今回は、CLOVERより2003年12月12日に発売されました、
ている・ている
をプレイしていきたいと思います。
本作は選択肢方式のオーソドックスなADVですが、
選択肢の数が膨大なので、攻略サイトを見ることをお勧めいたします。
今回のプレイも昔プレイしていたものを再度プレイするいつもの私のパターンなのですが、
特定のキャラのエンドがいつまでも見ることが出来ず途中で止めた記憶がありますので(笑)
システム
本ゲームは章仕立てでストーリーが進んでいく形式です。
その中で選択肢が出てきてエンディングが分岐していくという、
説明の必要がなさそうなほど良くあるシステムとなっております。
ADVを読み進める上で必要となるであろう機能はほぼ揃っていますね。
そしてシステムの安定度も高いです。
セーブスロットの数は10×5ページで合計50個となっております。
本ゲームの膨大な選択肢を総当たりで記録するとなると少ないと感じますが、
攻略の分岐についてはそこまで細かくないので、章の区切りと分岐程度なら十分でしょう。
またクイックセーブスロットが1個あるのでちょっとした確認には便利です。
おまけについてはCG・BGM・シーン回想完備となっております。
あらすじ
モノノケ達が住む不思議なアパート・六冥館(ろくめいかん)に、
開業医(獣医)としてやってきた主人公・銀太(ぎんた)。
客寄せと称して猫耳と尻尾を付けている奇特な銀太と
モノノケ(9割以上が女性)たちとの間で巻き起こる様々な騒動を描いた物語です。
序章~尻尾の音色~
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銀太が六冥館にやって来て診た最初の患者(患畜?)は猫耳と尻尾を持つ銀猫・コマ。
彼女は生傷が絶えないとのことでその処置を行います。
要望通り、軟膏を塗り、さりげなく耳と尻尾を観察する。
やはり俺のようなつくりものじゃない、正真正銘の猫又だ。
いや、何故に断定調?
『ている・ている』の世界観ではモノノケが認知されているという設定というわけでもなさそうのに、
この銀太の猫又同定力は凄まじいですね(笑)
さて六冥館は池袋・根津山
に位置するとされており、根津山周辺は谷戸が広がる地形だそうです。
(前略)こういう土地ならモノノケや精霊が棲んでいても不思議はない。
いや、どういう根拠ですかね?
というか、銀太氏が愛車に乗っているCGがちょっと面白過ぎるんですが(笑)
フロントガラスに首から上しか出てないっておかしいだろ(笑)
六冥館が駐車禁止ということで、近所にある華麗堂という屋号の古美術商の空き駐車場にて
月極の契約を結ぶ銀太。
帰り道に谷戸
に迷い込んでやや錯乱する銀太さん、焦ると理屈を述べる癖があるらしく、
急に眠り病
について語り始めました。
唐突な感じですが一応後に出てくるキャラの伏線になっているので許してあげて下さい(笑)
※なお、本作で登場する眠り病は現実の眠り病とは異なります
組み紐職人・伊織登場
六冥館の自身の診療所に戻ったところ、鳶をつれた女性がやってきます。
彼女は組み紐職人・伊織(いおり)と言い、自称ウサギだそうです。
彼女がつれていた鳶・仁平(にへい)を診てほしいということで早速診察を開始する銀太。
【銀太】「猛禽類に触れるたびに、場所と時代をこえて神や自由や
勇気と忠誠の象徴にされてるのが実感できる…気高さゆ
えだな」
いいから診察しろよ(笑)
そして夜は六冥館に迫りくる死霊たちとモノノケたちのバトルが繰り広げられます。
いきなり超展開ですな(笑)
死霊を追い払った後、コマの姉が臥せっているということで診察に向かう銀太。
コマによれば元禄の頃にコマの姉である金猫・ソロの片方の尻尾が切り落とされてしまい、
生気が金粉となって流れだし、衰弱してしまったとのこと。
症状を抑える秘薬が池袋にあると聞き、六冥館に逗留しているようです。
そしてコマが口移しでソロに秘薬を飲ませると、レズシーンが始まります。
…問診中におっぱじめる2人でワロタ(笑)
さらに銀太ともおっぱじめるソロさん。秘薬の効果すげーな(笑)
ソロは妖艶だが、(中略)不健康な色白さだ。
俺はこの目でそれを見て理解しながらも、達してしまった…!
