其は歴史となり、灰燼となり、無に帰す

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こなかな2 konatayori kanatamade II(F&C) 感想 02

今回も2013年04年26日発売、"こなかな2 konatayori kanatamade II"をプレイしていきます。
前回はエリーを攻略。選択肢的にはフランシナリオをプレイするのが一番楽なのですが、
メインヒロインっぽいキャラは後に回すといういつもの私の習性に則り、
次は千香シナリオをプレイすることにします。

キャラ分岐で『常盤に……』を選択

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前回のプレイでは誰にも打ち明けないを選択したところで、今回は千香を選びます。

無理だ。

一言で切って捨てられてワロタ
なお、くー(久遠)や沙希を選んでも同じテキストという…

脈絡なく次の日の夜、公園を散歩する場面へ遷移。
そこで脈絡なく巫女っぽい格好をした千香と遭遇する永遠。千香は退魔だそうです。

ついこの間、吸血鬼にされたと思ったら、クラスメイトが
関係者だったとは。
なんとも因果な世の中だ。

千香と別れた後の永遠の思考ですが、退魔師は吸血鬼の関係者とな(笑)?
関係者とするにはちょっと遠い関係性な気がするんですが…
そして"因果な"はここで使うところですかね?
あと、 "士" は男性を意味する漢字ですが、女性も含むなら "師" じゃないですかね?

退魔師について話があまり聞けなかった永遠は、次の日の夜も公園で千香に会いに行きます。
千香曰く"魔"との関わりがある職業とのこと。
では"魔"とは何かというと、通常の物理法則に当てはまらない別の法則で生きている生物を
魔物と定義しているらしいです。

【千香】「(前略)ヴァンパイアの力にしても、明らかな法則性がある」(中略)
【千香】「そーいう超常の法則を内包する存在が魔物ってわけなの。(後略)」

なるほど、小説や漫画などでよくある設定ですね。

【千香】「さっきの話に戻して細かく話すと、人間レベルの理性を
持たない、超常の法則で生きている生き物を、魔物と定義
しているわけ」(中略)

定義変わっとるやん(笑) 永遠は人間レベルの理性を持たないんですか(笑)?

次の日の朝、くーによると珍しく早起きな永遠。
兄妹2人暮らしでゲーム開始時には永遠が朝食を作る場面もありましたが、
フランによる催眠術により、記憶に混乱が見られるようです(笑)

場面が変わり昼休みに登校してきた千香と屋上で昼食を食べることにした永遠。
12月なので屋上は寒いですが、何故そんな所で昼食を食べるのかというと、
ヴァンパイア関連の話をするために、千香が気を使って屋上で食べようと提案したのでした。
そして話の中で何故、ヴァンパイアを嫌うのかという千香の問いに、
ヴァンパイアは人を襲って殺す化け物で、そんな化け物に無理矢理にヴァンパイアにされた。
そんなヴァンパイアが憎らしい、と怒りを吐露する永遠。
ここは千香の答えよりも前回取り上げたアレクの言葉の方が面白いので再掲。

【アレク】「酷いと思わないか?(中略)命の恩人(=フラン)に対して化け物とは。(中略)」
【アレク】「私たちヴァンパイアは、仮にも命を救ってくれた者に対
して化け物だとは、決して言わないぞ?」

また、繰り返しますが、永遠は自分の意志でヴァンパイアになってますからね(笑)?
無論、死にかけの状況で正常な判断ができなかった、ということはあるでしょうが、
それにしても永遠を助けるために治療行為としてヴァンパイアにしたのを"無理矢理された"
というのは流石に無理筋じゃないかと思います。

千香には良い奴もいれば悪い奴もいる。それは人もヴァンパイアも関係ないと言われ、

【永遠】「そんなんで……いいのかな」(中略)
それくらい、さっきまでの悩みがちっぽけに見えていた。

解決早(笑)

美琴(先輩なのに呼び捨て)

その日の晩も特に用はないですが夜の公園に出向く永遠。
千香と話していると、先輩退魔士である美琴(みこと)とやらが現れます。千香によると

【千香】「(前略)美琴は魔物だけじゃなくって、ヴァンパ
イアも敵視してるんだ」(中略)
【千香】「ヴァンパイアだけじゃない。美琴はこの世の理にそぐわ
ないもの全てを敵視してる」

"魔物"と"ヴァンパイア"と"この世の理にそぐわないもの"は複雑な関係性を持つようですね(笑)
ところで、既にこの世に存在しているのに理にそぐわないんですかー?

次の日は魔物に襲われて骨折して入院中の弘一君とやらをお見舞いに行く千香と永遠。
弘一の怪我の直接原因は、魔物共存派である千香は魔物を説得しようとしたものの、
暴走状態であった為、説得は失敗して弘一が襲われたというもの。
結局は千香が魔物を倒して弘一を助けたのですが、
もう少し早く魔物を倒していれば、弘一が怪我をしなくても済んだ、
自分のしていることは間違っているのかと永遠に問いかける千香。ベタやな
永遠はそんな悩める千香にこう言って励まします。

【永遠】「今の俺には……正直に言って、判断できない……けど」(中略)
【永遠】「(前略)今の俺にさっきの質問の答えは出せない。(中略)
【永遠】「常盤は絶対に間違ったことはしてないと思うぞ」

判断できないのに絶対に思えるんだ(笑) というか"絶対"なのに"思う"(笑)
確信を持っているのかそうでないのかどっちですか?

病院からの帰り際に何故千香が永遠を病院に連れて行ったのかが語られます。
弘一の怪我の原因は千香の思想の瑕疵によるものであり、それを永遠に知ってほしかったとのこと。
負の面も伝えるのは良いことだとは思いますが、
そういったことは同業者で先輩である美琴に言った方が良いんじゃないですかね?

ヴァンパイアに戻る方法を秘匿する退魔士協会

昼休みに冬休みの予定を永遠と練りながら、
ヴァンパイアから人間に戻る方法についてまだ見つかっていないことを
唐突に謝罪してくる千香。"協会でもかなりの極秘"らしく彼女の権限では見られないそうですが、
永遠曰く”吸血鬼を倒す冴えたやり方”(笑)とやらを秘匿するのは。
退魔士協会にとっては悪手だと思うんですがいかがでしょうか(笑)?

さらに千香曰く数百年前には"退魔士協会に協力していた吸血鬼"が居たらしいとのこと。
自分自身を敵視する組織に協力する不思議(笑)

本作中で『魔物』の定義が曖昧というか変遷しているのでこんな感じでおかしくなってしまっていますが、
恐らく作者の中では『理性を持たない超常的な力を持つ生物=魔物』で、
人間と話が通じるレベルの理性・知性を持つ超常的な力を持つ生物については、
魔物という定義は当てはまらないという認識でいるんだと思います。

…分かってて当てこするのは私の性格が悪いからですが(笑)、
そもそもそういう設定に齟齬が出るテキストは精査して無くしていくというのは、
物語の完成度を上げる為には重要なことだと考えます。
もちろんそういった整合性を無視する作品を作るのも自由ですが。
そうして数多のクソゲーが世に出ているわけですね(笑)

人より一回り大きい体躯だが、まともな生き物に見えるシルエット

永遠くんアイズは節穴さん(笑)
2足歩行の生物で人より一回り大きい時点でまともじゃないだろ(笑)
道端でゴリラやオランウータンがうろうろしてるんですかね?

通行人を襲撃する魔物と遭遇した千香は、"人を襲った魔物は処分"という退魔士の掟に則り、
この魔物を討とうとします。魔物共存派である千香は心情を慮り、千香に代わり魔物を討つ永遠。
結局倒してんじゃん(笑) というツッコミはしてはいけません(笑)

先輩退魔士である美琴さんは出て来ませんでした(笑)

この魔物とのバトルによる吊り橋効果のためか、永遠と千香がそれぞれ名前呼びの関係性にLVアップ。
魔物討伐の次の日の放課後は、
間近に迫った模試対策の為に永遠に文字通り泣きついてきた千香と一緒に帰ります。
涙をぼろぼろと流している立ち絵はこの場面で使うのはちょっと(笑)
前回取り上げませんでしたが、リリーシナリオでも"からかわれて涙目のフラン"という描写で、
同じような雰囲気の立ち絵を使っていて微妙な感じでした(笑)

帰り道にて何故千香は遅刻が多いかの話になり、協会の仕事のせいだと言う千香。永遠は、

千香の遅刻にはそんな理由があったとは……。

と内心驚いていますが、普通に考えたらわかるだろ(笑)

今までは頑なに場所すら教えなかったのに恋人になったら即入れるようになった千香の家に
腰を落ち着けた永遠。ここで千香との出会いを思い起こします。

今も通う学園の入学式に遅刻する永遠、カバンを置きに教室に行き、そこの扉を開けると、
着替え中の千香が!!みたいなベタな感じです。
その後に着替えを終えた千香が教室のドアを開けて永遠を睨みつけるんですが、
カットインでドアが真っ黒なのはワロタ 闇の中から出でし千香(笑)

こうして俺は、以来、腐れ縁となる大切な彼女と初の邂逅
を果たしたのだった。

"腐れ縁で大切な彼女"って何か表現ヘンじゃね(笑)?

