【響】「オレは、あんたのシナリオがゴミだって言ったんだ」
今回は、You & I より2004年06月25日に発売されました、
Angel Egg
をプレイしていきたいと思います。
本作は『宅配恋愛倶楽部 サファイア』『春待蜻蛉』に引き続き、
"gamememo.xls"に記載されるも未レビューであった作品の内の1つとなります。
若干ネタバレになりますが、内容を以下に転記します。
2006/4/4
場所移動方式でコマンド選択式なのはひさしぶりでございますね。
今時それはねェべ?主人公は数日毎に小説を書くんですけれども、
同じネタを何回も繰り返し書いてるんですが?
フラグ管理がなってない証拠と言えましょう。後、9月4日ごろまで学校が休みになってるっぽいんですが?
というか作品中に作品内のリアルさ
(現実との共通点によって共感度が増す的な意味合い)について
語ったりしているのにこの体たらくですか…
学校がそんなに休みになるなんて、
う~ん、リアルだねぇ~繰り返し(というか使いまわし)が多過ぎて、展開に起伏があんまりないっす。
ゲーム内で演劇の演出についてあれだけ語ってて、
ゲームの演出についてはそんなもんってのはちょっと…BADEND確定ですと、主人公、轢死。
ありえね~…死ぬ必要が無いって。ていうか選択肢多過ぎてウザい。
…レビューどころじゃないというかクリアしているかすら怪しいですね。
プレイしたはずなのですが、記憶がほぼありません(笑)
再プレイにあたり、流石に攻略が無ければやる気になりませんでしたが、
幸いにも先人の知恵をお借りできそうです。というわけで本作に再度挑戦してみます。
システム
回想はありません。久しぶりに見たな、おまけモードのないゲーム(笑)
セーブスロットは8個です。致命的に足りません(笑)
また、セーブ・ロード画面からは右クリックでは元の画面に戻れず、
画面内右下辺りにある小さい戻る
の文字をクリックしないといけないのもストレスです(笑)
シナリオだけじゃなくシステムもゴミ
タイトル画面にて途中から始める
を選択してデータを選ばずに戻る
を選択すると、
タイトル画面に戻ってからフェードインで再度最初から始める
などの
メニュー項目が表示されるのですが、なかなか文字が出て来ません(笑)
メッセージ速度は最速にしてもノーウェイトにならず、少し遅く感じます。
スキップはそこそこ速いのでそれで代用すれば問題はないと思います。
バックログは一応ありますが、辿れるメッセージは16個のみ。流石に少なすぎですね。
シナリオだけじゃなくシステムもゴミ
あと、ゲーム本編からタイトルに戻る際に出てくる確認ウインドウの色彩がおかしいです。
タイトル画面に戻ってよろしいですか?というメッセージは真っ赤で、
背景色が緑色で少し気味が悪いですね(笑)
あらすじ
学生であり、実は売れっ子小説家でもある主人公(名前変更可能・既定では淳行
)が、
学園祭の劇のシナリオを書いて演劇部の危機を救う!
あわよくば想い人の唯も恋人にしちゃる!みたいな感じだと思います(適当)
本編プレイ開始
続きを読む
終業式(の後のHRも含めて終業式と定義されているらしいです)の長く感じる先生の訓示が終わり、
夏休みの予定を語りあうクラスメートたち。
その中で淳行はある男女が気になったようで、その会話に耳を傾けます。
【男】「なあ、アリバイ工作はどうなってる?」
……アリバイ工作!?
