其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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にゃんと素敵な夏色デイズ(MOONSTONE Honey) 感想

今回は、MOONSTONE Honeyより2018年04月27日に発売されました、
にゃんと素敵な夏色デイズをプレイしていきたいと思います。
価格は5,800円(税別)となっており、サクっとプレイできそうですね。

システム

流石に老舗ブランドですから、システムの品質・安定性は高いですね。
ちょっとゲーム本編のメッセージウインドウ下にある各ボタンが小さくてクリックし辛いですが、
逆に言うとシステム面においての不満はそれぐらいでしょうか。
若干スキップの動作にクセがあるのが気になりますが慣れれば許容範囲内か。
CGモード・シーン回想・BGM鑑賞モードは廉価版ですがちゃんと揃っています。

あらすじ

リゾートアイランド『AQUA』で働く主人公の笹原 夏樹(多分 ささくら なつき)。
支配人から託された屋内プールエリアの活性化を目指し、夏樹を主と慕う猫耳娘たちと
悪戦苦闘するお話です。なお、押しかけてくる妹・涼花(すずか)は、

サブヒロイン。攻略はできません。

だそうです(笑)

本編プレイ開始

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オープニングは、ベッドで目覚めた夏樹のそばに謎の女の子3人がいる!?みたいな
出だしからスタートして38クリックした後、過去へ戻ります。
…OPで現在の状況を描写して過去に戻る手法はよくありますが、ちょっと過去に戻るの早くね?

さて、過去に戻った後は支配人からAQUA内での人気最下位と低迷しているプールエリアの再生の為、
チーフをやらないかと打診され即受諾する夏樹。…OPから支配人が影絵で登場してワロタ

帰り道にネコ3匹が怪我をしているのを発見した夏樹は治療の為家に連れて帰り、
何やかんやしてネコたちに懐かれます。そして次の日の朝オープニングに戻ります。
…って1日ぐらいなら過去に戻る手法を取らなくてもいいんでは(笑)?

オープニングで出て来た3人の女の子たちはネコが恩返しせんとヒト化したとのこと。
突然の出来事なのに普段着から寝間着まで女の子用のものを3人分常備している夏樹…
彼は只者ではありませんね(笑)

新生プール部門始動

朝のミーティングでプール部門の人気を最下位から1位にするぞ!とブチ上げ、
現場の志気を上げる夏樹。さあ、ここから夏樹の戦いが始まる!からワンクリ後--

【夏樹】「ただいまー」

さらっとシーン遷移しててワロタ
どうやらプール部門再興とやらはてきとうになりそうですね(笑)

2日目、プール部門再生の為、ミーティング後も1人スタッフルームで考え続ける夏樹。
そんな夏樹の元に、AQUAでの先輩・出海さんが留守番を言いつけられていた筈のネコたち3人を
引き連れてきます。…出海さんも影絵でワロタ
この場面で出海さんはネコ娘たちを可愛い~と言って抱き着いたりしているみたいなのですが、
影が抱き着いてる感じで怖いです(笑)

その日の夜は帰宅した夏樹たちと攻略はできません妹である涼花が遭遇し、
兄は渡しませんっ!と鞘当てがあるのかと思いきやあっさり絆されてて肩透かし。
攻略も出来ないし鞘当てにもならないなら影絵で良かったんじゃないですかね(笑)?

さて、リニューアルオープンを果たしたプール部門。
5日目まで駆け足で続く奮闘。夏樹は不慣れなネコ娘たちをサポートしながら日々努力を重ねますが、
影の支配人・宗一郎氏から示された部門別人気のランキングは変わらず最下位…
多少持ち直したとは言えまだまだ厳しい結果に落ち込む夏樹。
そんな夏樹を励ます影の先輩・出海さん……って影の出番多いなオイ(笑)

次の日は『AQUA』の一斉清掃日ということで夏樹たちはお休み。
朝食を作る涼花と夏樹が起こしても眠り続けるネコ娘たちの描写で1日が終わります。

夏樹がヒロインたちを起こすのを諦めたら次の日になっていたんだ……ッ!
な…何を言ってるのかわからねーと思うがおれも何をされたのかわからなかった…(笑)