このシーンで、千香の足が無くなったり、千香が恥ずかしがっている場面で
セーブしたデータをロードすると赤面部位が顔面から頭頂部に遷移するなど、
色々と表示がおかしなところがあったりするんですが、
Windows10/64bitがそもそもこのゲームの動作保障OSではないので、
XP/Vista/7(32bit)だと問題ないかもしれません。
というわけで、我が家にあるXpパソコンを久しぶりに起動して本作をやってみました。
はい、再現しました(笑)
そして今更ながら修正ファイルがあるかどうかを調べてみますと、ありますね。Ver1.02が。

ver.1.00 -> ver.102の場合
大変申し訳ございませんがフラグ周りの修正がございますので、
現在お使いになっているセーブデータはご利用になれません。
ゲームインストール先フォルダ内の[savedata]フォルダを
削除していただきますようお願いいたします。

なん…だと…(笑)
仕方がないので、アップデートを適用し、最初からプレイ。
選択肢の文字左寄せなのは変わってなくてワロタ
"足なくなり"は直っていますが"赤面部位遷移"の方は直ってなくてワロタ

あとXPでプレイするにあたって気付いたんですが、
ロードやらゲームエンドを選択した際の"はい/いいえ"のメッセージで、
カーソルを強制的に"いいえ"に持っていくのはやめれ(笑)
普段はペンタブレットでパソコンを使っているので気付きませんでしたよ…

アップデートに絡む話はこれまでとして千香シナリオ本編についての話に戻りましょう。

終業式を終えて

模試はどうした(笑)
彼女の家で勉強するというイベントであれだけ引っ張って肝心の本番は

模試も終わった終業式。

という一言だけで済まされる適当っぷり(笑)

その後はプール施設でのデートを楽しんだり、クリスマスイブに退院する弘一君を祝うついでに
他の入院患者の子たちへの慰問としてクリスマスパーティを企画して皆と準備したりと、
お仕着せ順調に仲を深める永遠と千香。
かと思いきやいきなり情緒不安定になった千香を慰める為に濡れ場に突入。
千香が情緒不安定になった原因は、彼女の言によると
魔物の声が聞こえるから話し合いをすべきという自分の考えのせいで弘一が怪我をした。
この考えは独り善がりでこれからも傷付く人が出てきてしまうに違いない、とのこと。
それ、前に同じこと言ってませんでしたか(笑)?

事後、病院からクリスマスパーティの準備に参加したフランや久遠たちと家に帰ります。
…片付けを放ってナニしてるんですかおふたりさん(笑)
家に帰る途中、何故か同居人の久遠たちと別れて千香とコンビニに寄った永遠が家に帰ってくると、
玄関の前にフランが待ち構えています。敵対意識を持った気配の残り香とやらが漂っていたらしく、

【フラン】「おそらくは……退魔士だろうな」(中略)
そう言われて思い浮かぶものは、もはや千香ではない。

もはや(笑)?

さて、読者諸賢の想像通り敵対意識を持った人は先輩退魔士美琴さんですが、
魔物全員殺すな勢いで、ちょっとついていけませんね(笑)
いや、ホント、アレクさんと同じようなこと言ってるんだからお互い仲良くできるんじゃね(笑)?

何か超常能力を持ってる千香

え、超常的な能力を持っている存在が魔と定義されるとか言ってましたよね?
それなのに退魔士なんですかー(笑)?
さらに美琴によれば、千香の身体を本人の同意なくいじくって千香の能力を誰でも使えるように
する薬を開発したとのこと。美琴さんクズ過ぎてワロタ

千香を魔物に与するものとして殺害しようとしてくる美琴さんと戦おうとする永遠ですが、
"吸血鬼の力を使って人を傷つけたらもうヒトではない"と千香に諭されます。
いや、吸血鬼なんだから既に人じゃないっしょ(笑)

そして多分エンド分岐の選択肢が出て来ます。

【千香】「ねぇ、永遠くん……あたしと一緒に、世界の敵になって
くれますか?」
世界の敵にはなれない。
世界を敵に回しても、千香の味方でありたい。

退魔士協会=世界という認識なんですかね…?意味が分からんぞ(笑)
あと、殺されそうになって抵抗するのは当たり前の話だと思うのですが(笑)

さて、ヘタれるとバッドエンドのようですね。
美琴さんは千香さんに廃人にされ、千香さんも記憶喪失になり入院生活を送る感じです。
エンディングでの永遠のモノローグによれば吸血鬼まで敵視していたのは美琴だけだそうです。
つまりは尚のこと、美琴に抵抗しても世界の敵なんかじゃないですね(笑)

エンディング後、おまけモードが開放されました。Ver1.02の恩恵のようです。

世界の敵になる場合

選択肢後美琴さんが"退魔士"呼びになってるんですが、せめて名前で呼んであげて下さい(笑)

こっちの選択の場合は退魔士(美琴)を適当にいなして逃亡生活を送るみたいなエンドです。
美琴も廃人にならずバッドエンドとの落差が笑えるぐらいに手抜きな感じですね(笑)
こっちのエンドでも退魔士(美琴)が何故魔の付く連中皆殺し思想になったのかの説明がなく、
廃人要員単なる底の浅い悪役レベルなのが残念。
普通、こういう時のグッドエンドでは退魔士(美琴)が何故そのような考えになったかも掘り下げて、
その蒙からも啓くというのが求められるものではないのでしょうか。

他のシナリオで退魔士(美琴)が出てきてその辺りも掘り下げてくれればいいのですが…
ところでアレクは何処へ行ったの(笑)?

というわけで今回はここまでと致します。流石はエフアンドシー、一筋縄では行きませんね。

こなかな2 konatayori kanatamade II(F&C) 感想 01

今回はF&Cの名作…の続編である、2013年04年26日に発売されました
"こなかな2 konatayori kanatamade II"をプレイしていきます。
なぜ"こなたよりかなたまで 2"としなかったのかは謎ですね。
名作の続編を名乗るのに憚られるような内容だったからかもしれません(笑)

私は前作をプレイして結構気に入っていたので、ライターが違うのを承知の上で購入しましたが…

あらすじなど

普通の学生であった「永遠(とわ)」が、ヴァンパイアの争いに巻き込まれて
ヴァンパイアになってしまう。人間に戻る方法を求めて悪戦苦闘する感じのお話です。

システム・インターフェース

本作は前作がビジュアルノベル形式だったのを意識してか、メッセージの送り形式を
通常のADV(下側のウインドウにテキストが出る)方式か、
画面いっぱいに文字が出るビジュアルノベル方式かどちらかユーザーが選べます。
ただノベル方式を選んでいると、選択肢が出て来た時に文字が選択肢のウインドウで隠れます(笑)
改行のレイアウトなども考慮するとちょっとノベル形式との混在はやめた方が良かったですね…

立ち絵は目パチ口パクの簡易アニメーションがあります。
だったら猶更ノベル形式だとキャラのアニメーションが目立たなくなるから駄目だろ…
個々の仕事が優秀でもプロダクト全体としてみると微妙になる好例かも知れませんね(笑)

プレイ開始。

続きを読む

オカルトの面白さを説諭する永遠。

徳川埋蔵金について
松尾芭蕉の正体について

オカルトのチョイスとしては微妙な上にそれぞれ数クリックで説明は打ち切り(笑)
このゲームの雰囲気が伝わる一幕です(笑)
直前までの語りで"強盗と刺し違えて亡くなった父"、"余命幾ばくもない妹"、
"兄妹だけの家族"、"近所で連続して起こる猟奇殺人事件"という重めなネタからいきなり
"松尾芭蕉はスパイだったと言われている"などと言い出す永遠くん(笑)

登校後、教室に入るとクラスメイトが自分の席に寝ているのを起こしてから、
ワンクリックで放課後です(笑)。

放課後は久遠(くおん)の通院の付き添いです。
久遠の病を慮り落ち込み気味な永遠君を励ます女医先生、良い先生ですね。
妹は名前呼びで永遠は苗字呼びなのは何故なんでしょうか?違和感凄いんですけど(笑)

12月 4日

12月と4日の間の謎の隙間が気になります(笑)
選択肢のテキストも若干左寄りだったりしますし、もうちょっとレイアウトを考えた方がいいのでは(笑)

学園に課題のプリントを忘れたことに気付いた永遠君は、夜に学園に向かいます。
その道すがら女性が謎の男に襲われている場面に遭遇。
そして男に何かされて瀕死になる永遠。遠のく意識の中、良く分からない理由で男は立ち去り、
謎男に襲われていた女性が"死にたくなければ私と契約しろ"と言ってきます。
薄れゆく意識の中永遠は契約を結んだっぽいです。
あらすじを予め見ていなかったらちょっと展開についていけなさそうですね(笑)

次の日は朝から「女性と契約した」影響によりやたらと身体能力が挙がっていることに
戸惑いを覚える永遠くん。プリントはどうした(笑)

体育での持久走や50m走りでも驚異的な記録を打ち立ててしまい、
自分はどうしてしまったんだと混乱して早退する永遠くん。
4日にも50m走の記録を取ってたんですが、毎回記録取ってるんですかね永遠君の学校は(笑)?

