今回も前回に引き続き、tumugiより2003年10月24日に発売されました、
景志が何かに敗北する様を描いた君の想い、その願い
をプレイしていきたいと思います。
まずは景志の親類の沙奈シナリオから始めます。
沙奈シナリオ
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沙奈が景志の実家に下宿するようになってから野良猫に餌付けをしており、
半ば猫屋敷と化している状態ですが、鷹揚にこの状況を許す景志。
餌代とかどうするのかとか下宿先で多頭飼育して家汚さないのかとか、
景志くんはそれらについて話に出さないレベルで気にしていないのはおかしくね(笑)?
おかしいと言えば景志の沙奈に対するスタンスもおかしいです。
沙奈はちょっとだけ恥ずかしそうだった。
でも、なんとなくお互いの距離が縮まったような、
そんな感じがした。
お互いに子供だった時とはちがう…
なんとも奇妙な気分だ、と思わずには
いられなかった。
なんとなく昨夜はおとなしめの沙奈に、
戸惑いを感じてたけど、
この調子でいけば大丈夫だ…きっと。
確か景志は悠の訃報を知って慌てて帰ってきたという筈だったのですが…
これでは沙奈と暮らすために秋篠に戻ったかのようですね(笑)
沙奈とひとつ屋根の下
上京以来殆ど実家に帰省していなかった景志ですが、
実家で暮らす沙奈の様子が心配になったのか、ストーカー保護者モードに入ったようです。
ある日、陽が落ちてようやく帰って来た沙奈に対して
ごめんで済めば刑事(デカ)はいらないな。
遅いから心配していたんだぞ。
刑事(デカ)はいらないな
(笑)
次の日の朝には猫に餌をやりながら寂しそうな雰囲気を漂わせる沙奈を見て、
彼女が両親・祖父母と愛する人を失って生きてきた事を思い起こし、
そのつらさが悠を亡くした今なら理解できると思惟する景志。
…この時点ではまだ悠が亡くなった事を実感できていない状態の筈なんですが(笑)
そんな寂寥感を見たせいか、景志は再びストーカー保護者モードに入ったようです。
沙奈は今日も彼氏とデートか?
いや、なんでもない。
クソデリカシーなくてワロタ
なお、上の選択肢を選ぶと沙奈が"うっせぇよゴミ"みたいな感じになるので良かったです(笑)
そんなやり取りを挟みつつ、"行ってらっしゃい"と学校へ沙奈を送り出す景志。
ーーこんなやりとりが
なんとなくしっくりとくるようになってきた。
まだ3日目なんですがしっくりくるの早いですね(笑)
沙奈と星見
4日目の夜は同級生(男子)から電話で言い寄られて困っている沙奈を景志が名救援。
【景志】「もしもし?
