其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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Skyprythem(Armonica) 感想 03

今回も、前回に引き続きArmonicaより2009年10月30日に発売されました、
Skyprythemをプレイしていきたいと思います。

前回で2人目のヒロイン・結衣のシナリオをエンディングまで読了しましたので、
今回は佐倉先生のシナリオをプレイしていきたいと思います。
※佐倉先生は誰かのエンディングを迎えた後で攻略可能になるようですのでご注意

千尋との出会い。

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クリア後に最初からスタートすると選択肢が増えておりまして、
「あの廊下を行けば教室があるだろ」を選択すると佐倉先生と出会えます。

【女性】「あなた、青野和希くんでしょう?」(中略)
【女性】「待ってたのに…いつまで経っても来ないんですもの。
もう入学式始まってますよ」

待ってたにしては他のシナリオでは和希に何の反応もしていなかった先生(笑)

和希の手を引いて入学式の会場に連行する先生は佐倉 千尋と名乗ります。

【佐倉】「あなたの担任の先生です。さくら先生って呼んで下さい。
ひらがなで、さくら、ね」
(前略)それが和希とさくら先生との出会いだった。

セーブデータのキャプションでは千尋
メッセージウインドウのキャプションでは佐倉
本人曰くひらがなで、さくら…てんでばらばらですね(笑)

この後はほぼ共通シナリオなので省略します。
先生シナリオに入る為、攻略サイトの指示通り部活見学後の最後の選択肢で、
でも、やらずに立ち止まるよりは、一歩進んでいたい。を選択します。

あの部活に入ってみよう。

なぜ、部活の名を明言しないんですか?

現実を直視する

テストの点数が6点だった和希くん、この場面での選択肢現実を直視するを選択すると、
佐倉先生から呼び出しを食らいます。

和希が1年生を経験するのは2回目だ。(中略)
入学式にも出ず、学園に来ることが全くというほどなかった生徒(中略)

そういう重要な話はどのシナリオでも情報を出すべきと思いますね…
さて何故和希が再び学園に来ようと思ったのでしょうか?

【和希】「…俺は何か決めてここに来たんじゃないです。ただ、何
かしなくちゃって思った時に」(中略)
【和希】「ここに来なきゃいけないような気がしただけです。とても
中途半端に投げ出してしまったから」

入学式から来てなかったなら中途半端じゃなくて完全に投げ出してるのでは(笑)?
あと再び学園に来た理由がふわっとしすぎててワロタ

その後は友人たちとゲームセンターへ向かう和希。
しなくちゃいけない何かとは遊び呆けることなのですかね?

帰宅後、
なんだか浮いている気がする。さくら先生の話を思い出すの選択肢2つを選び、
千尋シナリオに突入です。

さくら先生に何を求めるのか

次の日(4月9日)の昼休み、特に理由なく音楽準備室に向かい千尋に会いに行く和希。
生徒各々の悩みに向き合っていきたいという旨の教師の鑑のような発言をした千尋に対して

落胆にも似た、妙な脱力感。
さくら先生はいつも、同じように生徒を励ますのだ。
誰に対しても同じ。
1人で悩まないで、応援したいんです、そんな言葉が頭を回る。
…誰にだって、言ってるくせに。
でもそれに騙されてたのは自分だ。
それに気付いてしまった、脱力感だった。

教師が生徒に対して平等に接することに対して脱力感を覚える精神性がヤバいですね(笑)

場面が変わって4月29日の校内清掃です。
割り当てられた音楽準備室の清掃を千尋と行い、最後にゴミを捨てに行く和希。
ゴミの分別所では生徒たちが行きつ戻りつしていて、事務員が渡されたゴミの分別を行っています。

普通クラスの生徒、特進クラスの生徒。
特進クラスは女性のみなので、当然女性の方が多い。
単なる清掃なのに不思議と皆イキイキしている。
和希は全く気にも留めなかったが、彼女たちは事務員のおじさんにも
笑顔で挨拶をしている。

音楽学習会で普通クラスの演奏を聴いて嘲笑するというムーヴをかました特進クラスの皆さん、
清掃をイキイキとこなし、笑顔で事務員さんに挨拶をしています(笑)
二面性あり過ぎて怖(笑)

音楽準備室に戻ると清掃で汚れたのでという理由で着替え中の千尋と遭遇。
このタイミングで鍵を掛けずに着替えるのはあり得ないでしょ(笑)

見た見なくていいもの

恐らくこの後の展開で出て来る色々な和希のエピソードは、
他のヒロインのシナリオでも関わってくるのでしょう。
しかし、遙・結衣シナリオにおいては全く出て来ないネタなので、
初見でポカーンとなってしまいました(笑)