【女の子】「大丈夫よ。ちゃんと頼む相手は見つけてあるって」(中略)
【男】「ばっちりさ。海のそばで、ご飯の美味しいところ。海が見えるセミス
イートのダブルルーム!貸し切り露天風呂付き!完璧だろ?」
学生なのにいい所に泊まるなあ(笑)
セレブな男女が教室から出て行った後、人波を絶ちきる
ようにして、
松井 由紀
が幼馴染である淳行のもとに駆け込んできます。
淳行と由紀は演劇部に所属しているのですが、
彼女によるとその演劇部が大変なことになっているそうです。
慌てて淳行が部室に向かうと部長でシナリオライターの賀正院歌麻呂(ペンネーム)
に、
1年の春日野響
が、食ってかかっているところでした。
【響】「オレは、あんたのシナリオがゴミだって言ったんだ」
このゲーム内での台詞だと思うと含蓄に富んだものに聞こえてくる不思議(笑)
淳行や、やたらと目がキラキラしている淳行の想い人である崎山 唯
も、
部長作のシナリオはゴミであるという主張を遠回りに賛成してしまったため、
ブチ切れた部長は他の3年生を引き連れて全員退部。
学園祭の劇はもうすぐだというのに、部員は淳行と由紀、響と唯の4人のみ。
さらに部の秩序を乱した咎で、
演劇部顧問の三下先生より演劇部の今後の活動について以下が申し渡されます。
・部活は休止し、校内の設備利用は不許可
・学園祭までの間に何らかの進展がない限り学園祭の参加も取りやめ
…部活はするな学園祭への準備は進めろって意味が分かりませんが(笑)
ねえさん登場
帰宅後も劇について考え続けていると、
従姉であり、淳行の編集者でもある新井 紗菜恵
が声を掛けて来ました。
因みにこの場面で淳行が語るところによると、
淳行が唯への思いの丈をぶちまけた私小説だった夜想曲-ノクターン-
を勝手に
紗菜恵が編集部に持ち込んでデビューさせて何かの賞を貰ったらしいです。
さらに紗菜恵の実の娘であるちはる
も登場。
なお、攻略サイトによると紗菜恵も攻略対象のようです。…節操無さ過ぎだろ(笑)
紗菜恵に部活のことを話してみたところ、演劇部OGでもあるねえさんに任せなさい!
みたいな感じで部活再開の目処が立ったようです。
具体的に紗菜恵が何をやるかはよく分かりませんが、目処が立ったようです(笑)
因みにこの時のねえさんは
腰に右手を当てて左手の人差し指をピッと上げてる感じのポーズなんですが、
腰がくの字に曲がってる状態でそのポーズをしてるので、
体がぐにゃって歪んでる感じに見えます(笑)
クヌムのネスコンスみたいな柔軟さでワロタ
さて、部活に目処がついたという吉報を知らせようということで、
誰に電話を掛けるかで初の選択肢が出て来ます。
崎山 唯
松井 由紀
春日野 響
マウスを名前の個所にホバーするとテキストの色が暗くなり読みにくいです。
ユーザビリティとか考慮に入れて無さそうというかデバッグ時に気付くだろ(笑)
攻略サイトによれば、ここで既にシナリオ分岐が始まってそうな雰囲気です。
つまり、ほぼ同時攻略は不可能であるということですね。
選択肢がクソほど多いこのゲームで何という仕打ち(笑)
一児の母を狙う
今回はねえさんから攻略していくことにしましたので、攻略通り唯に電話を掛けることにします。
そしてその後に長いOPムービーが始まります。
既読スキップは可能みたいなので、1回目は頑張って見ましょう。
ムービー後はメッセージウインドウの位置に大きく8月01日
と表示されます。
日付が変わったことを示すアイキャッチの代わりだと思われますがしょぼいな。
そして淳行が目を覚まします。
昨日の騒動が嘘のように、晴れ上がった日差しが僕の目を焼いている。
昨日の騒動
とは一体何を指しているのでしょうか?
まさか『部長のシナリオがゴミ』騒動のことを言っているのではないですよね?
そうだとしたら07月31日が終業式ということになりますが…
ちはるが作ってくれたと思しき朝食を食べてから淳行は何処かへ出掛けることにします。
何処へ出かけるかは選択肢です。
商店街
公園
駅前
ファミレス
病院
学園
自宅
選択肢多過ぎでしょ(笑)
そりゃ当時の私もMAP方式じゃねえのかよとメモに書きますわ…
今回は紗菜恵狙いですので、自宅
を選択します。
何故か勤務時間中の紗菜恵が自宅に酒を飲みに来ます(笑)
しかし無念にも時間が押してしまったらしく、
ねえさんは、腕時計を見ながら大慌てで家から飛び出していった。
とのことです。そしてそのテキストワンクリックからの~
商店街
公園
駅前
ファミレス
病院
学園
自宅
ちょ(笑)
因みにロードごとにイベントが変わったのでランダムで色々なテキストが楽しめます。やったね!
この紗菜恵が酒を飲みに来るイベントでは酒の名前を連呼する場面があるのですが、
ういすき~ういすき~
がしょーちゅーしょーちゅ~
と酒の名称が変わっただけでした。
RPGの色違いなザコ敵かよ(笑)
なお、他にはビールビール~
発泡酒発泡酒~
を確認しています。芸が細かいですね。
そういうところに力を入れられるなら他の所はもうちょっと何とかならなかったのか
再度自宅を選択すると、リビングにいてもしょうがないということで自室に戻ります。
1回目の選択肢から自宅を選択すると昼からずっとリビングにいることに(笑)
淳行が自室に戻ると、直近の仕事もないということで書きかけの小説の続きを執筆。
なお、ねえさんに演劇部再開への交渉をしてもらう交換条件として、
淳行は夏休み中に10本の短編小説を書かなければならないことになっています。
…短編小説がどれぐらいの字数かは分かりませんが、
ねえさん曰く4日に1本のペースで書かないといけないらしいので
書きかけの別の小説を書いてる暇はないはずですが余裕の淳行さんですね(笑)
あと、8月1日から4日に1本だということは夏休みは9月10日までということですか?