ずいぶん長くしゃべってるみたいだけど、
俺のカノジョさんになんの用かな?」
ストーカーが同級生から景志にスライドしただけじゃん(笑)
カノジョ宣言後何故か話が切り替わり、毎日夜に何処へ行っているかと沙奈に問われた景志は、
展望台に彼女を連れていくことにします。
暗がりに連れていって沙奈、目をつぶれ
という感じでちょっと犯罪臭がします(笑)
展望台で満天の星を見て楽し気な沙奈でしたが、
"この風景も見納め"、"いつかは戻る"
などと景志が語ると独り暮らしで寂しい思いをしている彼女は意気消沈。
そんな沙奈を見て景志は
大事な人を失って、苦しい思いをするのは、
俺だけで十分だとーー。
そう思うなら軽々しくもうすぐ去るといったことを沙奈の前に言うな(笑)
というか根本的に景志があまり苦しい思いをしてなさそうなんですが
次の日の朝食はこてこての浪速の人だった
祖父が好きだったと言う献立で、
お好み焼きとやきそば…それにたこやき
と白ご飯です。
糖質過多・カロリー過多・塩分過多・栄養バランス、全ての面においてヤバそうですね…
いくら大阪人が粉モン好きとはいえ流石にそこまではしないと思います(笑)
あと、何故お好み焼き以外は"焼"が平仮名なのか謎です(笑)
なお、この朝食中において沙奈に関西弁をしゃべらせたり、
嫌がる沙奈に対して常に関西弁でしゃべるように強要したりして沙奈の邪魔をした上に、
早く食えとせかす景志さん。
【景志】「そんなこと言ってる間に、遅刻だ…沙奈」(中略)
【景志】「急いで食べろ」
これは酷い(笑)
さらには沙奈にとってセンシティブな話題を口に出して彼女の気を逸らしつつ、
【景志】「食べながら聞け。
お前には猶予は許されてない」(中略)
【景志】「口を休めるな」
これは本当に酷い(笑)
いくら沙奈がおかしな献立を出したからとは言え、陰湿な嫌がらせの仕方ですね(笑)
彼女を送り出した景志は、
やきそばにお好み焼きに、たこやき。
それだけ詰まった俺の胃はかなり悲鳴をあげてる。
さて、まずどこにでかけようか。
午後から雨
だそうですし、おうちで静養されてはいかがでしょうか(笑)?
響子さんを振り切りつつ沙奈を狙う
何故か沙奈を追っかけても響子さんの影がちらつく(笑)
秋篠に帰ってきてから方々の女性に気を取られる景志くん、
彼が悠と関係が自然消滅した理由が何となく分かってきますね(笑)
そんな風見鶏な景志ですが、沙奈が男子生徒と下校している様子を見て苛々するという
中々な好人物っぷりを見せてくれます。
沙奈さんの方も4日目夜に電話が掛かってきた時は嫌そうな雰囲気だったのに、
仲良く一緒に下校しているという(笑)
別の男子生徒である可能性もありますが、それはそれで男をとっかえひっかえしててヤバい(笑)
その後風邪を引いた沙奈を看病したりして、
何故か彼女に対する好感度が上がった景志くんの台詞はこちら↓
もしも沙奈…お前がそれを願うのであれば、
お前のそばにいてやりたいって
思わなくはないんだぜ…。
泣くな…沙奈、泣くなってば…俺は心の中で
叫んでいた。
お前誰やねん(笑)
エンディング
この間のイベントについて大分端折りましたが、もういいです(笑)
ということで、最後は小さな医院を開いた景志と看護師になった沙奈が切り盛りしていく感じで
エンドを迎えました。
エンディングに際して進路に迷っていた沙奈に"お前、看護師な"みたいな感じで
やっぱり強要している感じの景志が印象深かったです(笑)
響子シナリオ
では次に響子シナリオをプレイしていきましょう。
ここまで香澄・佳織・沙奈とそれぞれのシナリオをプレイした段階で分かっている情報は、
以下の通りです。
・響子は悠が亡くなった病院に勤務している
・悠とも少し話をする仲だった
・悠の死について何か含みがありそう(!?)
・院長の息子と婚約(!?)