とりあえず現時点で出て来たシナリオや設定を見る限り、
和希は悲劇のヒーロー気取りで人の話を聞かない且つ頭が悪い印象です(笑)

因みに見出しは本文テキストからの引用ですが、意味分からん(笑)

この後は何故か和希と千尋が恋人関係になって、
音楽祭関係はさらっと流す感じでエンディング。流石におまけ扱い…

紫シナリオ

次は紫シナリオを進めたいと思います。
4月2日に出て来る選択肢で「紫ちゃんの部活の話って聞いてないけど」を選択すると、
次の日の選択授業で紫と同じ楽器演奏コースを受けることになります。

この授業コースでは数が許す限り好きな楽器を演奏することが出来るようです。
和希と紫はピアノを選びますが、この授業で紫が和希のピアノが聴きたいと言ってきます。

天才ピアニストと呼ばれる少女が、そこまで言う理由。
和希には全く見当もつかなかったが、その真剣な願いを断る理由も
なかった。

いつの間にか天才ピアニストになっていた紫(笑)
明らかに普通にお願いしている雰囲気の紫なのに真剣な願いとかいう和希(笑)

教師からピアノ実習室の鍵を借りて向かう途中、
紫は元の卵の中に戻ったように一言も喋らなかったとのことですが、
どういう比喩なのか良く分かりません(笑)

さて和希が選んだ曲は『幻想即興曲』。
Watashi no SoraがBGMで流れる中、幻想即興曲を弾く和希。
そこはBGMも幻想即興曲にすればいいのでは(笑)?

演奏後に、昔は弾いていたのにどうして今はピアノを止めてしまったのかと和希に問う紫。
因みにこの場面に到るまで"和希がピアノを止めた"といった話は出てきていません(笑)

答えられない和希を気遣い、図々しいことを聞いてしまったと謝罪する紫。

【和希】「いや、違うよ」

彼女の謝罪に対して図々しい問いかけではないと否定しますが、
この後の会話でもピアノを止めた理由は一切述べない意地悪な和希くんなのでした(笑)

図書館とか、行ってみようか(4月5日)

既読部分を飛ばして4月5日まで話を進めますと、
放課後に何処へ行くか3択が出て来ます。
ここは攻略サイトの指示通り図書館とか、行ってみようかを選択しましょう。
もちろん、"とか"と言いながら図書館のみに向かいます(笑)
図書館では"趣のある洋風建築に惹かれて図書委員になった"という紫と遭遇して、
オススメの書籍を聞いたりして親睦を深めていきます。
…何しに学園に来てるんですかね和希は(笑)?

4月9日は"部活へ行く"か、今日はちょっと用事が…というフザけた2択です。
ここも攻略サイトの指示通り部活に行かずに帰ります。
部活より大事な用事とは、本日発売日のCDを購入し、30分ほど店を冷やかすことです。
部活後でもいいじゃんそんなの(笑)

さて、この後はしばらく面白いネタがない展開があまり進まないので、
4月26日まで時計の針を進めます。
和希のどうでもいい夢見について1人語り後、天気がいいからと外へ出かけることにした和希。
公園か図書館かということで、涼しい図書館、とか?を選択します。
4月5日の選択肢でもそうでしたが、"とか"って何だよ(笑)

町営の図書館は規模が小さいということで、学園の図書館に向かいます。

休日も学園に行くというのも癪だが、和希はあの学園の施設につい
て知らないことだらけだ。
食堂が休日もやっているということもあるし、決定。

学園の図書館に赴くのに学園の施設について知らないことが理由なのは謎ですね。
平日の休憩時間か放課後に確認したらいいじゃん(笑)

図書館に着くと図書委員の紫と結衣が居て、紫とは以前よりは打ち解けてきたものの、
結衣はほぼ無言の行で嫌われている雰囲気です。

確かに誰かと仲良くなるためにここに来た訳じゃないが…
毎日同じ場所で快適に過ごすために、クリアすること。
その1つの問題な気がしてならなかった。

相変わらず和希君は何言ってるのか分かりません(笑)

圧迫面接者・和希

校内清掃(4月29日)と同日の放課後(とは明言されていないですが多分放課後)、
紫のピアノが聴きたいと集団で彼女の元へ押しかけます。
人前でピアノが弾けない恐怖症的な状態の紫は無理だと今にも泣きそうな雰囲気で断ります。

