今回は、同人ブランド・ZiPより2004年04月16日に発売されました、
Purism×Egoist
をプレイしていきたいと思います。
かなり昔にコンプした記憶があるものの未レビューでしたので、今回再プレイ。
なお、引っ越し前のサイトでも
同人ブランドの作品についてレビューをしたことはなかったのですが、
今回初投稿となります。同人未満なレベルのゲームは相当数プレイしていますが
同人とはいえ本作の原画は萌木原ふみたけ氏で、シナリオは藤原たすく氏。
ほぼ商業レベルと言っても差し支えないでしょう。
システム
回想モードはCG・シーンが実装。BGM鑑賞モードが欠けています。
その代わりに(?)OPムービーを鑑賞できるモードがあります。
セーブスロットは4x10ページの合計40個。
シナリオが短いので必要十分でしょう。
若干履歴が読みにくかったりインタフェースが使いにくかったりはしますが、
ゲームプレイには概ね問題ないでしょう。
あらすじ
かつては"機械と生体を融合させた完全自立型アンドロイド"の権威として知られたものの、
とある事故により地位を捨てて隠棲している主人公の《僕》。
※氏名不詳なので別の人物が彼の呼称として使用しているマエストロ
としておきます。
一度は捨てた人間と同じ自律思考をもったアンドロイドを作るという夢を再び実行に移し、
PIZ-032
を作り上げたところから本編がスタートします。
主人公以外に登場する立ち絵ありキャラクターは、
・アンドロイド・PIZ-032
ことピズ
、
・アンドロイド・PIZ-030
ことるん
、
・アンドロイド・INNAMORATI-n
ことニッケ
、
・ニッケの創造主(マスター)であるハードウェアに強いとされるフィジカ、
・アンドロイドのゆみな
、
彼女だけ型番が最後まで出てなくてワロタ
・学校の教師(氏名不詳)
以上となっております。
本編プレイ開始
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自律思考を持つアンドロイドを作成しようとしている人物が主人公ということで、
ヒトと自律思考型アンドロイドを区別するものは何か--
といったテーマを期待される向きもあるかもしれませんが、
残念ながらそこはあまり期待しない方が良いですね。
開始シーンが目覚めたアンドロイドに性的に押し倒されるというものですからね(笑)
つまり、この娘に使った人工臟器の一部に添付されていた
行動組織が僕の構築した基礎プログラムに介入し、なおかつ
優先順位を上げてこの行動に至る、と。
…『ファームウェアに仕込まれている意図しない行動を誘発するもの』って、
それはウイルスなのでは(笑)
物語終盤にコンピューターウイルスとの苦闘が描かれますが、
その場面での緊迫した雰囲気とオープニングでのイベントとの懸隔が気になりますね(笑)
かくして、Bシステム(ベーシック、ブレイン、バイオニクスのBらしいです)と、
ネオAIシステム、略してNAIS(ナイス)を搭載したピズのストーリーが開始するのでした。
なお、現代のAIさんに聞いてみた所、NAISの綴りなら「ネイ・イズ」になるんじゃね?
と言われました(笑)
※イタリア語由来の単語が出て来るので、NAISもイタリア語とするならナイスかもしれないです。
ただ、"ネオAIシステム"は(おそらく)英語なのでその略称がイタリア語という不思議なことに(笑)
ピズ学校へ行く:第2話~
【僕】「新しく生まれた子はまず学校に通わせることで登録証明す
るんだ。もし学校に行かさないと、非合法アンドロイドって
ことになって粛正の対象になっちゃうから」
このゲーム内では、
人類はいくつもの惑星をテラフォーミングして居住可能にするほどの技術力を持ちますが、
アンドロイド登録は対面方式のようです(笑)
古式ゆかりの対面登録はともかく、
学校
という機関については作品中では以下の様に説明されています。
この世界において、ピズのような生体アンドロイドは珍し
くない。
誰でも簡単に生み出せるものはないが、だからこそ政府
機関への登録が必要になる。
それが『学校』と呼ばれる政府機関だった。
人間の通う『学校』とは違うものの、コミュニティへ
参加することによって社会通念を理解させる、という意味合
いでは同じ。
特に自律型アンドロイドには、創造主の偏った知識以外の
ものを教え込まなければならないから、この学校という機関
は必須と言えた。
"だからこそ政府機関への登録が必要"の、"だからこそ"が意味分かりません(笑)
『絵画を手描きで作成』のような場合も絵画のモチーフによっては
"誰でも簡単に生み出せるもの"ではなさそうですが、政府機関への登録が必要なのでしょうか?