・息子はエリート然として嫌な感じ(笑)
・病院内で婚約者とおっぱじめる息子(笑)
・他のシナリオでは息子と響子は結婚(笑)
もう香ばしい展開にしかなりそうにない(笑)
それなのに
正直に認めざるを得ないけれど…いつからか、
俺の中で響子さんは、
悠よりも存在が大きくなってしまった。
あーあ(笑)
"自然消滅彼女と比べても…"ということは言ってはいけない
響子の憂鬱
"悠の死について何か含みがありそう"な件で精神的に不安定な響子さん。
虚空に向かって叫ぶ彼女は、
完全に常軌を失っているかのように見えた。
もう駄目っぽいというかこの状態だった次の日に響子を押し倒す景志はヤバい(笑)
その後は院長の息子の悠に関わるとある悪事を景志が知り、
悪事の証拠を掴むため、夜の病院に侵入して悠のカルテを探します。
何故この段階で景志が警察に通報しなかったのかは謎です(笑)
一応途中のテキストで"響子さんは1人で罪を被ってしまうに違いない"からと、
理由付けはされていますが流石にそれはないというか、
証拠が付きつけられたら言い逃れができない類の悪事なので、やはり謎です(笑)
※因みにこの証拠を隠滅することも違法行為のようなので息子さんは詰んでいます(笑)
"響子さんに寄り添う"としながらも彼女に精神攻撃を繰り返しつつ(笑)、
悪事の証拠を不法侵入という犯罪行為で入手した景志。
院長と息子を脅迫し、息子と響子との婚約解消と慰謝料をせしめることに成功し、
そしてあとは、
ふたりで作る幸福に向かって突き進むだけーー。
からの~
息子から報復行為として凌辱されたことにより、
響子さんが精神崩壊してエンディングでした。
悪事の証拠を握られてさらに犯罪行為に走る息子さんは頭がおかし過ぎです(笑)
明らかにバッドエンドにするためだけの不合理な行動としか思えないので、
この展開はちょっと納得がいかないですね…
夏希シナリオ
最後は幼なじみの夏希です。
彼女は気遣い屋のようで、頻繁に景志の携帯電話におやすみメールを送ってくれます。
今までは攻略の関係上
簡単でもいいから、とにかく返事を書こう。
特に書くこともないし、書かないでおこう。
といった選択肢で常に『既読無視』だったのでようやくまともな対応ができますね(笑)
各選択肢の枝葉末節な展開の変化はありますが、
展望台で悠の日記を受け取らない
を選択すると夏希シナリオに入れるようです。
但し選択肢を間違えるとまた何かに敗北する景志を見ることになるので(笑)、
セーブはこまめに行っておいたほうが良いでしょう。
夏祭り後ようやく悠の死を実感し、それに向き合う覚悟ができた景志は、
展望台で夏希から話を聞きます。じゃあまず日記を読めよ
【夏希】「(前略)たぶん先輩はわかってた」
【夏希】「なんとなく自分の命が長くないってこと、
わかってた…」
いや、直前の響子シナリオでの息子の悪事を見るに、
明らかに突発的な事態で悠が亡くなったように思えるのですが…
それはともかくとして夏希によると悠は入院中も常に落ち着いていたが、
心の中では景志と会うことを望んでいたとのこと。
そのことを聞いた景志は悠の考えそうなことだった。
のにも関わらず
あいつの性格…誰よりもわかっているつもりで、
結果として背を向けてしまった自分が、
何より許せなかった。
結果としてそうなったのならやっぱり分かってなかったんじゃね?
ここの景志と夏希のやり取りはシナリオ中のハイライトシーンの1つだと思いますが、
他のヒロインのシナリオでのテキストを読んで景志の心情に疑念を覚えている
私はあまりのめり込むことが出来ませんでした(笑)
夏希シナリオは最初にプレイした方が良いかも知れませんね…
まだまだこのシーンは続きます。
涙ながらに励ましの声をかける夏希に景志は
初めて目の前にいる夏希が…実態を伴って目前に 現れたような気がした。
そんなボンクラっぷりだからプレイヤーが景志に疑念を持ってしまうんですよ(笑)
初めて実態を伴った
途端に夏希に対する好感度がストップ高らしく、
急に告白をかます直前まで自分が、何より許せなかった
景志くん(笑)
夏希への想いを自覚したからか、突然の告白に驚いて夏希が逃げ出した後も
ーー何かが確実に変わりつつある。
そんな確信が胸のうちに沸き起こっていた。
根拠のない確信(笑)
そんな無根拠っぷりでも彼を前向きにさせるのには充分であったようです。
3日後の約束
悠の墓前で祈りを捧げた後、帰宅した景志は夏希に電話を掛けます。
会いたいと言う景志に迷っているのか言葉を濁す夏希。
【景志】「会えないか?」
【夏希】「わからない…でも、今はとにかく…ダメ」
【景志】「いつなら会える?」
【夏希】「わからない…」
【景志】「明日は?」
【夏希】「…わからないよ」(中略)
【景志】「じゃあ3日後…正午にあの展望台で待ってる。
返事しなくていい。
お前が来なくてもーー俺は待ってるから」
非常にしつこいですね(笑)
最後の『俺を何時間も待ちぼうけさせる気か』という言外の脅迫がエグい(笑)
通話を終えた景志は悠の訃報を知らされてからの、
ずっと息すらもできないような地底をさまよい続けた日々
という妄想を思い起こし、
改めて自分には夏樹が必要だと確信。そして夏希についても
夏希が何を感じ、どう考えるかはわからないが、
互いが互いを必要としていることは確かだった。
夏希がどう考えるかは分からないのに彼女が景志を必要としているのは確かと
断定しているのは何故ですか(笑)?