早退後街を彷徨っていたところ、昨日の襲撃現場で件の女性と再会します。
そこで前日にこの場所であったことを思い出す永遠。
簡単に思い出すなら放課後まで引っ張らずにさっさと思い出してほしいですね(笑)

永遠を助けた女性はフランチェスカ・バートリ。永遠君に倣い以後フランと記載します。
永遠がアレク(謎男)から呪いを掛けられて死にかけていたので、ヴァンパイアにして助けたと語るフラン。

【永遠】「なんだよそれ、ふざけんなよ」
どうして俺がそんなのにされなきゃいけないんだ。(中略)
【永遠】「何でそんなこと、したんだよ……」

キレっキレ永遠くんですが、一応自分の意志で契約結んでるんですけどね(笑)

その後は状況の整理ということで、フランが今現在どのような状況に置かれているか、
そもそもヴァンパイアとはどういう存在か?などといったことを永遠に話してくれます。

【フラン】「普通にしていれば死ぬことはないが、殺されれば流石に
ヴァンパイアも死ぬからな」

殺されれば死ぬ(笑)
いや、言わんとするところは分かりますけど、それは当たり前だろと思わずツッコミたくなります(笑)

初めての吸血衝動

ヴァンパイアになって初めて永遠を襲う強烈な吸血衝動。
永遠が外へ出るとフランが待ち構えていて、永遠はフランの首に牙を突き立て吸血…
普通、ヴァンパイア同士では吸血しないと思うんですが…そういう作品・説話もあるんですかね?

吸血後、衝動が収まった永遠。

【永遠】「俺、本当に……血を吸っちまったんだな……」(中略)
【永遠】「本当に……化け物だな」

ヴァンパイアの目の前で吸血行為をした自分を "化け物だな" と言ってのける永遠くんがステキ(笑)

さて、人間に戻る為の手掛かりを求めてアレクサンドル・ドゥミトレスクことアレクを毎夜探す永遠。
捜索開始2日目にして遭遇します。アレクとの会話の中でヴァンパイアを化け物呼ばわりしていると、
アレクから人間の方がよほど化け物に思えるぞと反論されます。

【アレク】「貴様は戦争という言葉を知っているか?」(中略)
【アレク】「貴様は環境破壊という言葉を知っているか?」

何かいきなりレイヤーが違う話をしてきてワロタ 混乱する永遠に言葉を畳み掛けてくるアレク。

【アレク】「酷いと思わないか?(中略)命の恩人(=フラン)に対して化け物とは。(中略)」
【アレク】「私たちヴァンパイアは、仮にも命を救ってくれた者に対
して化け物だとは、決して言わないぞ?」

さらに混乱する永遠。

あいつは俺を混乱させようとしているだけだ。
きっとそうに違いない。間違いない。
脳ではそうわかっていても、脊髄が付いてこない。

脊髄がどうあろうが脳で分かっていたら混乱はしないと思うのですが、それすらも分からないという、
まさにドグラ・マグラ脳髄論の世界でワロタ

その後は謎の存在が近づいているとのことで会話が打ち切られます。
意味深なセリフを残して去っていくアレク。

【アレク】「ファハハ……よく聞け、人間。私は貴様が気に入った」(中略)
【アレク】「それでも本当に、人間に戻りたいと思うのならば私を探
せ。戻りたいと思うのならな」

"ファハハ"て(笑)
最初は人間と見れば「死ね」とか言ってたのに何で気に入ってるんですか(笑)?
自分たちを化け物呼ばわりしてくる永遠を気に入るとかマゾですか(笑)?
"人間"という呼びかけをする相手に人間に戻りたいっておかしくないですか?
既に人間じゃねーか!みたいなツッコミが入りそうですよ(笑)

アレクさん最高過ぎでしょ(笑)

自宅前に戻ってきても懊悩する永遠を見かねて慰めの声をかけるフラン。
永遠は強がるも、誰かに悩みを打ち明けるべきだろうかと内心で悩みます。
…誰に打ち明けるかの選択肢がここで出てくるんですが、
この場面でただのクラスメイトの女子の名前が入ってるのはおかしくないですか(笑)?

誰にも打ち明けない

選択肢の一番下から選んでいきます。…フランシナリオっぽいですね。
まあ、フラン以外全員の名前が出ていましたから予想はしていましたが。

あくる日、人間に戻る方法を模索して自室にあるオカルト本を漁る永遠。
途中からフランも参加して本を眺めますが、どれもでたらめばかりだと切って捨てられます。
やはりアレクから話を聞くしかないという結論に至りますが、永遠は一度殺されかけていますので、
アレクへの恐怖心はなかなか拭い去れるものではありません。
その様子を見て取ったフランは"怖いのか?"と永遠に尋ね、素直に怖いと答える永遠。

なんでこいつは俺の心が読めるんだ……。

などと内心吃驚している永遠ですが、誰でも分かるだろ(笑)

中庭に魔の気配あり

途中選択肢が出てきて寝ずに真面目に授業を受けると、
フランルートからエリールートに行くようです(セーブデータのキャプションから推測)。
というわけでフラン攻略のつもりでしたが、予定を変更してそのままエリーを攻略することにします。

昼休みに、急に魔の気配とやらを感知する永遠。フランもその場に駆け付け、
彼女は"間違いなくヴァンパイアが中庭にいる"と断言します。その時、中庭にいたのは、
・妹の久遠
・幼馴染の姉代わり・沙希(さき)
・クラスメイトの千香(ちか)
・初登場のエリー(この時まだ永遠は彼女の名前を知りません)
ヴァンパイアは誰だ…!?みたいな感じで緊迫した雰囲気の永遠くんですが、
この中でヴァンパイアが誰かとか誰でも分かるだろ(笑)

結局エリーがヴァンパイアだということが判明します。
彼女の目的は"仲間を得ること"です。つまり悠久の時を生きる同胞を求めてやってきたわけです。
最初は頑なに人間に戻ることにこだわっていた永遠ですが、
エリーに言いくるめられて説得されて、悩み始める永遠。
数日悩んでもどうするべきか答えが出ない永遠は、エリーと暫く行動を共にして、
ヴァンパイアと生きるとはどういうことかを体験してみたいとエリーに提案します。
エリーは(永遠は)すでにフランと生活しているのではないかと言ってきますが、

【永遠】「フランとエリーは同じヴァンパイアでも、同じヴァンパ
イアじゃないだろ?」

何言ってんだコイツ(笑)?
フランが所謂"真祖"でエリーが"眷属"で違うということを言いたいのは分かるんですが、
表現としておかしいとは思わなかったんですかね?
エリーも当然、"どういうこと?"と聞いてきます。

どうやら、本当にどういうことか理解していないらしい。

永遠くん、その言い方で理解できると思う方がどうかしていますよ(笑)?

To be or not to be.

人に戻るべきか、人に戻らずヴァンパイアとして生きるべきか。
アレク捜索をしながら、フランやエリーと問答をする永遠。人間の良い所・悪い所の考察を進めます。
エリーは人間嫌いのようですが、その原因は"戦争"、"環境破壊"…またそれかよ(笑)
フランから人間の良い所は何か?と問われた永遠は

【永遠】「命に限りがあること、じゃないか」(中略)
それはどの生物でもあるし、一応ヴァンパイアにだってあ
るものだ。

"命に限りがあること"が"ある"という不思議な言い回しはともかくとして、
どの生物にも共通する点を挙げて、それが特定の生物(今回はヒト)の良い所だというのは
意味不明ですね(笑)

次の日も同じような状況でアレクの捜索を続ける3人。
エリーは命に限りがあることが何故良いのか分からないと永遠に問いかけてきます。
"ヴァンパイアにも一応ある"ものだから"命に限りがあること"に関して分からないことがあっても、
人間とヴァンパイアとの比較においては問題ないですよ(笑)

さて、エリーの問いに対する答えに自身の母の受け売りと断ったうえで永遠は

【永遠】「命に限りがあるからこそ、精一杯、生きられる」

どういった条件下であろうとも精いっぱい生きたらいいじゃん(笑)

いまいちピンとこないエリーに、
好きな食べ物と言えどもずっとそれだけ食べてたら飽きる。
だから無限に好きな食べ物があっても微妙で、有限でたまに食べるのが良い。
というような例え話で説明を試みる永遠。話のチョイスが微妙過ぎる(笑)
飽きないようにローテーションすればいいだけの話ですし、主食は毎日食べても飽きませんし(笑)
そもそもそれは対象とする食べ物か有限か無限かで変わるような話じゃないですよね(笑)

エリーの仲間との邂逅

とある日に永遠のもとにやってきたエリー。最初は軽い気持ちで話をしていた永遠ですが、
エリーは何やら重大そうな話がある雰囲気です。

俺は若干、身をしめる。

魚でも締めてたんですかね(笑)?

