其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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友だちから恋びとへ(あざらしそふと) 感想

今回は、あざらしそふとより2022年01月28日に発売されました、
友だちから恋びとへをプレイしていきたいと思います。

(大分昔に)通販サイトでまとめて購入時に安かったのでついでに購入しました。
あざらしそふとの作品クオリティは安定していると思っているので何気に安牌ですね。
(無論、好みはあると思いますが)

システム

回想モードはCG・シーン・BGMと3点セットは揃っています。

バックログは辿れるログがやや少ないですが、
ロード後もログを保持している点、バックログからシーンに戻れる点は良いですね。

あらすじ

ゲーム制作会社「のざらしそふと」で働く主人公・道永良樹(みちなが よしき)が、
取材の為参加した婚活で出会った女性・雪川みぞれ(すすかわ)と
彼女の友人・天草ひさぎ(あまくさ)と意気投合して何故かゴールインする物語です。
製作者の希望を具現化したストーリーでしょうか

本編プレイ開始

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未経験者に何も教えないまま放置され尚且つ人の言うとおりに作ったが為に
ゲームのディレクションに大失敗し、それがトラウマになってしまっている良樹。

周囲のサポートもあり立ち直りつつあった彼に、プロデューサーである双神児玉(ふたがみ こだま)から
ゲームのディレクションを提案される場面から本作は始まります。
…大失敗したというゲームのディレクションですが、
何も教えないまま指示されていたというのはどういう状態だったのでしょうか(笑)

基本的なストーリーの流れはこの提案を受けるべきか悩む良樹が偶然出会ったヒロインたちに
触発されて再びディレクションに挑戦する…といった感じです。

具体的には良樹が児玉にディレクション再挑戦の返答をするまでが共通パートで、
それ以降はみぞれとひさぎの個別にストーリーが展開されていきます。
本作は選択肢方式のADVですが、選択肢はヒロインを選ぶ1箇所のみとなっており、
ストーリーで真っ向勝負しにいくストロングスタイルとなっております。

共通パート

前述のディレクション再挑戦の提案の後、
取材の為無理矢理児玉に婚活パーティに出るよう言われて会場に出向く良樹。
そこで同様に取材に来ていたみぞれと出会い、
彼女が副業でシナリオライターをしていることもあり良樹と意気投合します。

なお、婚活パーティ開始後ないし中盤まではあまり人が集まらなかったような描写がありますが、
トークタイムが終わって食事をするフリータイムになると席の確保が危ぶまれるレベルで
人が多くなります(笑)

みぞれの手伝いで婚活に同行していたひさぎとも仲良くなり、SNSの連絡先を交換する3人。
そこからみぞれの仕事を手伝ったり、ひさぎとバイト先で再会したりして徐々に仲を深めていきます。

いきなり連絡先を交換するのは意気投合し過ぎでは?という疑問はあるものの、
良樹とみぞれたちが仲良くなっていく過程自体はそこそこ良く描かれていると思います。
特にみぞれが八央川(やおかわ)市内にあるヤギ牧場に取材するくだりは、
SD絵で表示される子ヤギのヤギ子ヒロインを差し置いて可愛いですね。

後は良樹が別のプロジェクトでトラブルの尻拭いをした場面で

問題を起こしておいて反省をしない外部ディレクターには
思うところがあるが……まあ、いつか痛い目を見るだろう。

というテキストには何か怨念がこもってそうなのも面白かったです(笑)
製作者が被害を実体験してそう

ひさぎ

ひさぎはみぞれとルームシェアしながらアルバイトをして生活費を稼ぎながら
声優で身を立てる事を目指しています。

熱を出して倒れそうになっていた所を良樹に介抱されたことにより好感度が上限突破したひさぎは
ボディランゲージを含む猛アタックで良樹のハートを射止めます。

なお、熱を出したくだりは外での出来事で、良樹は看病の為ひさぎを自宅に連れていきますが、
その旨をルームメイトのみぞれに連絡をした際に"誓って変なことはしない"と告げますが、
何も言われていない内からそういうことを言うのは逆に怪しいと思ってしまうのは私だけ(笑)?

このシナリオは声優の卵がオーディションに受かり、有名アニメのキャラを担当してブレイクという
物語としはありがちな立身ストーリーですね。

個人的に面白かったのはアニメの収録が終了して最終回が放映された後、
SNSで労いのメッセージを送る場面です。
スマホの画面に前述のメッセージだけが表示されているCGで、
ワンクリックで次の場面に進むのですが、
労いのメッセージなのに既読だけついててひさぎからの返信が無いという(笑)
既読スルーでワロタ

みぞれ

良樹との交流を深め自身の恋愛感情を自覚するみぞれ。
なお、ひさぎシナリオにおいて

【みぞれ】「確かに、他の男性より話しやすいし、付き合いやすいとも思うわ。
それに人として、クリエイターとしても尊敬してる」

【みぞれ】「けど、そこまで--恋愛感情はないわ。
あくまで仲の良い友だちよ」

などと供述しておりましたみぞれさんです(笑)

取材とごまかして誘った遊園地デートで、最後に乗った夜の観覧車の中告白をして恋人になる2人。
なお、誘ったのも告白したのもみぞれからで良樹さんのヘタレっぷりが際立っています(笑)

恋人同士になった後のシナリオは、
良樹が関わっているゲームのシナリオをみぞれに書いてもらうという流れで、
彼のディレクション失敗の過去と絡めていて比較的良く出来ているのではないでしょうか。
入稿直前に"より良い物を書く"といってプロット書き直しまでして締切を破ってるのはワロタ

まとめ

ヤギ子が可愛かったです(笑)

真面目に書くと純愛系ADVとしては無難な出来じゃないかと思います。
クロスオーバー的に他作品の登場人物が出て来るようなので、
あざらしそふと系列を極めている人ならさらに楽しめるかもしれません。