さて、3日後に展望台で待っていると夏希に告げた景志くん、
その約束を告げた1日目の夜に
当然、展望台に夏希が現れるはずもなかった。
夜空の下、夏希の携帯に電話する。
その次の日も
昨夜と同様に、展望台で夏希に電話をかけてみる。
まるでストーカーですね(笑)
そんな日々を過ごしてようやく約束の日となり、景志は展望台へ向かいます。
あえて2日間の冷却期間をとったことは、
決して無駄ではなかった。
冷却していなかったのではないかと思います(笑)
エンディング
その後は波乱もなく2人はゴールインですね。
"悠と景志が最後にデートした"というコースをなぞって夏希とデートするシーンは、
このゲームでは珍しく普通に良かったです(笑)
おまけシナリオ
全CGとシーンを埋めたら解放されるようで、タイトルにおまけシナリオが出現しました。
本編では景志視点での悠との想い出のシーンが随所に挿入されますが、
おまけシナリオでは悠視点で日記を書いている体で景志との出会いからが描かれています。
純文学っぽい病弱な少女との恋愛小説な雰囲気が良いですね。
響子シナリオの帰結を考えると凄く微妙な気分になりますが(笑)
香澄を親友と紹介してくれるシーンとかも物凄く微妙な気分になりますが(笑)
まとめ
登場人物の心情について一部不自然な部分があるのが気になりますね。
景志の行動の中でも特に理解に苦しむのは、
悠と連絡が取れなくなってもそのまま放置していたという点です。
普通の遠距離恋愛であればあり得る話ですけれども、
悠の身体が病に弱く体調を崩しやすいことは景志も分かっていた筈なので、
何故連絡が取れなくなった時点で共通の知人である夏希に確認するとか、
秋篠に戻るとかの選択肢が取れなかったのかと思います。
だから佳織にあんたは…姉貴のこと、好きじゃなかったんだ
とか言われちゃうんですよ(笑)
それよりも大きな問題は響子シナリオと香澄シナリオの存在ですね。
完膚なきまでにゲームの雰囲気をブチ壊してくれています。
おまけシナリオの世界観を基底としたシナリオを全ヒロインで組み立てていれば、
もうちょっと評価が高くなったんではないかと思います。
まあ、有り体に言うと
俺は何を期待して来たんだろう?
蛇足1
攻略なしでプレイしましたが、
そこまで苦労せずに全CGが埋まりましたので難易度はそんなに高くはなさそうです。
日記を受け取る・受け取らないの分岐と、
香澄先輩だけは病院に行って息子と響子さんの情事を眺めないといけないので、
その2か所以外は基本的にヒロインのいる所を追っかければ良いかと思います。
蛇足2
バージョン情報の出し方がクソやばいんですが(笑)
ここで具体的な内容を出すのも憚られますが、
とりあえずtugumiはOSも開発している技術者集団のもようですね(笑)