篭絡されるネコ娘たち

新商品の提案ということで涼花が2人で1つのグラスで飲むジュースを出してきます。
そこにネコ娘たち3人の内2人・ミカンとライムが現れ、

【涼花】「…お兄さまは、誰と一緒にドリンクを飲みたいです
か?」

ミカン
涼花
ライム

と、初選択肢です。
攻略できませんキャラを真ん中に挟んでいるのは何ですかね(笑)?
せっかくなので俺は攻略できないキャラを選ぶぜ!ということで涼花を選択しましょう。
※なお、ここではミカンを選択するとCG1枚回収できます

そして次の日にとある出来事により夏樹に対するミカンの好感度が爆上がりします。
直前の選択肢の意味がない(笑)

さらに次の日以降はライムたんの好感度爆上がりターンです。
ちょっと展開が早すぎて次々と頬を赤らめるネコ娘ヒロインたちを堪能できます(笑)

ところでゲーム開始までこの時点までで休業して清掃・点検みたいな説明が3回ぐらい出てくるんですが、
流石に大規模な清掃の頻度が高すぎね(笑)?
遊びに行ったらよく休業してる施設とか客が行く気無くなるでしょ…

次はレモンのターンです。
朝から体調が悪いのを自覚しているレモンですが、心配かけまいと意地を張り、通常通り出勤。
結局体調を悪化させてレモンは倒れてしまい、介抱してタクシーで自宅へ連れて帰る夏樹。
島が丸ごと『AQUA』の敷地内の筈ですが、タクシーはどうやって乗り入れてるんでしょうか?

さて、眉をたわめながらも薬を飲んだレモン。
余談ですが"たわめる"とは外から力を加えられて変形することを意味しますが、
つまり夏樹がレモンの眉をぐりぐりしているということになります(笑)。

トリプルデート

ネコ娘たちが夏樹に恋をしているのを目の当たりにして、身を引くことを何故か決意した涼花。
彼女の計らいでネコ娘たちと夏樹は遊園地で遊ぶことに。

この遊園地デートの最後に乗った観覧車内でネコ娘たちから告白を受ける夏樹。
その場での返事をせず、保留とした夏樹はその夜誰が好きなのかを考えます。

【夏樹】「ミカンとライムとレモン……みんなを好きになった、っ
ていうことか……」(中略)
一人を選べないから、みんなを求めるという『逃げ』に走
るわけじゃなくて……
三人のことが好きなんだ。誰一人欠けても、この想いは成
立しない。

好きになったのが3人でなければ3人が好きということにはならない。
ってそれは当たり前だろ(笑)

誰と付き合うのか

夏樹は3人が好きだということを自覚するも、どうすれば良いのか悩みます。
そんな悩める青年の前に現れたる影たちに助言を受けどうすべきかを決めた夏樹。

(前略)俺が導き出した答えは、一般常識と照らし合わせ
ると大きくかけ離れたものだ。

ネコが人になってる時点で一般常識とか言われても(笑)

涼花にも背中を押され、3人と恋人関係になることを決意。
ネコ娘たちもそれを受け入れ4人で恋人同士に。
いや、それなら妹もその中に入れたれよ、と切に思いました(笑)

その後は日常を過ごしながら業務の合間にイチャイチャしたり、
ネコ娘たちのそれぞれの妙に(当時は猫だった筈なのに)人間的な邂逅エピソードが述べられたり、
別に急いで恋人同士になる必要はなかったんじゃないかなあと思うレベルで
まったりとしています(笑)

そしてゲーム開始から約1か月が経過した時点でのプール部門ですが、
なんと最下位から6位へとランクアップ。
チーフが変わっただけでこれだけ人気が出るって前任者はどれだけ無能だったんですか(笑)?

『AQUA』の一番長い一日

さあ、これからプール部門人気1位を目指すぞ!と気合を入れた夏樹ですが、
そんなプール部門に設備故障のトラブルが舞い込んできます。
まずは修理業者を手配する夏樹。

これから、いったいどうなるんだろう…?
……『AQUA』の一番長い一日がはじまろうとしてい
た。

プール部門だけの話なのに『AQUA』の~とか無駄にスケールがでかいのは何故ですか(笑)?