【和希】「俺たちに聴かせたくないってこと?
それとも人前で弾くのが嫌?」

ド直球な質問でワロタ
こういうこと言う奴に聴かせたくないのも当然でしょ

【和希】「(前略)でも、今試しに弾いてみないか?」

【和希】「(前略)事前予習はバッチリなわけだし、全然問題ないよな。
弾けるところまででいいから弾いてみないか」

弾け弾け感がものすごい(笑)

案の定、ピアノを弾くことが出来ず紫を号泣させ

何度も何度も、泣きながら紫は謝った。
わんわんと泣く2人に、他の3人はどうすることも出来ず。
ただ泣きやむまで見守っているのが唯一出来ることだった。

半ば無理矢理弾かせて泣かすとか和希くんマジ鬼畜(笑)

メロディ・ソーイング(4月30日)

この日のPC音楽同好会は賑やかだそうですが、
和希曰く1人で騒ぎまくる3年の日高がいるせいではない、とのこと。
彼はこのように述べていますが、そもそも日高先輩って誰ですかね(笑)?
名前しか出てきていなかった人物についてどうこう言われても(笑)

次の日に選択授業で紫と和希がピアノ練習をするというイベントがありつつも、
特にストーリーに進展はなく、5月7日にようやく紫が登場です。

紫と結衣との会話を和希が盗み聞きするシーンです。
何だか紫が前向きです。焦らないでじっくりと頑張るそうです。

【紫】「本当に色々ありがとうございます。香原先輩や皆さんの助言
がなければ、1人で悩んで、ピアノも辞めていたかもしれま
せん…」

皆さんが仮に和希たちのことだとするとまともな助言などなかったと思うんですが(笑)

前述の紫の台詞を受けて結衣は、

【結衣】「私は何もしてないけど。
でも絶対にやめてほしいわ」

"ピアノを辞めるのを絶対にやめてほしい"という文意なんですが、
"辞めてたかも…"という話の返しとして"絶対にやめろ"と言うのは、
グダグダ悩むんなら辞めちまえと煽っているようにしか見えません(笑)

このシーンの次は5月7日の帰りのHR待ちの場面です。
先程の紫と結衣の会話は『部活動の時間帯』での出来事ですが、
次のシーンは帰りのHR待ちです。部活後に帰りのHRを実施する学園(笑)

部活後のHRで千尋よりフェザー・パートナーを5月末までに決めろと言われた和希たち。
次のシーンは昼食時にフェザー・パートナーについて和希たちが色々と悩む場面です。
なお、タイムスタンプはずっと5月7日です。

時が止まるほど悩んだ末、軽音部のメンバーとフェザー・パートナーを組むという玲南を除く、
和希・明日香・千花子・紫でフェザー・パートナーを結成。
音楽祭へ向けて作品を構想していくことになります。

ようやく時が進み、5月15日は作品構想の為に和希が図書館に赴く場面です。
図書館で偶然見かけた紫の元気が無さそうなのでどうしたのかと尋ねる和希。
"自分がいない方がもっと色々なことが出来るのでは"と謎にネガティブな紫です(笑)
ここは和希が主人公らしく慰めてくれるはず…

【和希】「(前略)どーせ何とかなるからさ」

言葉が軽い(笑)

適当になぐさめた後は紫が手に持っていた童話の話題になります。

【和希】「童話ってあまり見ないけど、こんな感じなの?もっと難
しくて古くさいのばかりのイメージ。グリム童話とかさ」

童話が難しいイメージとは(笑)?知能が幼児以下の和希

おとのつくりかた(5月19日)

↑の見出しはセーブデータのキャプションなんですが、
昼休みに昼食を食べてすぐ寝る明日香、ケーキバイキングに今度行こうと話をする千花子、
といった感じで音楽の話を全くしていません(笑)

おとなしなシーンの次は今日も和希は図書館へ。
紫とどうでもいい会話をしてまた場面が移り、お次は生徒会室で昼食を食べるシーンです。
そしてタイムスタンプはずっと5月19日です。
この体たらくなら日付とか入れない方がいいんじゃ?と思ってしまいますね(笑)

6月9日は昼食の場面です。…昼食の場面多いな(笑)
軽音部のメンバーとは方向性が違ったと言うことで改めて玲南がフェザー・パートナー入り。

あの時雨に濡れながら玲南が何を考えていたのかは分からない。

そんなシーンはなかったです(笑)

