだと思うのですが、
どこから人が神になっても人は人を救えないという話が出て来たのでしょうか…?
また、人は人を救えない
事が真実であったとしても人が神になったらその時点で
人ならざるものに変化した『元』人である神が人を救うことはあり得ると思います(笑)
なお、吸血鬼関連は与太話として処理されてたのでは?という疑問が湧くと思いますが、
永遠問答の前にハルトが不審者と大立ち回りを演じる場面があり、
それを見たクリスが"やっぱりそうだったんだ!"と腹落ちしていることになっています(笑)
花選びで相手を吸血鬼にしない限り散る花のごとく滅する
ハルトですが、
前述の通り永遠を否定するクリスを受け入れ恋人同士になります。
運命を受け入れその身を焦がし、骨を溶かし、悶え苦しみながら絶命
するのか、
クリスが考えを変えて永遠の愛を信じるようになるのか?
ハルトの出した答えは以下の通りです。
永遠の命を持つ自分は永遠の愛を否定するクリスに相応しくない。だから別れるべき。
その手段は吸血鬼の術によりクリスの記憶を操作して別れたことにする。
…これは酷い(笑)
この間のハルト語りも相変わらずです。
修行により精神的な悟りを開き世界と合一すれば衆生を救えると信じていたが、
それを誤りであることに気付いてしまった。
必要なのは精神的な修行ではなく合理的思索であった…
そして、それほどまでに科学が発達したにもかかわらず、
その成果によって、
救われた民は、まだ地球上の何処にも存在しない。
つまるところぼくは、吸血鬼となった同胞は根本から誤
解していたのだ。
『科学は人を多く救った一方現代に至るまで吸血鬼が人を救った話は聞かない』
という話だとしたら『吸血鬼たちは間違っていた』という結論に至るのは理解できますが、
精神的修行(吸血鬼)も合理的思索(発達した科学)もどちらも人を救ってないという状況から
『片方が間違っている』という結論が導かれるのはおかしいでしょ(笑)
断腸の思いでクリスに別れを告げる際にもハルト節は健在です。
「限られた時間現象である生命の本質は、たとえその時
間そのものが永遠になったとしても、やっぱりー瞬で
しかないんだ」
ご、ごめんなさい…なにゆーてるかわかりません(笑)
そして、愛を誓う
紆余曲折あった後、記憶を取り戻したクリスとよりを戻します。
彼女と別れる為にあれだけトンデモ言辞を弄したのにも関わらずあっさり元鞘でワロタ
クリスは吸血鬼になったのかどうかは気になる点ですが、
結論としては彼女の意志を尊重した形で人間のままとなっております。
花選びで花を選び損ねたハルトの運命は如何に!?
…花選び期間は100年ぐらいあるらしいです(笑)
シナリオ中盤で笙子さんが残された時間はあまりないと忠告していたのですが、
100年は吸血鬼にとって長い期間とは感じないようですね(笑)
ハルトとクリスの結婚式っぽいイベントをこなした後にエンドロールが始まり、
エンドロールが終わった後
エピローグ・黒羽
ハルトに選ばれなかったヒロインたちが傷心を抱えながらも彼らを祝福するエピソードですが、
結婚式前に挿入するかおまけシナリオにした方が良かったのではないでしょうか?
今回はここまでと致します。ではまた次回。