影の先輩や影の支配人の力を借りて設備故障のトラブルを乗り越えたプール部門。
修理後の再開時には建物の前で人がいっぱいです。
これだけの人が期待してくれていたんだ!と感動の面持ちの夏樹たち。
それはいいんですが、島全体が『AQUA』なのに学生服の人が結構いるのはおかしくない(笑)?

影の助けや夏休み中でも制服を着用する真面目な学生たちの来訪もあり、
プール部門は人気1位を獲得!…もう1回書きますが、前任者はどれだけ無能だったんですか(笑)?

そして一番長いとか言いながらそんなに長くなくてワロタ

次なるイベントへ

プール部門を人気1位へ導き、3人の恋人も得て公私に充実した夏樹に新たな仕事が打診されます。
影の支配人宗一郎氏によると、
・プール部門立て直しとは比較にならないくらい重要な仕事
・失敗したらそれなりの処分が下される
・詳細は正式に決まった後に説明する
とのこと。…具体的な内容が分からないのに引き受けるかどうかなんて決めようがないだろ(笑)

数日後、さらなる飛躍を目指す夏樹は影の打診を受諾。
そしてその仕事の内容とは『AQUA』30周年の記念イベントプール部門の責任者とのこと。
…プール部門立て直しの方が遥かに重要だと思うのは私だけでしょうか(笑)?
プール部門だけじゃなくて『AQUA』全体の30周年記念イベントの責任者、
ということなら分からなくはないんですが、

【夏樹】「各エリアで、色々なイベントが行われるんだけど……
プール部門のイベントは、俺たちに一任されることになっ
た」

という言い方なので夏樹が嘘をついていなければ明らかにプール部門だけの話ですしね…

プール部門でのミーティングでもこのイベントについて何をするかが話し合われますが、
重要なイベントということですぐには結論が出ずに後日持越しとなります。

そんな中でも業務は当然通常通り続けられ、夏樹とネコ娘たちも平常通りイチャイチャします。

声をかけると、ミカンはぱあっと笑顔になって、抱きつい
てきた。
【ミカン】「はふぅ……ご主人さま、いー匂いがするぅ♪」
【夏樹】「ミカンもいい匂いがするよ」
【ミカン】「えへへ~♪ ご主人さまに、好きって言われちゃっ
たぁ」

言ってねぇよ(笑)

イベント内容決定

ネコ娘たちの歌が上手いことが偶然判明した結果、
夏樹はプール部門のイベントとして『水上ステージライブ』を行うことを思いつきます。
1日ほどの葛藤の後、ステージ上で歌うことをネコ娘たちが了承した後はトントン拍子に話が進みます。

【キャストB】「でも、全部、既存のバンドの曲っていうのは物足りない
ような……どうせなら、オリジナルも混ぜたいですね」(中略)
【キャストA】「一曲くらいならできますよ。昔、バンドを組んでいたこ
とがあるので」
【涼花】「それなら、私は編曲を担当しますわ。趣味で、少々か
じったことがあるので」
【キャストB】「じゃあ、ふりつけを考えますね」

都合よく人材がいます(笑)
というか趣味で編曲するって、どういう趣味なんですかね?

夏樹をめぐり

何故か急に独占欲を発揮し、お互いに排除しあおうとするネコ娘たち。
そして理由も分からず困惑する夏樹。…鈍感系テンプレ(笑)

何日かギクシャクとした雰囲気が続き、これではいけないと夕食後に話し合いを持つ夏樹たち。
ネコ娘たちが語る所によると他のネコ娘たちが大事ではあるが夏樹のことを考えると
他の事はどうでもよくなり、独占欲を発揮してしまうとのこと。
そんなネコ娘たちに夏樹は、

【夏樹】「(前略)三人一緒に笑っているところが好きなんだ」
【夏樹】「誰か一人でも欠けたらいけない。三人が揃って、仲良くしてほし
い」
【夏樹】「今は、混乱するのは仕方ないと思う。でも、そこで思考を止めない
で、もうちょっとでいいから考えてみてほしいんだ」
【夏樹】「本当に大事なものはなんなのか……一度、自分に問いかけてみてほ
しい」

夏樹が本当に大事だから家族の様に大事に思っている他のネコ娘たちを押しのけてでも
独占したいと思っていると言われたらお前どうすんの(笑)?