そんな医者がいるか!?俺はなにをやってるんだ!!
と、達したことを後悔しながらその後銀太は自身の診療所に戻り、
コマの治療を行うとともにソロの治療方針をコマの胸を揉みながら彼女に伝えます。
【銀太】「誰もいない真冬の山林の中で、樹木が凍裂してまっぷた
つに割れた」(中略)
【銀太】「このとき音はするか?」
【コマ】「するに決まってる(後略)」
【銀太】「ああ、もちろん音はする、あたりまえだ」(中略)
【銀太】「銀猫が傷ついた尻尾を消毒して痛がった……いまでも
痛いか?」(中略)
【銀太】「生き物はうまくできてる。実際には痛いんだが、痛いま
まだと戦えんだろう?」
【銀太】「だから、そのうち痛みを感じなくなるんだ」
【銀太】「意識してない平時に、不変の連続的刺激を感じ続けても
無益だからな」
その後、サラシも同じで着けた直後と少し時間が経過した後では肌に当たる感覚が変わる、
それと同じで薬も連続投与が耐性を獲得して副作用が出ているので一時的に秘薬の投与を中止する、
という説明をコマにしてくれる銀太ですが、
その説明でコマの胸を触る必要は全くないと思います(笑)
あと、凍烈の話が後の話とどうつながるのか全く理解できないんですが(笑)
コマが立ち去った後、仁平と名乗る男性からコマとソロの姉妹の事情を少し聞く銀太。
失われた尻尾をくっつければ金猫は復活するという話を聞いて
大昔に斬り落とされた尻尾の欠片をくっつける。そんなこ
とが出来るのか?(中略)
猫又のことはよく知らんが……おそらく可能だろう。
よく知らん
のに可能
とか見立ててるのおかしくないですか(笑)?
尻尾の欠片を探しているということは、猫には肉体の断末
魔や分子の悲鳴が聞こえているのかもしれん。(中略)
【銀太】「ダモクレスの剣はソロの上にはないってわけか」
【銀太】「唯一の剣はコマだ(後略)」
いや、本当に何を言っているのか意味が分かりませんが(笑)?
あとダモクレスの剣は誰かの上には無い方がいいと思うぞ(笑)
仁平の用事は猫又姉妹についての話ではなくて、彼が連れてきたウサギの診察でした。
その診察の合間の世間話で先刻襲ってきた死霊の行動パターンがおかしいと言い出す銀太。
【銀太】「生物自体が無機物の集合体だから、不思議なわけじゃな
い。もっとも、生物と無機物の境界はよくわからんが…」
無機物の集合体
というと無機物だけしか含まれないように思えますが、
有機物のことは自明のこととして捨象しているのか、
『ている・ている』の世界では生物は無機物で出来ているのか悩みますね(笑)
そしてウサギのことを死霊たちから守ると意気込む仁平に、
【銀太】「その死霊のことだが……」
【銀太】「死霊は、そのウサギを襲ったりしないだろう。腐肉をあ
さる習性をもつものは、生きてるものは襲わんぞ」
今晩初めて遭遇するものに対して習性を見切る銀太(笑)
その直前に死霊の行動パターンは極めて異常とか言ってたことも棚に上げ気味です(笑)
行動が異常な生物が習性通りに行動するかは分からんでしょ…
仁平が辞去した後はお休みの時間ということで、
六冥館付きの女中であるミンに寝具を調えてもらう銀太。
死霊たちとのバトルの際には背中を預け合って戦ったミンと銀太でしたが、
猫又姉妹などと比較してあまり活躍できていないことに落ち込み気味のミン。
【銀太】「ネズミはオオカミの主食だからな。ネズミを喰う死霊は
強くて当たり前だ」(中略)
【銀太】「だから今後もお互いに背中を守りあっていこう。すこし
は怖くなくなるだろう」
相変わらず論理がおかしい(笑)
アフリカゾウは植物が主食なので、植物を食べる動物は強くて当たり前ですか(笑)?
眠りに落ちる直前、モノノケの"餓鬼"について思いを馳せる銀太。
…コマは?餓鬼と戦い続けているあの子は(後略)
餓鬼=死霊なの(笑)?
序章からツッコミどころが多過ぎて楽しいゲームですね(笑)
第一章~月光小夜曲~
この章では、六冥館の女中さんであるミンにスポットライトを当てたお話となります。
それはさておきまずは薄明に目覚める銀太。
(前略)生物本来の生活は夜明けと共にはじまる。
夜行性の生物とかガン無視ですか(笑)?