夜に公園で仲間に会うという約束を永遠と交わすエリー。
そして永遠はアレクと再会します。そう、エリーはアレクの眷属だったのです。
アレクと永遠との間で繰り広げられる珍問答。
人間は悪だから滅ぼすとアレクが言えば、ヴァンパイアは死なない種族だからダメだとか言う永遠。
最初から議論が嚙み合っていません(笑) 議論は進んでいきます。

【アレク】「人間は、限りがあるから愚かなのだ」(中略)
【アレク】「限りというものが、人間を愚行に走らせているのだ」

だから滅ぼす、というのは些か短絡的ではないかと思うのですが。
赤ん坊やこれから生まれてくる人類もそうであるかは分からんでしょ(笑)

【永遠】「それは、違う……」
否定するが、俺の中で答えは出ていなかった。
アレクの言うことは正しい。だが、認めたら何もかもが俺
の負けになってしまう。

"アレクの言うことは正しい"という答えが永遠の中で出てんじゃん(笑)
それなのに反射的に否定するというのは理性的に議論を行う姿勢に欠けていると言えましょう(笑)

【アレク】「それに、人間は弱い。だから他の生物を排除しようとす
る」

弱い種が他の生物を排除しようとするなら人間を排除しようとしている
ヴァンパイアは弱いってことですか(笑)?

【エリー】「そして人間は、同族をも信用できなくなり、殺し合う」

アレクさんは初登場時にフランを殺そうとしていましたが、何か(笑)?
そしてアレクさんの人類殲滅に手を貸せないと永遠君が断ると、

【アレク】「消し炭になれ」

"弱い生物は他の生物を排除しようとする" Byアレク
"同族をも信用できなくなり、殺し合う(からそういった種は滅ぶべき)" By エリー
舌の根の乾かぬ内にアレク、お前は何をしようとしてるんだ(笑)?

あと、シナリオ分岐直前に"人間に戻りたいのなら自分を探せ"と言っていたアレクさんですが、
人間に戻す方法を教えるつもりもないのに前述のようなことを言って自分を探させた挙句に
永遠が人間に戻りたいと言ったら"消し炭になれ"とか言っちゃうのは、
彼らの文脈で言う所のまさに(愚かな)人間らしいふるまいではないでしょうか(笑)

アレクの殺気に反応して公園にやってきたフランとエリーに止められ、
"永き時を生きればエリシュカ(エリー)の様に人を憎むようになる"みたいな
捨て台詞を残してその場を去るアレク。
話の流れから、何故人間に憎悪を抱くようになったかをエリーの口から聞くことになります。

詳細については省きますが、気持ちは分かりますが関係のない他の人間まで一緒くたにするのは
筋が違うだろうという感想しか抱けないエピソードですね。
つうか戦争や環境破壊などとは全然別の話ですやん(笑)

ところでエリーの悲しい体験に感極まった永遠くんは思わずエリーを抱きしめてしまいますが、

俺は、当然のことをしたのだ。

何でドヤ顔風味な雰囲気なんですか(笑)?

エリーの人間(永遠)観察

ヴァンパイアになってからの期間が長かったため、人間とは何か良く分からなくなっているエリー。
人間を知る為、永遠と行動を共にして、見極めたいとのこと。

昼は屋上で一緒に食べるようです。
総菜パンを見て顔を綻ばせているエリーに永遠は総菜パンは初めてか?と聞きます。
エリーは来日してからはお米ばかり食べていて総菜パンは初めて、とのこと。

【永遠】「ならよかった」
本当に人間とはほど遠いんだなと痛感する。

総菜パンを食べてなかったら人間じゃないんですか!?意味が分からんぞ(笑)

さて昼食がてら永遠はこれからのことをエリーに話します。語ったことは大略次の通り。
・アレクの誘いを断った永遠はきっと近いうちに殺される
・殺されるまでにエリーに人間の良さを教える
…昼食がてらにする話じゃないだろ(笑)

放課後に立ち寄った喫茶店『つむぎ』では、くー(久遠の愛称)の好物であるフローズンヨーグルト
エリーに勧める永遠。彼女もお気に召したようで、また来たいと永遠に語ります。

【エリー】「また行きたい」
エリーはなんてことを言う始末で、俺はそれが嬉しい。

なんてことを言うんですか(笑) 明らかに"な"じゃなくて"そ"ですよね…
若しくは"エリーは"を"…"のような直前の台詞を受けるような構成にするかですね。

次の日は猫好きなエリーにおあつらえ向きの場所ということで猫カフェへ行きます。
永遠くんは自分でも来て早々に悪いがと前置きしつつも

【永遠】「猫カフェって、結構めんどくさいんだな」

自分で誘っておきながら本当に来て早々なんてことを言うのか永遠くんは(笑)

猫カフェの利用にあたって色々と注意点がある、という話の流れで、
フランは規律があるから人間は面倒くさいと言っていたなどという捏造記憶を披歴したり、
エリーの猫好きな理由を深堀りしたりします。自分を傷つけない動物は好きって、
ヴァンパイアになったら無類の強さになってるから人間も好きになれるんじゃね(笑)?

魔物が湧く

どういう生態なんですかね魔物さん(笑)?
まだ説明していませんでしたが、魔物は人間含めヴァンパイアすらも捕食する存在だそうです。
…仮に人類を滅ぼしたら魔物のターゲットはヴァンパイアだけになるわけで、
ヴァンパイアの種の生存戦略としても人類を滅ぼすのは間違ってないですかねアレクさん(笑)?

湧いた魔物の近くにエリーの気配があるのをヴァンパイアの力で感知した永遠は
おっとり刀で魔物の元へ急行。エリーを襲っていた魔物は永遠の方が美味そうということで、
永遠にターゲットを変更して攻撃をしてきます。
ヨダレを垂らしたままの立ち絵ですが、高速っぽい感じの表現で迫ってくる魔物(笑)
そして永遠に反撃されて尻尾を巻いて逃げていく魔物。弱くてワロタ
吊り橋効果か、それとも元々好感度が上がっていたのか、
お互いを支え合うことを誓い合う永遠とエリー。早くね(笑)?

対アレク方針策定

過去の出来事により人類への復讐心を募らせ、滅ぼすことを決意しているアレクをどうするか。
エリーは人間として永遠と生きることを、つまりアレクと訣別することを決意します。

エリーが人類について悪い人もいれば良い人もいる。だから一律に滅ぼすのは間違っている
という結論に至れたのは母親の言葉の重みがあったからと語る永遠。

【永遠】「たぶん俺が、どんだけ詭弁な台詞を並べてもだめだった
んだろうな」(中略)
薄っぺらい人生を歩んできた俺が、人間は命に限りがある
から素晴らしいんだと言っても、説得力はない。

どんだけ詭弁(笑) まるで詐欺師のような台詞を仰る永遠さんですね。

そこから夜までエリーと公園で話し込んでいた永遠に唐突に襲い掛かる2度の吸血衝動。

今、俺の性器はエリーの口の中にある。

唐突ですね(笑)

エリーとデート

あくる日はそんなこんなは忘れて、次の日のクリスマスイブに備えて色々と準備する日です。
冬でもプールが楽しめるレジャー施設が近隣にあるということをくーから聞き、
明日のイブはそこへ行こうかという話になりますが、エリーは水着を持っていませんでした。
そこで、久遠・沙希・千香の水着を貸してもらう為にそれぞれの水着を試着。
胸のサイズでエリーに敗北してぐぬぬする千香。
結局水着を買いに行くことになりますが、仲間外れにされ血の涙とやらを流す永遠。
そしてデート当日になります。

【永遠】「ようやくこの日がやってきたか……ククク」(中略)
遠目から見たら俺たちは変なやつらに見えるだろう。

距離は関係ないだろ(笑) "遠目"じゃなくて"傍目"でしょ…
というか、水着試着の辺りから登場人物の行動がおかしくて萎えるんですが(笑)

さて、エリーに泳ぎを教えるなどひとしきりプールを楽しんだ後にちょっとしたトラブルが発生します。
永遠とぶつかった拍子に水着のトップが外れてしまった女性を永遠がガン見してしまったせいで、
エリーがおかんむりになってしまいます。

【エリー】「むぅ……」
ようは話をまとめると……。
俺が女性をずっと見てたらしいから、怒っているのだ。
それはもしかして……。
【永遠】「……嫉妬?」
【エリー】「違う」
【エリー】「嫉妬って何……?」
なるほど。きっとエリーは、どうして自分が怒っているの
かもわからないのだろう。