自室で前述の小説を書いていると、
紗菜恵から声を掛けられてお出かけすることになりました。
担当作家の執筆を邪魔する編集者・ねえさんに連れられ、
綺羅 沙衣子
とかいう女優に会いに行ってどうでもいい話を拝聴。
……なんだ、こりゃ?
この台詞は淳行が部長のゴミシナリオを読んだ時の反応ですが、
綺羅 沙衣子
さんとの会話イベントもプレイヤーは同じ反応になると思います(笑)
女優との会話が終了した後、
夏休みに淳行が執筆する短編小説についての説明が紗菜恵からなされますが、
企画を通すのに時間がかかってしまったので、第1弾の締め切りは3日の朝イチとのこと。
…女優に会いに行かせる前に執筆させろよ(笑)
さて、紗菜恵から仕事のディテールについて説明を受けた淳行は小説の執筆を開始します。
キーワード愛
勇気
忍耐
努力
をコンセプトに書くということで
どのキーワードで執筆するかでまた選択肢が出て来ます。
攻略サイトの指示に基づき、ここは努力
を選択。
8月03日、第1弾執筆完了
2日かけて詰まんなさそうな小説を何とか書き上げた淳行。
さて、これをフロッピーに入れて、テーブルの上に置いておこうっと。
フロッピーというのがまた時代を感じさせますね(笑)
集中して執筆すると、ダメージ回復に時間が掛かるのが困るよなぁ。
ダメージ(笑)?
そんなことを言ってもしょうがない
(?)ということで街に出て気晴らしをすることにした淳行。
商店街
公園
駅前
ファミレス
病院
学園
自宅
また同じ選択肢かよというか気晴らしに病院って
どういう気晴らしをするつもりなんですかねえ?
攻略サイトにしたがって自宅
を選択します。
"出掛ける"と言いながらやっぱり自宅にいるという選択をしますが、
特にフォローはなくそのまま自宅での淳行の自分語りが始まりました。その後にまた
商店街
公園
駅前
ファミレス
病院
学園
自宅
もう結構です(笑)
もう一度自宅
を選択しますと
外をぶらぶら歩く時間はまだあるけど……もう一度外に出るのは面倒だ
な。
この日は1度も外に出ていませんが(笑)?
その後、泥酔して交番に保護された紗菜恵を迎えに行くイベントが発生します。
淳行が彼女を背負って帰っているCGがここで表示されるんですが、
彼女はポンチョを付けてますか? 腕の下の辺りの服がおかしいんですけど(笑)
背負われながらも愚痴りながら絡んでくる紗菜恵に、淳行は
適当にあしらう
それなりに真面目に相手をする
どっちにしろ微妙にいい加減な扱いでワロタ
ここも攻略にしたがいそれなりに真面目に相手をする
を選択します。
帰宅後、女性に部屋に入るのはまずいということでリビングで紗菜恵を介抱した後、
自室に戻り執筆作業を再開する淳行。キーワードは何にするか?で選択肢です。
愛
勇気
忍耐
努力
プレイヤーには常に忍耐を強いられますが、ここは努力
を選択します。
まあ、テーマを決めた途端ストーリーが浮かんでくるなら、誰も苦労しな
いよなぁ。
今回も、ベッドで横になりながらネタを練ることにしよう。
意外と寝転がっているときに、いいアイデアが……。
いいアイデアが…………。
8月04日~06日
(部屋が明るくなり)
また、ネタを考えているうちに、眠っちゃったみたいだ……。
この台詞のワンクリック後、部屋が暗くなります。一瞬で夕方です(笑)
いきなり夕方になったので紗菜恵が自室にやってきます。
次の締め切りは7日の朝だそうです。それと合宿とやらをやるそうです。
【紗菜恵】「合宿用に、隣駅のお寺を借りたのよ。4日ほどね」
何の説明もありませんが、"演劇部"の合宿です。
紗菜恵はこの合宿で他のメンバーの気概や技量を見て学園に掛け合うかを決めるそうで、
自分が小説を書く交換条件で掛け合うという話じゃなかったのかと淳行が彼女に問うと、
"それは前提条件であってまた別の話だ"と言い出します。
では時間を巻き戻して紗菜恵の台詞を確認してみましょう。
【紗菜恵】「でもね、大人の社会はそんなに甘くな~い。もちろん交換条件があるわ
よ」(中略)
【紗菜恵】「そう。夏休みに、キーワードを含んだ短編小説を、10本ほど書いて頂
戴」
嘘ついてんじゃんコイツ(笑)
由紀に合宿の連絡をした後(当然のことながら誰に電話するかは選択肢です)、
小説の執筆に勤しむ淳行。また寝落ちして次の日です。
明後日は合宿ということでハイペースで執筆します。
集中して執筆すると、ダメージ回復に時間が掛かるのが困るよなぁ。
同じこと言っててワロタ
その後また場所移動です。
商店街
公園
駅前
ファミレス
病院
学園
自宅
いやだからこんだけ場所移動させるならマップ用意しろよ(笑)
マップ方式でヒロインの場所が分かるようになってたらまだマシだったと思いますよ…
2度ほど自宅へ"移動"した後は明日は合宿だということで、早めに寝ることにする淳行。
…………あっ!