環境が許せば生物は昼行性に必ず進化する(だろう)という主張なら分からなくはないんですけど、
テキストの書き方が迂闊すぎてそういう意味に取れないのがつらい(笑)
六冥館の外に出ると、新キャラ・志乃(しの)が登場。
志乃は生垣の上で飛び跳ねて遊んでいて、それを管理人である千影は止めようとしますが、
彼女の小言もなしのつぶてで遊び続ける志乃。
【銀太】「まあ、子供にとっちゃ多少の危険を伴う遊びのほうが面
白い」
【銀太】「俺が子供の時には、道端の犬のウンニョに爆竹を仕込む
遊びがはやってたな」
ウンニョ
て(笑)
その後、門神
である杏の木の治療を行ったり、ソロの治療方針について思いを巡らしたり、
治療に必要と思われる物の買い出しに出掛けたりした後、
診療所に誰も来ないので、六冥館の散歩に出ることにした銀太。
1階~4階までそれぞれ4部屋ずつと5階の1部屋と、
4階にあるラルフ
という人物の部屋に残された論文の冊子・5冊分の選択肢が選べます(笑)
選択肢を選んだ後のテキストは多くないので、そこまでウンザリはしませんが、
この部屋巡りは今回を除いて後4回あることを附言しておきます(笑)
ついでに論文もストーリーが進むごとに読める数が増えて嬉しいなあ(笑)
因みにこの散歩で三〇三号室
を訪れるとソロと今後の治療についての話になりますが、
【銀太】「だが俺がいくらでも用意できて、かつ秘薬と同等の効果
が得られる代薬を見つけたんだ」
何でそんなに自身満々なんですかね(笑)?そして代薬を投与したところ、ソロの反応は上々。
【銀太】「ソロを抱くんだ、この前は抱かれてしまったからな」
薬の副作用で発情しているのをいいことにやりたい放題の銀太さんです(笑)
六冥館巡りが終わった後は色々あってコマと昼寝する銀太。
今は亡き銀太の祖父とその時の葬儀について思いを馳せます。
【銀太】「俺の田舎はまだ土葬でな…爺さんが亡くなった時、大
人達はお棺を墓場まで運んだが…」
【銀太】「その時俺は、葬列ごと爺さんが空にのぼってゆくのが、
ハッキリ見えたんだ」
参列者も一緒に天に昇っていくのはホラーだろ(笑)
杏号
昼寝から眼を覚ますと、庭に飛行機が駐機しています。零式輸送機・杏号
だそうです。
何故かいきなり銀太が機内に搭乗していて敵機に撃墜されるんですが…
話の展開が早すぎてついていけませんね(笑)
杏号とそのパイロットであるラルフ・朝比奈(あさひな)・シクルシイ
は付喪神と化して
毎日南方に補給物資である内地の水
を運ぼうとして未帰還となっているようです。
ラルフ・朝比奈(あさひな)・シクルシイ
の生前のお話は、
色々とセンシティブなお話なせいか本文のテキストが断片的で分かりにくいです。
とりあえず制空権を失って爆撃されまくっている都市の上空で、
単機で輸送機が飛び回るのは流石におかしいのではないかと愚考いたします(笑)
事態を打開するため、神戸は三宮へと向かう銀太と伊織と仁平。
何か千影が良く分からん陣で銀太たちを転移させますが、
商店街のど真ん中にいきなりワープしてきてるのに何故騒ぎにならないのか(笑)
あるいはモノノケは空気のように、居てあたりまえの存在ゆ
えに、人は意識しないのか。
いつの間にそんな存在になってたのモノノケたちは(笑)?