まず、ここの場面のBGMがアレク"消し炭"シーンと同じというのは微妙(笑)、
ちょっとぶつかっただけで水着のトップが外れる謎(笑)、
"見てたらしい"と自身の行動で推測が入る永遠さん(笑)
"嫉妬?"とド直球で聞く無神経な永遠さん(笑)、
嫉妬という概念を知らないのに否定するエリー(笑)

アレクと魔物 VS 永遠とエリーとフラン

捕食対象に隷属する魔物(笑)

舌戦と実戦が交互に繰り返される展開です。フランは魔物と戦うということで、早々に退場。
アレクは真祖である自分を殺せば眷属は人間に戻ると言って、エリーの動揺?を誘います。
そして永遠も混乱したのか、"俺はアレクを殺したりしない!"と言いつつも、
"お前を倒せばエリーは元に戻るんだな!?"と倒す気満々になったりします。
信念と信念の戦いは何とか永遠が勝利。
薄っぺらい人生しか歩んでいない詭弁しか述べない永遠に負けるアレクの信念とは(笑)

そして真のラスボス・魔物(名前はまだ不詳)とのバトル。
そこで明かされていくアレクと永遠、フランと永遠との過去。
うーん、こういうのはクリアフラグ形式にしといた方が良いのではないですかね…
攻略中のヒロインにあまり必要のない情報は出さない方がシナリオの雰囲気が壊れないので、
プレイヤーのシナリオ・設定の認知コントロールはもう少し意識した方が良いと思いました。

アレクは最後に改心?し、自分を犠牲にして魔物を葬り去ります。
昔からよく使われる悪役が善玉化する手法ですが、昔から使われるということは
つまりはそれだけ効果的であるわけで、
ただの頭悪いキャラという印象からは脱却できているんではないでしょうか。

エンディング後

トップメニューに戻っても回想が出て来ません…
キャラコンプ後だと出るのかな?

ということで今回はここまでと致します。また次回!

ぱられるAKIBA学園(panache) 感想 02

今回も前回から引き続き、数多くの駄作から生まれる揺るぎない名作を見つけるADV
panache(パナシェ)ブランドより2021年05月28日に発売されました、
"ぱられるAKIBA学園"をプレイしていきます。

4巡目

続きを読む

4巡目の1人目も惰性でスノウです。
2回目の漫画(どうやって製本して配布してるんでしょうねぇ…)では、
作品を通して伝えたいスノウの主張が読者に伝わらず、批判的な感想が結構来て、
落ち込み気味なスノウを励ますために吾阿斗がデートに誘うみたいな感じです。
ウインドウの枠の色が少し違うのでスノウ視点での語りのチャプターっぽいですね。

相変わらず何を言っているのか良く分かりません。吾阿斗語録とか作ったら面白いかも(笑)

【吾阿斗】「夢にも見ない夢を俺は見てきたんだ」
【吾阿斗】「俺が感じたモノはいつだって本物なはずなんだ。そこに邪魔は入らない。
だって、夢にも見れなかったんだから」

それに対する天才魔導師スノウの思考はコチラ

【スノウ】「(夢にも見れない。想像さえもできない認知不可能なもの。完全な無ですか)」
【スノウ】「(それは思い悩むことさえもできるわけがない。故に、本物。ですか)」

夢にも見ない夢とはいったいどういう意味なんでしょうか?
吾阿斗が夢にも見られなかったモノはいつでも本物なのは何故なんでしょうか?
邪魔が入る若しくは入らないということが本物かそうでないかに必要な情報でしょうか?
認知不可能であれば"完全な無"なのでしょうか?
"完全な無"故に本物、思い悩めない故に本物…意味不明です(笑)

【スノウ】「このやりちんが!」
【吾阿斗】「え?びっくり。このタイミングで褒められるなんて」

褒め言葉なんですかそれ(笑)?

さて、スノウのチャプター終了後のキャラクター選択画面ですが…
残念なことにここから個別シナリオに突入するようです。
3巡目まではキャラを選択した後はそのキャラのウインドウが消えて選択出来なかったんですが、
今回はスノウを選択した後も、スノウのウインドウが出て来ています。
つまり、連続して同じヒロインが選択出来るようになったということなので、恐らくここからは
特定のヒロインを選び続けて個別エンドか複数選んでハーレムエンドか…ということなのでしょう。

3巡目のここまでで毎チャプターセックスを繰り広げてサブヒロインも巻き込んで3Pとかこなしてて
ここからは1人の女性を愛します~とか嘘臭いと思うのは私だけですか?

あどけなさと艶やかさの隙間をすっと抜けてくる笑顔のスノウ

仕方がないので次のチャプターもスノウを選択します。
うん、チャプター冒頭での意味不明な笑顔から始まって、その後も同様に意味不明な文章が続きますね。
意味不明ながらも吾阿斗の主張がゴミみたいな感じであることは伝わるのは凄い(笑)

このチャプターをこなした後、女子会チャプターにて資本主義を学びます。
吾阿斗式資本主義とはどのようなものか説明してほしかったのですが、
これから勉強しよう!みたいな話で終了。実に残念です。

その次のチャプターではスノウではない作者の漫画に吾阿斗が感動しているシーンから始まります。

【吾阿斗】「びぇ~ん!!(後略)」

びぇ~ん(笑)

こんなヤツですが異世界転生時に女神による祝福を受けているので、
女神への信仰があつい人間には吾阿斗への魅了効果が発揮されるそうです。

【ガーベラ】「吾阿斗様の子供を授かりたいです♡」

女神じゃなくて別のものの祝福を受けていそうな雰囲気ですね(笑)
というかスノウさん、"もうスノウだけ見ててくださいね?"とか自分で言っといて、
何でガーベラさんを巻き込んでるんですかね?
スノウxガーベラで絡んだ後、気を失ったガーベラさんを横目にスノウx吾阿斗からの~
アネモネさんと3Pを敢行してチャプターは終わります。
"子供を授かりたい"と哀願していたサファイアの幼馴染であるところの隣国の姫・ガーベラさんは
放置です(笑)

その次のチャプターへ進みましょう。

スノウはすでにマンガ家としての第一線を退いていた。

引退早すぎだろ(笑)
ということでエンディングです。吾阿斗によるとスノウの功績に詳細はないとのこと。
pretty vacant?(笑)

エンディング後、おまけモードが出現。ハーレムモードも出て来ました。
別モードでハーレムがあるのに個別シナリオに入っても他のヒロインが選択可能って…(笑)

フリージア

豊かになりつつある国で労働に勤しみすぎて子供が放置されている!これは問題だ!
ということで吾阿斗流解決を図ります。
まず、労働時間を制限。…豊かになるために対価を得る労働をしているのに、その手段を奪う吾阿斗(笑)

次のチャプターはエルフの国と国交を樹立し、若いエルフたちが学園にやってくるお話です。
代表のキャラウェイとかいう人が吾阿斗のもとにやってきて挨拶を交わします。
"キャラウェイさんはニコニコしている"とのことですが、
キャラウェイさんは鉄仮面をしていて顔が分からないんですが? 笑声(えごえ)ですかね(笑)?
ところで国を開梱して作ったって語っていますが、ジオラマでも作ってるんですか(笑)?

どんどん次に行きまして、エルフの国と国交を樹立したことにより、
"世界で俺たちの存在は確実に高まったと言えるだろう"…
高まる俺たちの存在、存在感ではなくて存在そのものが高まるってどういう現象ですか(笑)?