水谷姉妹と和希

6月26日は体育の授業で貧血により保健室に運ばれた紫を寮に送るイベントです。
保健体育委員は明日香ですが、彼曰く

【明日香】「そうだけど。でも俺、ゆかりんに嫌われてると思うんだよね。(中略)
だからさ、お前行ってくれよ」

一緒に昼食を食べている仲なのにギスギスした関係でワロタ

このようにギスギスしつつも(笑)音楽祭に向けて練習に励む5人は、
昼休みの食後の時間も使って演奏のトレーニングに打ち込みます。

そんな感じで練習中の7月7日の昼休み、5人の元に遙がやって来て、
指定場所以外の練習は許可が必要だと注意してきます。
なお、4日前に生徒会役員の遼が5人の練習風景を眺めていますが何も言っていません(笑)

注意を与えた後、颯爽と去る遙。
何を思ったのか和希が後を追いかけて彼女に声を掛けます。

【和希】「練習、見に来て貰えませんか」

唐突過ぎでしょ(笑)
何故?と遙に問われ

言葉に詰まる。
なぜだかそうしなければいけない気がしたのだ。
確固とした理由が思いつかない。

制御不能和希(笑)
理由を言わない和希にも誠実に"忙しいので急に言われても困る"と説明してくれる遙。
そんな遙に対し

【和希】「じゃあ、訊きたいんですけど。どうして、妹さんと仲が悪
いんですか?」

これはひどい(笑)
"仲は悪くはないしそもそも和希が姉妹関係に口を出すのはお門違いじゃね?"
と遙に反論され和希は

【和希】「妹さんの演奏を、聴いてあげて貰えませんか。別に姉妹関係に口
を出すつもりはないです。ただ、話す機会がないなら設けてあげ
て欲しい」

"もっと話をしろ"というのは口出しの範囲外らしいです(笑)

話が終わった後は紫に勝手なことをするなと涙ながらにブチ切れられて

(前略)紫と同じように、和希もがっくりと肩を落とした。
【和希】「なんでそんなに……」

ざまぁ
プレイヤーとしては何故急に和希が唐突にこういうことを言い出したのかという点について
「なんでそんなに……」ですね(笑)

この日の放課後の遙臨席での練習も当然上手く行くわけもなく、

【紫】「あ…あぁ…ううぅ」
キーボードを目の前に、紫はしゃくり上げるのを必死で堪える。
震える身体が崩れ落ちるまでにそう時間はかからない。

明らかに和希がこの事態を引き起こした原因ですが、
(恐らく紫の様子がいたたまれなかったので)無言で出て行った遙に、
"紫に声くらいはかけろ"とキレ気味です。凄まじい責任転嫁(笑)

ここの一連のテキストは紫シナリオの最大の草生やしポイント見せ場だと思います。

姉妹の距離を縮めよう By遼

次の日は紫を慰めようということで千花子たちが和希と紫のデートをセッティング。
慰めるんじゃなくてトドメを刺しに来てると思うのは私だけですかね(笑)?
あと、映画館で紫の立ち絵が表示されないのは何で(笑)?

一応お互い悪い所があったよねということで互いに謝罪し、紫を寮に送り届けてデートは終了。
和希は帰宅後恐ろしいまでの疲労感でベッドに身を投げ出し、
時折、背中を這う悪寒が止まらなかったらしいです。何故ここで悪寒(笑)?

次の日は生徒会室で仕事をこなしている和希と遼、水谷姉妹が街へ繰り出し、
ファーストフードで食事です。
…和希はこのシナリオでは生徒会と関係ないですが、何の仕事をしてるんですかね(笑)?

この後は合唱コンクールがありますが、紫シナリオにおいてはイベントはなさそうので省略します。

場面は飛んで7月28日と29日の水谷家別荘イベントです。
ほぼ遙シナリオのトレースですね(笑)
ここのテキストは水谷姉妹の仲に関する核心トピックなので詳しくは取り上げません。
水着イベントをいれたかっただけでは?

8月10日は何故か肝試しです。よくある感じのイベントですが、

【紫】「そんなこと、あります。とても格好いいです。いつま励ましてく
れるし…和希さんと一緒にいると、勇気がでます…!」

というギャグ台詞とともに

【紫】「……私、和希さんのことが…好きです」

ピアノ弾け弾けと強迫してくる人を好きになるの(笑)?

まだ紫シナリオは続きますが

他のヒロインのシナリオと被ったりしているので、今回は省略させて頂きます。

2点挙げさせて頂くと、
・イベント絵は別人(笑)
・11月6日のデートで半袖(笑)

※もちろん前後日のイベントは長袖です

エンディングでは水谷姉妹の仲も修復され、バカップルで幸せ満喫のシーンで幕。
エンディングのCGはまだ同一人物に見えます


長くなりましたので、今回はここまでと致します。
打ち込みでの作曲もこなし、ベースも弾いたことがあり、
ピアノも弾く多才な和希の活躍に次回でも乞うご期待(笑)