……いや、違う!
寝ちゃだめだろ!?
短編小説を上げないと……!
お前(笑)
合宿のことばかり気になって、重要なことを忘れるところだった。
8月05日、つまりゲーム内前日のことを何故忘れるのか淳行さん(笑)?
合宿開始(8月07日)
駅前で合流して演劇部員に従姉である紗菜恵を紹介する淳行。
真夏と言っていい季節にブレザー姿で現れた3人は気合充分です。
更に言えば響だけ色合いが違うブレザーなのも高ポイントじゃないでしょうか(笑)
合宿先である寺の本堂は埃だらけということでまずはトレーニングを兼ねて(?)掃除からです。
気合の入ったブレザーでは掃除がしにくいということで、詰め所で別の服に着替えます。
淳行は紗菜恵より見張りを仰せつかり、
【紗菜恵】「信用してないわけじゃないけど、ついたてもするから、覗いても無駄
よ?」(中略)
【淳行】「はいはい……覗かないって言ってるのに」
言っていません(笑)
合宿初日が終了し就寝時間を迎えますが、本堂で寝付けないままである淳行。
眠れないならと、彼は劇のプロットを考え始めますが、
その途中に明かりが消えない本堂の様子を見に来たという響に
プロットを書いているメモを見られて、
【響】「ダメだな、こりゃ」
と駄目だしされます。
響曰く、序盤の伏線消化までで4時間かかるんじゃね?尺長過ぎじゃね?とのこと。
【響】「オレたちが上演するのは、学園祭での出し物だろ?」
【淳行】「……だからって、手を抜くのもどうかと思うけど」
【響】「手を抜くとか、そういう問題じゃない。全然分かってないな」(中略)
【響】「だが今回演じるのは、あくまでも学園祭の出し物の1つ。演劇に興味が
ある人間なんて少ないし、演劇を見ると時間を食って学園祭を楽しめなく
なると分かれば、見ないだろうな」
……そうか。
演劇の内容だけで考えてはダメだったんだ。
いや、普通こういうイベントでは出し物ごとに尺が決められてるだろ(笑)
レギュレーションすら理解してない奴が土俵に上がってどうするんですか(笑)?
合宿終了(8月08日・8月09日)
翌日は肝試しして青姦カップルを目撃するイベントが発生します(笑)
肝試しはペアで行動するというよくあるやつで、
淳行が肝試しにノリノリになるかしおしおになるかでペアの相手が変わります。
しおしおだと憧れの唯と青姦目撃です(笑)
次の日は発声練習で由紀が倒れてしまいます。由紀はすぐに意識を取り戻したものの、
近くに医療施設がない場所で合宿は続けることはまずいだろうということで、
今回の合宿はこれで切り上げに。
唯や響は自分たちだけでも残って練習を続けたいと言いますが、
紗菜恵は由紀のことが気になって身が入らないだろうからとその申し出を却下。
それでもなお食い下がる2人に紗菜恵は淳行に意見を求めます。選択肢が出て来ます。
ねえさんの言う通りにしよう。
時間がないので練習を続けよう。
由紀以外は残って練習をしよう。
なお、何を選んでもねえさんの言う通りになるので素直に言う事を聞いておきましょう(笑)
帰宅した後は泥のように眠り8月09日が終了。
ツッコミどころが多過ぎて話があまり進められていませんが、
長くなりましたので今回はここまでと致します。ではまた次回にて。