キャラウェイさんによると実はフリージアは王位継承権第1位で国に帰らないといけないとのこと。
しかし、フリージアの歌に対する熱意に感じ入り、100年ぐらい後に迎えに来るといって去っていきます。
ところで、エルフの寿命は最低でも500年らしいです。
"最低"寿命500年ということは乳幼児の死亡は0だということで、エルフスゲー(笑)

最後のチャプターは歌手引退でプロデューサーをやるらしいです。相変わらず引退が早い(笑)

サファイア

人知れず戦争を無血終了に追い込む事に成功した俺達は、魔王を倒した時と
似て非なる高揚を前に、子供のようにはしゃぎあうのだった。

相変わらず表現がおかしいですね(笑)
そして上記テキストのワンクリック後即Hシーン突入(笑)その次のチャプターもHシーンの方が尺が長くて、
スカーレット3rdチャプターで"シナリオは大事"とか語っていたゲームなのにと思うことしきりです(笑)

幕間チャプターではまた名言(?)が。

サファイア】「そうですよ!作る側が楽しくなかったらクリエーターをやっちゃダメっ
て言ってましたものね」

このゲームの製作者に「楽しかったですか?」と聞いてみたいですね(笑)

次のチャプターではもう勇者領にAKIBA文化が根付いちゃってます。早すぎ(笑)
最後のチャプターではサファイアから子供が出来ちゃった報告…から20クリックでHシーンです。
あらゆる意味で早いですね(笑)

スカーレット

勇者領の人口が増えてきて人々を魔物から守る人を増やすことが必要ということで、
近くのダンジョンで学園の生徒たちに魔物狩りをさせてレベルアップを図ることになります。
なぜ町の人全員からでなくて学生だけで行うのか?というスカーレットの疑問に吾阿斗くんは

【吾阿斗】「ウチの学園における創作科連中のレベルが一気にまとめて10上がったら、
それこそアニメなんかも作れるようになると思わないか?」

思いません(笑)
相変わらず会話や思考の流れが整然とつながっていなくて、プレイヤーが混乱しますね。
吾阿斗くんがドヤ顔でわけのわからないことを言うのを楽しむゲームと化しています。

その日の夕方、活躍できなかったことで落ち込むスカーレットが吾阿斗の部屋にやってきます。
他人のレベリングで自分が活躍していないことに落ち込むってどういう意味なんですかね?
そして「強さ」とは何かという問いかけを吾阿斗にするスカーレット。いやだから(以下略)

次のチャプターでもスカーレットが自分の力に悩むという前チャプターと同じ流れです。

【スカーレット】「吾阿斗様を見ていると、全知全能であるあの方を見ていると、自分がやっ
ている事は本当は意味のない事なんじゃないかなって思うんです」

全知全能である吾阿斗様とな(笑) 真面目なシーンでボケ要素はいりませんから(笑)

幕間を挟んで次のチャプターは勇者領内に領事館を建てるというお話です。
ここではサファイアの父である国王が意味深な台詞を独り言で述べます。

【王】「戦わずして本当の平和など掴める筈があるまい……そんな理想が掴める世
界ならワシは自らの娘を死地になどやってはおらん」

いや、そんな世界だからアナタの娘さんが死地に行って魔王と「戦って」倒して
平和を勝ち取ったんでは?

戦った人に"戦わずして…"などと語るのは意味が良く分かりません。

次のチャプターで感動のエンディングですね。
自分自身が楽しむために異世界にAKIBA文化を広めたかった吾阿斗の意を汲んで、
他のパーティメンバーとも協力して同人誌即売会を開催するスカーレットさん。
吾阿斗も異世界で即売会を堪能できて大満足。
途中の描写で「全知全能に最も近い吾阿斗様」と微妙にランクダウンしていたのはウケました(笑)

まとめ

それらしい表現をちりばめて深い内容があるように思わせて
実は意味不明なだけという作品ですね(笑) 間違いなく万人にはオススメできないです。

ぱられるAKIBA学園(panache) 感想 01

今回はpanache(パナシェ)ブランドより2021年05月28日に発売されました、
"ぱられるAKIBA学園"について述べていきます。
…DVD2枚組って容量大きすぎでしょ(笑) しかも、2枚合わせて6GBぐらいで、
片面2層のDVD-9(8.5GB)1枚でおさまったんでは…DVD2枚の方がコストが安かったのかな?

あと、マニュアルのトラブルシューティングの項目は字が小さすぎて読みづらいです(笑)

ストーリー

オタクなゲームクリエイター異世界転生して魔王を倒した後の平和な世界で
AKIBA文化を広めるぜみたいな感じのストーリーです。
主人公は過労で亡くなった権能院 吾阿斗(けんのういん ああと)くんです。読めません(笑)

システム

とりあえず、全角のアルファベットでフォルダを作るのはやめて下さい(笑)
コンフィグは流石に2021年のソフトだけあってきめ細かな設定が可能ですね。
電動オナホまで対応してるし(笑)
私は対応商品を持っていませんのでそちらについてはコメントできませんのであしからず。

おまけはCGモード・シーン回想・BGM鑑賞と、当然完備しています。

バックログは相当前まで記録されているようですが、記録が多過ぎて、
スクロールバーの操作がしづらいのは難点ですね。少しスライドさせただけで、
相当前のログまでさかのぼってしまいます。少し前のログが見たい場合は、
キーボードのPageUpとPageDownキーを使うと良いでしょう。
なおスクロールバーの上下に三角のボタンがありますが、それぞれログの最初に戻る、最後に戻る
に割り当てられており、1ページ送り用のボタンが存在しないのは残念です。

ゲームのUIのフォントもちょっとシャギーがある昔のゲームを意識した感じでこだわりを感じますね。
こういう細かいこだわりがあるゲームはなかなか期待が持てますね。
中古の値段は暴落してますが(笑)

ところでホームページを見ても必要動作スペックが載っていないんですが、
箱に書いてあるスペックを見るにWindows8/8.1/10 日本語版が快適に動けば大丈夫だと思います。
ただ私の環境ではスクリーンセーバー起動後は音声だけ送られてCGが更新されなくなったり、
ペンタブレットだとクリックの反応が何かおかしかったりとちょっと微妙な感じですね…

フォントは装飾として縁取り・影付き・装飾なしが選択でき、
フォント自体も等幅日本語フォントのみのようですが選択できます。
ただ設定を変更すると時々表示がおかしかったりするので、既定のままの方が良いかもしれません。
この辺りはシステム側の問題も絡むのでソフト側が全部悪いというわけではありませんが、
対処できないなら設定は変えられないようにしておいた方が良いと思います(笑)

スキップは色々あって10クリック分進む"10SKIP"、50クリックの"50SKIP"、シーンスキップなど
通常のスキップ以外も色々ありますが、バックログが消失したりしてしまうので、
10SKIPと50SKIPは使わない方が良いです。おそらくスキップ後の画面がキャラ選択画面以外だと
ログが消失すると思われます。なお、アプリのバージョンは1.01(=最新)です。

プレイ開始

続きを読む

物語冒頭でいきなり魔王との最終戦です。一応苦戦っぽい雰囲気を出しますが、
バトルが主眼ではないのでサクっと魔王は死亡。平和が訪れます。

一番最初の勇者とのセックスシーンで挿入時にピキーンみたいな擬音がなるのはナイス(笑)

……序盤の展開ダルくね?
魔王を倒した勇者パーティに下賜された元魔王がいた土地で、AKIBA文化を広めるための
園都市を造る、ということでまずは住人集めや金策の為の貴族への挨拶回りなどから始まります。
それはいいんですけど、コツコツ行くのかと思えば「食料調達ならお任せ」とかいう人物が現れて
食料問題が解決したり、かと思えば貴族と諍いを起こして取引を止められて困窮したり、
ご都合主義っぷりと登場人物の要領の悪さに苛々しますね(笑)
あとは貴族の賭け事でのイカサマに憤っていたサファイアさん、
吾阿斗のイカサマはオッケーとかいう思考回路はちょっとどうかと思います(笑)

色々あって半年後には学校が出来上がり、OPムービー後はキャラ選択画面に移行。
一番最初はキャラ全員が出てくるチャプターのようです。…って勇者パーティしか出て来ませんが、
出て来た選択のサムネイルにはサブキャラ含め全員描かれているんですが…
というか学校設立にあたっての苦労譚とか一切ないんですけど、それでいいの?

さて全員登場チャプターを読んだ後のキャラ選択は勇者パーティの4人から選ぶ形ですね。
今更ですが、勇者パーティについて紹介をしておきますと、
勇者スカーレット、聖女サファイア、エルフ・フリージア、魔導師スノウの4人となっております。
まずはスノウを選択してみます。…冒頭からスキップしたくなる文章は久しぶりですね(笑)
そしてスノウ選択後は残り3人から選ぶ選択肢へ移行。
つまりシナリオは一本道で、今のところ個別シナリオ分岐は存在しないということですね。
…個別シナリオがなくてシナリオが薄そうであることを嘆くべきか、
スキップしたくなる文章を読むノルマが減ったと喜ぶべきか、それが問題だ。
というかこのゲームをやめてアンインストールするのが一番良いと思います(笑)

知識とそれと対峙する感性

いいとも。時間が敵にもなれば味方にもなる。教育は時間。
だったら付き合ってやるまでだ。

主人公・吾阿斗くんの言葉を並べてみましたが、意味が分かりません(笑)

俺は本物のコンテンツしか欲しくない。

この作品自体が吾阿斗の言う本物のコンテンツではないという意見はさておき
独自定義語で語り過ぎ…一般的な意味が認知されている単語で解説なく独自定義で文章を作ると
如何に分かりにくくなるか本作が如実に示してくれています。

閑話休題。キャラ選択毎に1チャプター?進むような構成になっていまして、
4人・1サイクルをこなした後のシナリオ進捗状況は以下の通り。
勇者スカーレット:16.6%
聖女サファイア:16.7%
エルフフリージア:16.5%
魔導師スノウ:16.4%
小数第1位の微妙な違いは絶対適当ですよね(笑)

2巡目は特に順番を変える理由もないので1巡目と同じスノウを選択します。

何故なら、おっぱい、見てたから。

こゆとき、気まずい、良いシーン。

何故なら、おっぱい、見てたから。

何故カタコト?そして何故2回言った(笑)?
そしてその後の展開は正直微妙ですね。吾阿斗くんの対応ゴミ過ぎ(笑)
それはともかくとして、このチャプターにおける話のキモをまとめると、
「批判者の目は曇っていてコンテンツの真意を理解していない」

これってこのゲーム自体に対する批判への置き論破ですかね(笑)?
冗談はさておいて、
自分の作品は高尚過ぎて理解できない連中がいるなどという認識は良いことなんでしょうか?
今までにない文化を根付かせようという時期にその文化に対する
門戸を狭めるのって正しいんですかね?