六甲の水
銀太たちが神戸に来た目的を説明しますと、ラルフは生前の未練により付喪神となっており、
彼の未練を鎮めるために清らかな水が必要だということで、
神社の井戸から汲むことができるおいしい六甲清水
を入手するためだそうです。
そして神社を求めて東西南北と縦横無尽に方向を選択して探します。
…いやもうこのパターンの選択肢はいいって(笑)
無事神社の井戸を見つけたものの、そこの井戸は封鎖されていたので、
六甲の源流部に向かう銀太一行。
源流部に辿り着いた銀太はさっそく水の採取を始まますが、
そこに現れた男に何故か突然銃を向けられて伊織がその男にボウガンを心臓と首に撃って
急に石尤(せきゆう)とかいう虎っぽい外見のモノノケが襲ってきて
右・左・前・上とどこに逃げるか方向を選択して逃走…ってまた選択肢かよ(笑)
そして話の展開が相変わらず意味分かりません(笑)
色々な方向へと逃げ回る銀太達ですが、石尤に追いつかれてしまいました。
【石尤】「がああぁぁっっ」
恐ろし気な吠え声ですが、立ち絵はずっとお座り姿勢でワロタ
心臓と首をボウガンでブチ抜かれた男が何故か再登場してきてさらに危機に陥るも、
何とか死地を脱出して六冥館に六甲清水
を持ち帰ることができた銀太一行。
そして未練を晴らしラルフは杏号と共に月へと上っていくのでした。
ところで、この第一章終了時点でソロとミン各々2回ずつ性行為をしている銀太はクズですか(笑)?
第二章~草笛~
再びコマにパイタッチをしてくる銀太。
これをコミュニケーションの一種と捉えている銀太はヤバすぎでしょ(笑)
パイタッチ翌日、門神であるチキが復活します。
門神様復活祝いということで関東風桜餅(長命寺)と関西風桜餅(道明寺)を食べてお祝いです。
塩漬けにされた杏の葉にくるまれた桜餅。
桜の葉にくるまれているから桜餅なのでは(笑)?
桜餅を食べていると送料(14万円)着払いで荷物が届きます。
この荷物はどうやら伊織が銀太の診療所を宛先にして送ったもののようで、
無駄に送料を払わされた銀太は伊織に激おこです。
【銀太】「十四万円だぞっ、俺の食費一年分より高いんだぞっ」
【ミン】「銀太様、一食十三円ですか…」
13(円)x3(食)x365(日)=14,235(円) …えっと、"14万円より低い1年分の食費"という文言から、
さらにその額面を10分の1にディスカウントする根拠は一体何なんでしょうね(笑)?
この後は喧嘩したソロに謝る為、チキと共に2度目の六冥館探索に臨む銀太。
そして色々とイベントをこなした後、
【銀太】「俺も部屋に戻るか。病院に診察中の札が掛けっぱなしに
なってる、もう終業時間だ」
ずっとサボっててワロタ
門神であるチキも目覚めたので死霊たちはもう来ないだろうと思いきや、
今宵も襲撃を受けてしまう六冥館。コマは死霊の反撃を受け臥せってしまいます。
コマを回復させるには石尤と化してしまった川姫を元に戻して、
六甲清水
を再度入手する必要がある、ということで銀太たちは再度六甲へ。
相も変わらず展開が急だなあ(笑)
仁平は鳶のモノノケということで、川姫の現状を探りに空路六甲へ行き、
デジカメで近辺を撮影してきてくれました。
撮影画像を診療所のパソコンで確認する銀太と伊織たちの目に映ったものは、
ペットの最終処分場から川へと血が流されている模様でした。
その血により川が汚されて川姫が石尤になってしまったのは間違いなさそうということで、
六冥館に川姫を連れてきて清めるために銀太の愛車で六甲へと向かいます。
六甲 2nd
弘樹と珠絵など、色々なキャラが出てきて今後の展開に含みを持たせつつ、
無事川姫・ルルコを救出し六冥館に連れて帰ります。
因みにルルコを石尤から川姫に戻した方法は千影特製のイタドリのホウキでぶっ叩くことでした(笑)
回復したルルコに六冥館に留まり力を貸すように説得するチキ。
【チキ】「天と傘と樹と水は山と結びついてるよ、ルルコなら分か
るよね?」
分からねぇよ(笑)
我々には分からない何かが分かったルルコはチキの求めに応じ、六冥館に逗留します。
川姫の清水に加えてチキが最後の力を振り絞り生み出した杏の果実を食べて、コマは見事回復。
チキがこの章から登場していきなりいなくなる疾風怒濤の展開で二章は終了。
二章終了時点で累計チキ1回、コマ1回、ソロ3回、ミン2回と手当たり次第の銀太さん(笑)
ということで今回はここまでと致します。
…攻略通り選択してるのに必須の選択肢が出ないキャラがいるんだが(震え声で)
私の選択間違いでした。お詫びして訂正いたします。