さて、夏樹の独りよがり真摯な願いを聞き届け小康状態となったネコ娘たちの仲ですが、
そんな中ミカンが倒れてしまうイベントが発生。
涼花はミカンが無理をしているのに気づいていながら止められなかった、
と悔悟の念を述べると夏樹は

【夏樹】「そんなことを言うなら、主である俺が気づかない方が悪
い」(中略)
【夏樹】「誰かのせいとか、そんなことは気にしない方がいいよ。(後略)」

自分のせいと自覚しながらそんなことを気にするなとのたまう夏樹さん(笑)
腐れ野郎だな

倒れたミカンを看病する中でお互いが欠くべからざる存在であると認識したネコ娘たち。
夏樹をめぐり喧嘩をしていたとは思えないほどの仲睦まじい様子に、

これが、雨降って地固まる、っていうやつなのかな?

自分のせいと自覚しながらそんなことをのたまう夏樹さん(笑)
まるで他人事ですね…

ライブ開催に向けて

ネコ娘たちの練習も含めて準備に色々と動き出します。
その中でステージに使うイスとテーブルが足りないことが判明し、その確保について考える夏樹。
一緒に考えてくれるミカンに対し、気持ちだけで十分と言う夏樹に対し、
イベントはみんなでがんばるものだから考えることもミカンの仕事だと主張するミカン。
皆で頑張るなら皆に諮れよ(笑)
結局、他の部門から借りようということになり、影出海さんの部門から無事借りることが出来ました。
施設全体で余剰があるかどうかは最初に調べませんかね(笑)?

お次は営業担当がネコ娘たちのライブをアイドルを招聘してのライブに切り替える、というのを
妨害するイベントです。営業担当の主張は大略次の通り。
・キャストのライブなんかより、アイドルのライブの方が価値が高い
・(既に通した企画をひっくり返すが)現場に迷惑は掛けない
・現場をないがしろにするつもりは無いが俺の案の方が利益が出るから言うことを聞け
外部から有名人を招聘するコストを考えたら単純に価値=利益じゃないよね(笑)?
迷惑を掛けないと言いつつ迷惑を掛け、ないがしろにするつもりはないが、
結果的にないがしろにする態度は典型的な口から出任せ君でワロタ

噓八百を並べ立てて自分の案を押し通そうとする営業担当ですが、
涼花が召喚した影の支配人・宗一郎氏により一蹴され引き下がります。
宗一郎氏は目先の利益だけに囚われてはならないと営業担当を諭しますが、
そもそも利益の算出も皮算用臭いということを指摘しないといけないのではないでしょうか(笑)

営業担当を退けた後は、イベント開催への最後の追い込みです。
イベントの準備で忙しく、家に仕事を持ち帰った夏樹。
慣れない場所で仕事をした影響によるものか、肩や腰が重く感じるそうですが、
何度か家で仕事をしている描写があったことは記憶の彼方のようです(笑)
きっと数回では慣れないということでしょう、ええ(笑)

水上ステージライブ開催

リハーサルもせずにライブ前日までチラシ配りに勤しむネコ娘たち(笑)
もし失敗したら…と尻込みしていたネコ娘たちの姿を見ることは最早できません。

さらにミカンが突発的に不要な高所作業を実施して足を捻挫しますが、
全治2週間・3日間の安静の怪我にも関わらずライブに出場して無事イベントを成功に導きます。
テーピングして気合で何とかするとかいうイベントなら正直いらなかったです(笑)

そしてエンドロールです。唐突でワロタ

AFTER 18連

エンドロール後は18回濡れ場をこなしてエピソード終了。
いくらなんでも多過ぎというかもうちょっと構成を考えて頂けませんかね(笑)?

まとめ

敢えて触れていませんでしたが、ヒロインたちは今までネコだったのに、
いきなり人間社会に適応している
時点でシナリオの出来はお察しと言うか(笑)

絵が好みで、 『猫娘十八史略』 に興味があるなら購入してみてもいいかもしれませんね。