【スノウ】「私は学校よりも、まずは学ぶことになれること、
文字になれること、伝えるを覚えること。それが必要だと思う」

必要な個所では漢字を使用すること、品詞を適切に使用することは確かに必要ですね(笑)
そして、学校こそ学ぶことに慣れ、文字に慣れ、コミュニケーションについて学ぶ場だと思うんですが、
学校以外の何かが必要だと言う理由は一体なんなんですかね?
ついでに言うと、スノウの漫画をdisったのは"文字が読める"子なんですけど、
それって識字率が上がったらdisられ率も上がるってことじゃないんですかね(笑)?

何故かって?歌は歌を聞く人がいてこその歌なのだから。

"歌の優劣は歌い手のパワーによるわけじゃない"という台詞の説明として
見出しの文章が述べられているのですが、相変わらず何を言っているのか意味が分かりません(笑)

その後の展開もツッコミどころしかなくて、もう何が何やら(笑)
フリージアの歌(スキル付)により植物の生育が良くなり、収穫が増える。
・歌声がうるさ過ぎてスノウの漫画執筆に支障が出ている。
・AKIBA文化定着が至上命題の吾阿斗はスノウの漫画執筆の為の対策に乗り出す。
で、その対策とは街で歌合戦を行うというもの。
フリージアの歌を歌いたいという要請に答えつつ、歌合戦と銘打つイベントを行うことによって、
我こそはと歌い手になろうとする人が出てくることを期待しての対策らしいですが、
植物の生育はどうした(笑)
あと、歌合戦の会場は防音の結界を張ってうるさくないようにしたみたいなことをスノウが言いますが、
じゃあ、それをスノウの部屋に施せばいいんじゃね?

お次はサファイアのチャプターで、下着を普及させるみたいなお話です。
自作した下着を自ら着けて見せてくれるという成人向けPCGらしいシナリオなんですけど、
立ち絵時にはブラしてなくてイベントシーンではブラしてるのは何でなんですかね?

さて次はスカーレットのチャプターですね。
オタク文化に興味がない人はどうする?という話です。

そういったものに興味がないのであればスポーツ系だろうということで、
ドッジボール大会を開催する吾阿斗。大会は成功裡に終わりスカーレットも喜色満面です。

【スカーレット】「吾阿斗様……オタク文化って凄いですね」

ス ポ ー ツ も オ タ ク 文 化 ら し い で す オタク文化の範囲広いなー

チャプターを2巡した所で再び全員集合チャプターです。
今回はサブキャラも全員登場してきて、ようやくサムネイル画像の通りとなってくれました。
サブキャラのアネモネさんはキャラ変わり過ぎです(笑)

問題は識字率にある

吾阿斗とスノウの組み合わせでの漫画読み聞かせと、
別の修道女2人の同じ漫画読み聞かせで観衆のウケがまるで違うことの原因を、
見出し通りに低い識字率にあると考察する吾阿斗。
識字率の問題なら誰が読み聞かせても同じ結果になるはずですが?

さて漫画が駄目なら紙芝居だということで、学園都市に帰還して作戦を練ることにする2人。
紙芝居と漫画とで識字率の高低がどのような影響があるかは分かりませんがとにかく紙芝居です(笑)
この作戦会議にはフリージアも参加します。

フリージア】「なんだって!?私も参加したい!!」
【吾阿斗】「まあ別にいい良いけど」

なにどもってるんですか(笑)?

フリージアはワイワイが大好きで、何かと俺とスノウの作戦会議に参加したがる。
邪魔もするが、時より的確だ。

この文章だと"ワイワイ"の後に"やるのが"とかを付けた方が良いと思います。
あと、時さんという謎キャラ(笑) 次兄かな?

スカーレット3rdチャプターでは名言が飛び出してきました。

(前略)実際シナリオは大事。

お前が言うな。という台詞がこれほど適切な場面は他にないでしょう(笑)

さてチャプター3巡した所での進捗度は以下の通りです。
勇者スカーレット:50.0%
聖女サファイア:49.9%
エルフフリージア:49.8%
魔導師スノウ:50.1%

丁度半分まで来たようですので、最後に吾阿斗くんの名言を紹介して今回はここまでと致します。

数多くの駄作から揺るぎない本物の名作が生まれる瞬間を見たくてたまらないっ!

本作はどっちかな?結論は次回にて。…え?もう結論は出てるだろって(笑)?

Floating Material(biscotti) 感想 04

今回も引き続きFloating Material -The hill where the star born.-をプレイしていきます。

桜、伊歩、風夏と攻略してきましたが、次は悠奈を攻略していきます。

続きを読む

クラブ見学に向かう途中で会った悠奈と歩いているときの俊の台詞が面白いです。

「その場合はどうしようもないな。そういう人は、
自分の主観と正義で生きてるからね。論破とか
しても無駄だしね」

ライターさんは制作現場内で何か鬱憤が溜まっていたんでしょうか(笑)?

道すがら悠奈は前に通っていた男女共学の学校で物がよく無くなったりしていたとのことですが、
俊は悠奈に憧れの感情を持つ女の子が記念として悠奈のものを持っていたかったんだろうと推測。
いや、何で断定できるんですかね?…自分の主観と正義で生きてるからですね(笑)

備品の買い出し

毎度お馴染みの"90度立ち絵"の場面からクラブ参加打診のイベントを経て備品の買い出しです。

俊は免許を取って4、5年で無事故。違反は駐車違反1件だそうです。
なお、駐車違反の件は俊の心の傷となっていて内容を話すのに心の準備が必要だそうです。
どんな駐車違反なんですかね…

その話から免許取得にかかる費用の話になり、学園生と庶民の金銭感覚の差についての話へシフト。
どういう話の流れでこうなった(笑)

悠奈を乗せて街へ買い物ということで、安全運転で行こうと俊は決意します。

「そりゃまずい。こりゃ死ぬ気で運転だな」

死んだら駄目でしょ(笑)

時は流れピクニックイベントです。今回は石膏像は運んでいないそうです(笑)。
今回は石膏像に代わり防災セットが不用品としてノミネート。
西崎先生は"供えあれば憂いなし"とあくまで防災セットを持っていくことを主張しますが、
俊の"僕や学園生を信じてください"の言葉に説得され、車に置いておくことになりました。
ところで、防災セットは道祖神へのお供えですかね?

その後は悠奈と取り留めのない会話を続ける俊。
ピクニックで登っているこの場所は"星の生まれる丘"だそうです。
俊曰く"数年前の流星群のベストスポットだった"そうで、それでこのような名前が付いたとのこと。
…"流星群"から"星の生まれる丘"の名が導き出される論理が良く分からないんですが、
論破とかしても無駄なので、スルーせざるを得ないですね(笑)

本作の副題である"The hill where the star born."の由来がこれで分かりましたね。
なんでストーリー途中で登る丘の名前が副題になっているかの謎は解明されるのでしょうか(笑)?

ところでブルーシートの使い方を教えるとか言ってそれを地面に敷いて、
学園生と密着して横になるのは理事長に啖呵を切った教師としてはいかがなものでしょうか?
あと一枚絵で描かれているブルーシートがブルーシートに見えない点と、
"ビニールシート" とか俊が言い出してしまっている点も気になりますね(笑)

悠奈よりマドレーヌが振舞われる

部室に1番乗りの俊に2番手の悠奈。
調理部で作ったまだ温かいマドレーヌを俊に振舞ってくれます。
そのすぐ後に他のヒロインたちも現れ、全員ご相伴に預かることになります。

まぁ、こういう茶会を部活でやるのもたまにはいいだろう。
何より悠奈の作るお菓子もお茶もうまい。

調理部でマドレーヌを作った後に部室を訪れた悠奈より後に部員が現れる不自然さや、
クラブなのか部活なのかはっきりしない表記の揺らぎも気になりますが、
設立時に茶会などを通じて学園生の交流を図るクラブで申請している部活で、
"こういう茶会を部活であるのもたまにはいいだろう"というのはどういうことですかね?
クラブの目的そのものなのに"たまに"という頻度でいいんですかね?