表現の自由が無い独裁国家ですか(笑)?
社会通念などもOSにあたるBシステムに組み込むパッケージを提供すればいいじゃん(笑)
それらを踏まえた上でそのような生体アンドロイドが交流したら何が生み出されるかという
社会実験なのであれば納得はいくのですが、その辺りは説明がないのでどうなんでしょうね。
さて、そのような社会通念を理解させる学びの場で起こる事件とは--
【ニッケ】「が、我慢できなくなっちゃったから……ヤらせて♪」
社会通念どこ行った(笑)
ピズとるん:第4話~
ピズがコードを引っ掛けてメインフレームに衝撃を与えてしまった結果、
フレーム内で休眠していたPIZ-030
が起動。…意味分からん(笑)
起動した以上はボディを与えたいということで、
急遽部品をかき集めて新しいセクサロイドアンドロイドが誕生します。
第5話では授業参観(と言いつつ他の父兄は居なさそう)で、
授業の設問にすらすらと答える雄姿を披露。
知識を自由に操作できるアンドロイドで授業に意味があるのかは不明ですが、
ドヤ顔のるんさんです。
それ以外のイベントは…ぶっちゃけヤってるだけですね(笑)
第7話でもキャプションは家族旅行、海へ!
ってなっているのに、
(選択肢によっては)やっぱりそういうシーンはありますし(笑)
ピズの思い出~前編~:第8話~
ここからは若干シリアスな雰囲気が出て来ます。
ピズ(PIZ-032
)には他の生体アンドロイドにはない機構、
『Fコード』、『Forgetコード/ムネモシュネ』が組み込まれています。
この機構のコンセプトは、ゲーム内の説明によると以下の通りです。
自分自身で、いや無意識化において現在と過去のデータの
すり合わせを行い、より良いものへと置き換える。
古いものも完全に消すことなく、圧縮データとして保存し
ておき、いつでも思い出せるようにしておく。
"Forget"よりも『Memory』の方が適切じゃね?と思うのは私だけですかね(笑)
第8話冒頭では、
ピズがクラスメイトと約束していたショッピングのことを忘れたという事象が発生。
直近の行動予定を忘却するとかどれだけ(笑)
さて、本節ではFコードとは別にさらに衝撃の事実が明らかになります。
それは10年以上アンドロイドを側に置く為には、
何度となくボディを交換して記憶データを消去しなければならないということです。
…ちょっとボディ交換の頻度高くないですかね?
そして記憶消去はユーザーが手動で行うようです。
テラフォーミング可能なレベルの科学力なのに、
メンテナンスに人の手が必要過ぎてワロタ
第9話ではピズの記憶が急速に失われていく様が描かれます。
公園で佇むピズをるんが発見し、駆けつけたマエストロへの第一声は--
【ピズ】「どなた様でしょうか?」
創造主を忘れるレベルなのに会話できるのは凄いな(笑)
エンドは2つ存在していまして、ピズエンドとるんエンドとなっております。
ピズエンドではFコードによる自身の書き換えが進みながらも、
今までの自我を保ったピズと暮らす流れとなっております。
つまり性行為の多寡が人間とアンドロイドとを区別するファクターである、
ということなのでしょう(笑)
まとめ
お話しが短めでHシーンが11あるという段階で、
AIについて深い話はムリと理解すべきだった、ということですね(笑)
蛇足
INNAMORATI-n
について思わせぶりに名乗っているのに全く説明がないのはワロタ