小鳥を保護してからの

学園敷地内でケガをしていたっぽい小鳥を保護する悠奈からの~、
折柄の台風で小鳥を心配して豪雨の中出て行った悠奈が遭難して俊が助けるテンプレです(笑)
ところで季節感というか時節を示すような話や単語が一切出てこないので、
ここでいきなり台風とかいうワードが出てくるのは違和感がありますね。

さて、学園の敷地内とは言え日が落ちた後、足場の悪い林の中、さらに豪雨ということで
案の定木の根に足を取られ転倒し、足を痛めてしまう悠奈。
彼女が気を失ったところで悠奈のルームメイトである七瀬からの連絡を受けて悠奈を探していた
俊が颯爽と現れて救助します。そして自室に連れ込みます(笑)

悠奈が俊の部屋で目覚めて、2、3会話を交わしたところで選択肢が出現します。

僕も悠奈のことが心配だった……
いやなんでもない……

なお、どちらの選択肢を選んでも

いや、今はそんなことより……

じゃあ選択肢出すな(笑)

その後は自身の想いを自覚した悠奈が俊に告白してキスをします。
そして前日の夜に足を痛めているのに普通に自室に戻る悠奈。脅威の回復力ですな(笑)

そしてまたどちらを選んでも同じテキストになる選択肢が出現します。
何でこんな短いスパンで同じことを繰り返すの(笑)?

1日後、俊も自身の想いを自覚し、悠奈の告白を受け入れます。
理事長に啖呵切ったくせに、学園の敷地内で外でヤッっちゃう俊さん(笑)
後、2回目のシーンは朝立ちを見られて…というよくある流れなのですが、
平日の朝っぱらから全裸になってるのはワロタ
普通のゲームでは服を脱がないであろう場面で全裸になる独自性は買いたい(笑)

悠奈と風夏

前回の風夏シナリオ感想では触れませんでしたが、俊と風夏が初めて会った時とほぼ同時に
悠奈と風夏は顔を合わせていて、その時のある出来事により悠奈は風夏に負い目を感じています。
そして風夏の俊に対する視線から悠奈は
"風夏は俊に好意を抱いている"
"風夏には俊しかいない"
と思い詰め(何でやねん…)、特に理由も告げず

「私たちは……」(中略)
「別れましょう」

いやだから何でだよ(笑)

しばらくグダグダした後、クラブの部員から激励を受け、このままではいけないと一念発起した俊。
悠奈と風夏に何か因縁があり、それを知ることがまず必要だと考えた俊は一路、理事長室へ。
関係者から話を聞くという搦め手から入る俊(笑)
そんなんだから水面さんから

「そうですね、品性の欠片もないですね」

とか言われちゃうんですよ(笑)

さて、因縁の核心について話をする理事長。
"大分前に行われた本家の大きな会合"でのとある出来事が原因だと語ってくれます。
ところで俊はこの集まりに自身も出席していた旨を発言しますが、
本家と関わりがなかった状態で生活が苦しかったとか物語冒頭で悠奈に言ってたよな(笑)?
風夏シナリオでもこの時はずっと離れにいたと語っていましたし、一体何が真実なのでしょうか…?

最後は教師らしく悠奈と風夏の仲を取り持ち大団円。

悠奈が幸せになれば僕はそれで結構嬉しいと思うから。

↑の"結構"という言い回しの使いどころと、
悠奈と風夏が1対1で語り合うシーンのCGがやたらドアップだったのが面白かったですね(笑)

ひまりシナリオ

講義中にクラブを見に行こうとしている俊は、
グラウンドで皆とソフトボールをしているひまりを発見します。
伊歩、桜、森都も参加していますが、森都だけバストアップが制服(笑)
ところで、ここからひまりの所属するクラブに見学に行こうという話のつなげ方は無理がないですか?
相変わらず日本語も怪しいですし…"おけらである"とか"二人きっり"とかどういう表現ですか(笑)

さて、西崎先生に頼んで自動車部の見学に行くことにした俊。
そこに飛び入りでひまりも参加し、2人から自動車部の説明を受けます。

「(前略)その子たちにBライやAライも受けさせたんでしょ。(後略)」

何の説明もなく一般的でない言葉をいきなり略語で使うのは駄目だと思います(笑)
多分、国内競技運転者許可証BならびにAのことを言ってるんだと思いますが…

その後は横たわり、クラブ設立…と他のシナリオと同様の流れで星の生まれる丘へピクニック。
昼食の場面で"よ~しっ、くうぞ~"の台詞からワンクリックで

「ここの丘、何て呼ばれてるか知ってるかい?」

と、別の場面に遷移する唐突さや俊の良く分からないご高説や微妙な使いまわしテキスト…
本作の駄目なポイントが凝縮されている場面ではないでしょうか。
相変わらずハイキングからの帰路ではなくて岐路についてるし(笑)

情報ソースとしてまとまっているのは書籍

最近はネットでばかり情報を仕入れているからなぁ。

学園内はインターネット環境はない筈なんですが…
まあ、そんな細かいことに突っこみだすとキリがないゲームなんですがね…

ピクニックで俊が作った卵焼きに感銘を受けたひまりは悠奈に教えを乞うことにします。
それはいいんですが、その話の中で繰り広げられる会話が、酷い(笑)
"わけわかんなしい"、"もうまんたん"
いや、本当に酷い(笑)
敬語とフランクな口調が混ざるひまりも、遅れるなと言いつつ自分が遅れてくる俊も酷い(笑)

さて、この辺りのシナリオは正直構成が稚拙で、
つながりのない個々の出来事を羅列しているだけといった風情です。
農業経済学の講義を受けているとか、個別シナリオ中盤で語るべきことなんでしょうかね?

その中でも光るのは「限界効用逓減の法則」について語っているところです。
最初の選択肢から横たわる立ち絵で1人語りするシナリオの流れは全ヒロイン同じというゲームで
「限界効用逓減の法則」について云々するのは最高に皮肉が利いていますよね(笑)

クラブ活動報告

他のシナリオでは特に言及がなかった「クラブ活動報告」への動きが始まりました。
というか友人を集めてダベる部にどんな活動があるんだよ(笑)
結局悠奈の友人である七瀬をクラブに呼んで交流を深めるということになりました。
…それ本来の活動であって「クラブ活動報告」の準備じゃないよね?
換言すると活動報告なんて取ってつけたようなイベントをいきなり出してこなくても、
クラブ活動をいよいよ本格化させるぞ!みたいな話でいいんじゃないかと思います。

打診を快諾した七瀬は、ひまりと待ち合わせして俊が待つ釣り部の活動場所へ。
ひまりと俊だけで七瀬と交流してどうするよ…
ところでここで七瀬の台詞が少しウケたので紹介しておきますね。

「ほら、逢坂先生って気が利いて優しいでしょ。
今まで来た若い先生は大抵大柄おうへいで偉そうな人が
多かったから。なおさらなんだって」

気が利いて優しいとか学園生の目は節穴ですか(笑)?
あと、ルビは実際のボイスでそう言っているので"おうへい"と振りましたが、
その漢字はどう見ても"おおがら"ではないでしょうか(笑)

悩める俊

読者諸賢はお忘れかも知れませんが、俊はひまりから告白を受けています。
この段階に至るまで未だまともな返答を返していない俊は悩みます。
理事長に啖呵切った身としては返答は一択だと思いますが(笑)

その悩みを抱えながら講義を行ったせいか、ひまりと風夏から指摘を受けてしまいます。

「あのねセンセ、今日の講義ちょっと変じゃなかった?」

「…へん…」

俊は講義だけじゃなくていつも(以下略)

ようやく自身の感情に整理をつけ、ひまりの告白を受け入れることにした俊。
夕方の湖畔にひまりを呼び出し、"1人の女の子として好きだ"と告げます。
しかし、ひまりの告白から大分スパンが空いたため、なかなかひまりはそれを信じられません。
俊の気持ちを証明するため、

「(前略)僕の部屋でいいかい?」

自室に連れ込んでナニをする気ですかね(笑)
その後はめでたく2人は恋人関係に。とりあえず、自室に避妊具を常備している俊は(笑)

独占欲の強いひまり

森都と俊が話しているだけでヤキモチをやいてしまうひまり。
俊のクラブに所属するヒロインたちと俊が会話しててもキレないのに、何故か森都にはキレるひまり(笑)

そしてその森都キレ事件が原因でひまりの実家に学園を退学にさせられそうになるも、
理事長と俊が頑張ってそれを阻止!…ってなにこの流れ(笑)

まとめ

登場人物の受け答えが不自然な個所が多く、誤字の多さも含めてもう少しブラッシュアップしてから
世に送り出すべき商品だったのではないかと思います。

あと、敢えて取り上げませんでしたが、
桜のエンドのCGの構図や学園の遠景、廊下のCG、学園の名称や立地、風夏のキャラクター設定、
そして両親に問題があった主人公(男性教師)のスーツがグレー
とか遙かに仰いで作ったゲームですな(笑)